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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ターニングポイントは3月16日…アーセナルが抱えていた課題と、必然だった終盤の失速。

プレミアリーグの首位にいた248日は、トロフィーを獲得できなかったチームとして最長です。アーセナルはなぜ、マンチェスター・シティにまくられてしまったのか。この問いに対して、プレミアリーグファンの多くが、ウィリアム・サリバと冨安健洋の負傷リタイアが最大の理由と答えるでしょう。

スポルティングCPと戦ったヨーロッパリーグラウンド16には、アルテタ監督のマネジメントの限界が見え隠れしていました。プレミアリーグでレギュラーを固定し、ヨーロッパリーグはBチームでまわしていた指揮官は、勝ちにいったホーム&アウェイで主力を起用せざるをえなくなっていました。

3月4日のボーンマス戦は、ネルソンの劇的な決勝ゴールで0-2からの逆転勝利。9日のポルトガル遠征を2-2で終えると、12日のフラムとのアウェイゲームは0-3快勝。スポルティングCPとのセカンドレグは、2週間で4試合というタイトなスケジュールの最後のゲームでした。

この4試合すべてで先発した選手が2人います。ウィリアム・サリバとジンチェンコ。いずれも負傷で最終盤に欠場を余儀なくされた選手です。プレミアリーグで使い続けるなら、ELはどちらか1試合に限定すべきだったのかもしれません。サリバは4戦めの21分に背中を痛めてシーズンアウト。ジンチェンコはその後、2度の負傷で出番を失っています。

「疲労=負傷」と単純に結びつけるのは乱暴ですが、仮にサリバがリタイアせず、ELを勝ち抜いていたら、より多くの選手がコンディションを落としていたのではないかと思います。スポルティングCPとの2戦めで、気になったことがもうひとつあります。インサイドMFに入ったファビオ・ヴィエイラの空回りと、スミス・ロウが出番を得られなかったことです。

アルテタ監督の4-3-3は、2人の攻撃的MFの居場所がないシステムなのかもしれません。あるいは、システムのなかで2人を活かす術が見出せなかったというほうが妥当でしょうか。昨季プレミアリーグで10ゴールを決めた10番は、公式戦13試合ノーゴールで先発はゼロ。負傷の影響でコンディションが上がらなかったのか、ウイング以外で使いようがないのか、気になるところです。

ポルトから加わったプレイメイカーにとって、公式戦32試合2ゴール6アシストは不本意なスタッツでしょう。プレミアリーグの後半戦の先発は、大苦戦のボーンマス戦と3-3でポイントをロストしたセインツ戦のみ。年が明けてからは、チームを勝利に導いたといえるようなパフォーマンスは見られませんでした。

ターニングポイントとなった3月16日までは、プレミアリーグ21勝3分3敗で、マン・シティに5ポイント差の首位。サリバと冨安を失ってからは、4勝3分3敗と完全に失速してしまいました。来季は久々のチャンピオンズリーグ。2つのビッグタイトルを両立させるためには、ターンオーバーと複数の戦術が必要です。夏に獲得する新戦力と、指揮官が打ち出す新機軸に注目しましょう。


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