2023.05.24 チームの話題(全体・他クラブ)
「期待していたのはTOP4ではなかった」…ニューカッスルを変えたエディ・ハウ、1年半の軌跡。
2021年11月、エディ・ハウ監督がオファーを受けたとき、ニューカッスルは19位でした。プレミアリーグ開幕からの11試合は5分6敗と勝利なし。若き指揮官の就任後の3試合は勝てず、12月を迎えるまでは最下位に沈んでいました。
サウジアラビアの資本が入ったクラブが逆襲に転じたのは、年が明けてからです。冬のマーケットで獲得したのは、トリッピアー、クリス・ウッド、ブルーノ・ギマランイス、ダン・バーン。8700万ポンドの投資は的確で、右のSBは負傷してしまったものの、ブルーノ・ギマランイスとダン・バーン、セインツからローンで獲ったマット・ターゲットはすぐにフィットしました。
後半戦のプレミアリーグは12勝2分5敗で、11位フィニッシュ。さらなる躍進が期待されたクラブは、夏に積極的な補強を敢行しました。話題になったのは6300万ポンドと報じられたアレクサンデル・イサクですが、今となってはリールから獲得したCBボトマンと、バーンリーから連れてきた守護神ニック・ポープも負けず劣らず高評価です。
2022年2月にブライトンのTDを辞任したダン・アシュワースを、2倍のサラリーで引き寄せたのが最大の成功だったともいえます。エヴァートンやレスター、ウェストハムより安い費用で的確なタレントを揃えたチームは、エディ・ハウのコンセプトを体現できるようになりました。
ハイプレスとスピード、左右からのカットイン。ブルーノ・ギマランイスの的確なフィード、トリッピアーのクロス&プレースキック、サン=マクシマンとジョエリントンのドリブルは、ビッグ6と互角に戦える武器でした。
7節までは1勝5分1敗、しかしその後の15試合を9勝6分の快進撃。プレミアリーグNo.1の堅守と絶賛された守備陣は、ワールドカップを挟んで6試合連続クリーンシートという数字を残しています。カラバオカップは6試合2失点でファイナル進出。29節のマンチェスター。ユナイテッド戦を2-0で制してからは、TOP4をキープし続けています。
最下位スタートから、たった1年半。ビッグ6と互角に戦えるチームを創り上げたエディ・ハウ監督は、CL出場権に手が届くとは思っていなかったと述懐しています。
「今季、われわれが期待していたのはTOP4ではなかった。常に希望を持ち、信じて夢見なければならない。でも、そのための準備が整っているとは思えなかった。昨季の残留争いの後、よりよいチームになるために団結できるかどうかと考えていた。降格の危機を感じることなく、チャレンジできただけでも、本当に素晴らしいと思う」
MVPは誰でしょうか。プレミアリーグNo.1のクロス388本を記録したトリッピアーか。9節からの9試合で8ゴールをゲットし、8勝1分の快走の原動力となったアルミロンか。最終盤に11戦11発と無双状態に突入したカラム・ウィルソン、中盤をコントロールしたブルーノ・ギマランイス、最終ラインを統率したボトマン&シェア、ビッグセーブ連発のニック・ポープも候補でしょう。
「スカイスポーツ」の毒舌コンビ、ジェイミー・キャラガーとガリー・ネビルは「慎重かつ謙虚な補強が実を結んだ」「エディ・ハウは最高の仕事をした」「ネイマールを連れてこられたら、彼は困惑していただろう」と、FDとマネージャーの仕事を絶賛しています。望外のTOP4フィニッシュを果たした指揮官は、既に未来を見据えており、慎重な姿勢を崩していません。
「われわれが獲得できる選手のプールは小さかった。懸命に人材を採用する必要があり、何とかそれをやり切った。しかしこの先は、最もタフなトランスファーマーケットとなるだろう」
コンセプチュアルなチームを創り上げたエディ・ハウ監督と、持てる力を十全に発揮した選手たちに拍手を送りたいと思います。彼らに加えて、忘れてはならない立役者…セント・ジェームズ・パークでチームを後押しし続けた情熱的なサポーターたちにも。
サウジアラビアの資本が入ったクラブが逆襲に転じたのは、年が明けてからです。冬のマーケットで獲得したのは、トリッピアー、クリス・ウッド、ブルーノ・ギマランイス、ダン・バーン。8700万ポンドの投資は的確で、右のSBは負傷してしまったものの、ブルーノ・ギマランイスとダン・バーン、セインツからローンで獲ったマット・ターゲットはすぐにフィットしました。
後半戦のプレミアリーグは12勝2分5敗で、11位フィニッシュ。さらなる躍進が期待されたクラブは、夏に積極的な補強を敢行しました。話題になったのは6300万ポンドと報じられたアレクサンデル・イサクですが、今となってはリールから獲得したCBボトマンと、バーンリーから連れてきた守護神ニック・ポープも負けず劣らず高評価です。
2022年2月にブライトンのTDを辞任したダン・アシュワースを、2倍のサラリーで引き寄せたのが最大の成功だったともいえます。エヴァートンやレスター、ウェストハムより安い費用で的確なタレントを揃えたチームは、エディ・ハウのコンセプトを体現できるようになりました。
ハイプレスとスピード、左右からのカットイン。ブルーノ・ギマランイスの的確なフィード、トリッピアーのクロス&プレースキック、サン=マクシマンとジョエリントンのドリブルは、ビッグ6と互角に戦える武器でした。
7節までは1勝5分1敗、しかしその後の15試合を9勝6分の快進撃。プレミアリーグNo.1の堅守と絶賛された守備陣は、ワールドカップを挟んで6試合連続クリーンシートという数字を残しています。カラバオカップは6試合2失点でファイナル進出。29節のマンチェスター。ユナイテッド戦を2-0で制してからは、TOP4をキープし続けています。
最下位スタートから、たった1年半。ビッグ6と互角に戦えるチームを創り上げたエディ・ハウ監督は、CL出場権に手が届くとは思っていなかったと述懐しています。
「今季、われわれが期待していたのはTOP4ではなかった。常に希望を持ち、信じて夢見なければならない。でも、そのための準備が整っているとは思えなかった。昨季の残留争いの後、よりよいチームになるために団結できるかどうかと考えていた。降格の危機を感じることなく、チャレンジできただけでも、本当に素晴らしいと思う」
MVPは誰でしょうか。プレミアリーグNo.1のクロス388本を記録したトリッピアーか。9節からの9試合で8ゴールをゲットし、8勝1分の快走の原動力となったアルミロンか。最終盤に11戦11発と無双状態に突入したカラム・ウィルソン、中盤をコントロールしたブルーノ・ギマランイス、最終ラインを統率したボトマン&シェア、ビッグセーブ連発のニック・ポープも候補でしょう。
「スカイスポーツ」の毒舌コンビ、ジェイミー・キャラガーとガリー・ネビルは「慎重かつ謙虚な補強が実を結んだ」「エディ・ハウは最高の仕事をした」「ネイマールを連れてこられたら、彼は困惑していただろう」と、FDとマネージャーの仕事を絶賛しています。望外のTOP4フィニッシュを果たした指揮官は、既に未来を見据えており、慎重な姿勢を崩していません。
「われわれが獲得できる選手のプールは小さかった。懸命に人材を採用する必要があり、何とかそれをやり切った。しかしこの先は、最もタフなトランスファーマーケットとなるだろう」
コンセプチュアルなチームを創り上げたエディ・ハウ監督と、持てる力を十全に発揮した選手たちに拍手を送りたいと思います。彼らに加えて、忘れてはならない立役者…セント・ジェームズ・パークでチームを後押しし続けた情熱的なサポーターたちにも。
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ちょうど1年半前、最下位に沈んでいたニューカッスルのファンだという人にたまたま出会いました。
その時は「変わった人もいるものだ」くらいにしか思っておらず。
彼が今どのような気持ちでクラブを見ているのか聞いてみたいです。
あの時「このクラブはきっと強くなるはずだ」と信じて応援していたのだろうか。
かつてのミラクルレスターのように、ニューカッスルの試合には「ハズレ」がありません。
どの試合を観ても面白い。
自分が今この瞬間にプレミアリーグを見始めていたら、ファンになっていた可能性もあるかも?などと思うチームです。
更新ありがとうございます。
昨年の後半戦のリバプール対ニューカッスルを観ました。アラブの資本が入ったばかりで興味本位でしたが、当時イケイケだったレッズと強度面で張り合っていて驚いた記憶があります。BIG6に肩を並べるのはすぐだろうと思いました。
しかしまさか、いきなり3位に食い込んでくるとは…2度ビックリです。