イギリス紙が大胆予想!チェルシーのコンテ監督が選ぶ新フォーメーションと補強ターゲット
イタリアというと守備的な戦術をイメージしがちですが、アンチェロッティ監督がプレミアリーグ優勝を果たしたときのチェルシーは年間103ゴールと圧倒的な攻撃力を誇っており、2012-13シーズンのマンチーニ監督も、29失点というクラブレコードを打ちたてながらも得点力があるチームでもありました。守備がいいというよりは、相手のよさを消す戦術的なクオリティの高さと、速攻ができるチームを創れることのほうが大きいのかもしれません。ここで名前が出た監督では、マンチーニさん以外は母国での戦績よりイングランドで残した数字のほうがいいそうです。ユヴェントスで102勝34分15敗のコンテ監督がさらによくなったら、とてつもなく強いチームになるのですが…。「2人のFWと2人のサイドアタッカーで相手の最終ラインにプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪って速攻を仕掛ける」コンテ監督のコンセプトは、いかにもプレミアリーグで成功しそうです。チェルシーのサポーターのみなさんは、期待一色になっているのではないでしょうか。
コンテ監督就任発表後のイギリス紙の記事を見ていると、やはり退団と補強の話題が多いようです。「ジエゴ・コスタはアトレティコ・マドリードに復帰するといわれており、慰留は難しい。ファルカオ、パト、ロイク・レミーも退団する見通し(ガーディアン)」「コンテ監督はロメウ・ルカクを欲しがっている(インディペンデント、デイリー・メール)」。補強のポイントとなりそうなのは、ストライカー、セントラルMFに加えて、テリー退団の可能性が高くベテラン主体となっているCBでしょうか。ストライカーについてはエディソン・カバーニやゴンサロ・イグアインといったお金のかかりそうな名前も挙がっており、チャンピオンズリーグ出場権を失いそうなクラブが、いい選手をどれだけ寄せられるかが注目されそうです。
そんななかで、最も切れ味がよかった記事が、「テレグラフ」の「How Antonio Conte’s Chelsea could line up next season(次のシーズン、アントニオ・コンテはどんな陣容を揃えられるのか)」。スライドショー形式で新シーズンの11人を並べ、それぞれに寸評をつけているだけの記事ですが、歯切れがいいことこのうえなしです。彼らが考える新シーズンのスタメンを、以下に紹介しましょう。
【テレグラフ予想・コンテチェルシーのフォーメーション(3-4-3)】
GK/クルトワ
「レアル・マドリードやバルセロナからの関心の対象は、放出するとなるとチェルシーは7000万ポンドを要求するだろう」
CB/ズマ
「現在は負傷中の彼は、復帰すればコンテ監督の3バックの右にぴったり」
CB/ボヌッチ(ユヴェントスより補強)
「ジョン・テリーの代わりとして、新たな最終ラインの新しいリーダーとして、コンテ監督はこのイタリア人を適任とみるだろう」
CB/マノラス(ASローマより補強)
「左のCBに配置。ガリー・ケーヒルにプレッシャーをかけるために加えるだろう」
セントラルMF/セスク
「チェルシーのチーフクリエイターは、ベストフォームを取り戻せば新監督のもとでも不可欠な役割を果たすだろう」
セントラルMF/ナインゴラン(ASローマより補強)
左サイドMF/ケネディ
「このブラジル人は将来が楽しみなデビューシーズンを過ごした。チェルシーがコンテ監督に推したいヤングスターのひとり」
右サイドMF/クアドラード(ユヴェントスへの期限付き移籍解除)
「コロンビアのウインガーをユヴェントスへのローンから呼び戻し、右サイドでアップダウンさせる」
FW/ウィリアン
「今季のチェルシーにおける最高の選手は、コンテ監督も重用するはず。指揮官はそのハードワークと走る意欲に感謝するだろう」
FW/カバーニ(パリ・サンジェルマンより補強)
FW/アザール
「苦しいシーズンを過ごしているが、チェルシーはアザールがコンテ監督の下でベストを取り戻せると確信している」
なるほど。プレミアリーグでこれが実現したら斬新です。クアドラード、ケネディ、ラーマン・ババがいるチームなら、3人のCBとウィングバックという布陣もあるかもしれません。私は、イングランドが4バックとの親和性が高いことと、コンテ監督なら相手の4バックに対して4つの1対1を創ることにこだわりそうという観点で、4-4-2にするのではないかと思います。そうすると、後ろはアスピリクエタ、ズマ、ボヌッチと新SBの4枚。ナインゴランとセスクあるいはマティッチ、両サイドにアザールとウィリアン。ペドロとケネディはFWに起用し、正統派ストライカーを補強となりますが、いかがでしょうか。こういう話は尽きず、おもしろいですね。誰かとビールを飲みながら延々やりたい気分になってきました。すみません。そんな時間ではないのですが。
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パブで飲みながら話したいトピックですね
イタリアからは1対1に強いナインゴラン、ボヌッキ、テリーの後釜としてロマニョーリあたりをつれて来てほしいです
新しいサイドバックは密かに長友を期待していたのですが、インテルに残るみたいですね…