2023.04.16 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【MAN.CITY×Leicester】開始10分で2-0…2年前の4月は3位だったレスター、いよいよ降格ピンチ!
公式戦9連勝のマンチェスター・シティと、直近のプレミアリーグ1分7敗のレスター。敵地エティハドで昨季王者と戦うディーン・スミスのチームに、絶対に残留に漕ぎ着けるという意志が感じられる戦いを期待したのですが、キックオフからたった10分で勝負は決してしまいました。
マン・シティの先制は5分。マフレズのCKから空中での競り合いが続き、ロドリのヘッドがジョン・ストーンズの足元に落ちると、左足の美しいボレーがゴールの右隅に突き刺さりました。2点めはPK。左サイドを突破したグリーリッシュの折り返しを手に当てたのはエンディディです。ハーランドのキックは、コースを読んでいたウォードの指先を抜けて右のサイドネットに届きました。
3点めは25分。プレミアリーグ通算100アシストを達成したばかりのデブライネが中央からドリブルで上がり、前にいたハーランドに縦パスを通すと、左に流れたストライカーがウォードと1対1になり、左足で浮かしたボールが右隅に収まりました。マークしていたサウターは並走しただけで、まったくの無力でした。
2019-20シーズンから2年連続でTOP4を争っていたレスターは、降格が現実のものとなりつつあります。12位のクリスタル・パレスは、アウェイでセインツに0-2で勝って36ポイント。13位のウルヴスはブレントフォード戦を2-0で制して34ポイント。ボーンマスも、追加タイム終了1分前の劇的ゴールでスパーズに2-3のアップセットを成し遂げ、ポイントを33に伸ばしています。
25ポイントのレスターから見えるのは、30ポイントのウェストハム、29のリーズ、27のエヴァートン&ノッティンガム・フォレストの4チーム。2015-16シーズンにトップリーグの頂点に立ち、2年前の4月はプレミアリーグ3位だったクラブは、一気にチャンピオンシップへと突き進んでしまうのでしょうか。
財政難のため、夏のマーケットで脆弱化していた最終ラインを補強し切れず。ヴェステルゴーアとバートランドは出場ゼロで、ジャスティンは14試合でシーズンアウトとなり、35歳のジョニー・エヴァンスは昔の彼ではありません。今季プレミアリーグの7勝はすべて2点差以上で、1点差のゲームは9戦全敗。凋落の最大の原因は、守備の弱体化であるといい切っていいでしょう。
一方、攻撃陣も、TOP4を争っていた頃には遠く及びません。ヴァーディーはシーズン1ゴールという絶不調に陥り、ティーレマンスとエンディディも持てる力を発揮できず。プレミアリーグ10ゴールのハーヴィー・バーンズと9ゴールのジェームズ・マディソンを押さえられると、不安定な守備陣が失点を喫して敗戦を積み上げてしまいます。
エティハドのゲームは、3-0でハーフタイム。オンターゲット3本で3-0という効率のいい45分を見届けたペップは、ハーランドとジョン・ストーンズを下げてしまいました。38試合制となったイングランドのリーグで最多だったサラーの32発に並んだゴールマシンは、次節のブライトン戦で単独TOPをめざします。
53分にはロドリが下がってカルヴァン・フィリップス。62分にデブライネがお役御免となり、コール・パルマーが送り出されました。両者ともに、バイエルンとのCL準々決勝セカンドレグで先発のリストに名を連ねるのでしょう。
75分のCKでサウターのヘッドをエデルソンが弾き、イヘアナチョがプッシュして3-1。14番が喜びを表現しなかったのは古巣対決だからで、急いで戻らなかったのは、追いつけると思ってなかったからでしょう。79分にルベン・ディアスをかわしたイヘアナチョは、右足で打ち上げてしまい、ディフェンディングチャンピオンを慌てさせるには至りませんでした。
85分には、ルベン・ディアスのミスパスをカットしたジェームズ・マディソンが右から抜け出し、エデルソンと1対1になりますが、ニアを狙ったフィニッシュはGKがブロック。CKからのソユンチュのヘッドがセルヒオ・ゴメスの手に当たったシーンは、不可抗力と見做されてPKとはなりませんでした。
右に開いたジェームズ・マディソンから絶妙なラストパスが中央に出たのは91分。ダイレクトショットを右のポストにぶち当てたイヘアナチョは、頭を抱えています。直後、セルヒオ・ゴメスを股抜きでかわそうとしたジェームズ・マディソンの転倒も笛は鳴らず、マン・シティが3-1でタイムアップを迎えました。
75分までにフリアン・アルバレス、アカンジ、カルヴァン・フィリップス、コール・パルマー、セルヒオ・ゴメスを投入したペップは、主力に疲労を残さずミュンヘンに向かえそうです。勝者はトレブルまで14試合。敗者は残り7戦のうち3つは勝たないとアウトでしょう。あっさり2-0となり、悠々と戦う優勝候補と絶望的な降格候補を見比べる80分は、ただただせつない時間でした。
マン・シティの先制は5分。マフレズのCKから空中での競り合いが続き、ロドリのヘッドがジョン・ストーンズの足元に落ちると、左足の美しいボレーがゴールの右隅に突き刺さりました。2点めはPK。左サイドを突破したグリーリッシュの折り返しを手に当てたのはエンディディです。ハーランドのキックは、コースを読んでいたウォードの指先を抜けて右のサイドネットに届きました。
3点めは25分。プレミアリーグ通算100アシストを達成したばかりのデブライネが中央からドリブルで上がり、前にいたハーランドに縦パスを通すと、左に流れたストライカーがウォードと1対1になり、左足で浮かしたボールが右隅に収まりました。マークしていたサウターは並走しただけで、まったくの無力でした。
2019-20シーズンから2年連続でTOP4を争っていたレスターは、降格が現実のものとなりつつあります。12位のクリスタル・パレスは、アウェイでセインツに0-2で勝って36ポイント。13位のウルヴスはブレントフォード戦を2-0で制して34ポイント。ボーンマスも、追加タイム終了1分前の劇的ゴールでスパーズに2-3のアップセットを成し遂げ、ポイントを33に伸ばしています。
25ポイントのレスターから見えるのは、30ポイントのウェストハム、29のリーズ、27のエヴァートン&ノッティンガム・フォレストの4チーム。2015-16シーズンにトップリーグの頂点に立ち、2年前の4月はプレミアリーグ3位だったクラブは、一気にチャンピオンシップへと突き進んでしまうのでしょうか。
財政難のため、夏のマーケットで脆弱化していた最終ラインを補強し切れず。ヴェステルゴーアとバートランドは出場ゼロで、ジャスティンは14試合でシーズンアウトとなり、35歳のジョニー・エヴァンスは昔の彼ではありません。今季プレミアリーグの7勝はすべて2点差以上で、1点差のゲームは9戦全敗。凋落の最大の原因は、守備の弱体化であるといい切っていいでしょう。
一方、攻撃陣も、TOP4を争っていた頃には遠く及びません。ヴァーディーはシーズン1ゴールという絶不調に陥り、ティーレマンスとエンディディも持てる力を発揮できず。プレミアリーグ10ゴールのハーヴィー・バーンズと9ゴールのジェームズ・マディソンを押さえられると、不安定な守備陣が失点を喫して敗戦を積み上げてしまいます。
エティハドのゲームは、3-0でハーフタイム。オンターゲット3本で3-0という効率のいい45分を見届けたペップは、ハーランドとジョン・ストーンズを下げてしまいました。38試合制となったイングランドのリーグで最多だったサラーの32発に並んだゴールマシンは、次節のブライトン戦で単独TOPをめざします。
53分にはロドリが下がってカルヴァン・フィリップス。62分にデブライネがお役御免となり、コール・パルマーが送り出されました。両者ともに、バイエルンとのCL準々決勝セカンドレグで先発のリストに名を連ねるのでしょう。
75分のCKでサウターのヘッドをエデルソンが弾き、イヘアナチョがプッシュして3-1。14番が喜びを表現しなかったのは古巣対決だからで、急いで戻らなかったのは、追いつけると思ってなかったからでしょう。79分にルベン・ディアスをかわしたイヘアナチョは、右足で打ち上げてしまい、ディフェンディングチャンピオンを慌てさせるには至りませんでした。
85分には、ルベン・ディアスのミスパスをカットしたジェームズ・マディソンが右から抜け出し、エデルソンと1対1になりますが、ニアを狙ったフィニッシュはGKがブロック。CKからのソユンチュのヘッドがセルヒオ・ゴメスの手に当たったシーンは、不可抗力と見做されてPKとはなりませんでした。
右に開いたジェームズ・マディソンから絶妙なラストパスが中央に出たのは91分。ダイレクトショットを右のポストにぶち当てたイヘアナチョは、頭を抱えています。直後、セルヒオ・ゴメスを股抜きでかわそうとしたジェームズ・マディソンの転倒も笛は鳴らず、マン・シティが3-1でタイムアップを迎えました。
75分までにフリアン・アルバレス、アカンジ、カルヴァン・フィリップス、コール・パルマー、セルヒオ・ゴメスを投入したペップは、主力に疲労を残さずミュンヘンに向かえそうです。勝者はトレブルまで14試合。敗者は残り7戦のうち3つは勝たないとアウトでしょう。あっさり2-0となり、悠々と戦う優勝候補と絶望的な降格候補を見比べる80分は、ただただせつない時間でした。
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