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デクラン・ライス、カイセド、ギュンドアン、メイソン・マウント…アーセナルが獲るべきMFは?

デクラン・ライス、モイセス・カイセド、イルカイ・ギュンドアン、メイソン・マウント。全員獲得というサプライズも、誰も獲らないという結末も可能性ゼロといっていいでしょう。プレミアリーグとチャンピオンズリーグを両立させたいアーセナルは、どんな構想で中盤を強化するのでしょうか。現地メディアの記事より、それぞれの実現性を探ってみましょう。

4人のなかで、最も獲得に近づいているのはデクラン・ライスでしょう。複数のメディアが、CLに出たがっているイングランド代表とセンターを強化したいガナーズは相思相愛と伝えています。問題は、両者の希望額のギャップです。「妥当な額のオファーがあれば移籍を容認する」といわれているハマーズは、1億2000万ポンド(約208億円)を主張しているようです。

「テレグラフ」のマット・ロウ記者は、アーセナルのオファーは9200万ポンドと伝えています。マーケットの動向に詳しい「CBSスポーツ」のベン・ジェイコブスさんは、「ハマーズは希望より低い額で妥協させられる可能性がある」とコメント。「アスレティック」のデビッド・オーンスタインさんは、ハマーズとの関係が良好なガナーズは有利な立場にあるといっています。

ライバルと目されているのは、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、チェルシーですが、いずれも早々に降りる可能性があるようです。「テン・ハフは諦めている」というのは「ザ・サン」のキーラン・ヒューズ記者。オールド・トラフォードに行きたがっていると報じられたメイソン・マウントを優先させる可能性が高いというお話です。

ドイツのマーケットに明るいフロリアン・プレテンベルグさんは、バイエルンは7000万ポンドでも難色を示すとレポート。チェルシーには、選手の家族とうまくいかなかったという報道があります。「スカイベット」のオッズは、アーセナルが2/1、マン・ユナイテッドは4/1、バイエルン8/1、チェルシー10/1。ノースロンドンのポール・トゥ・ウィンを予想する向きが多数派です。

次のテーマは、「9000万ポンドを超えるデクラン・ライスと、7000万ポンドでも厳しいカイセドのダブルはあるのか」。ヨーロッパリーグの出場権を得たブライトンは、セントラルMFを引き留めるはずですが、「フットボール・インサイダー」は「代役としてドルトムントMFマフムド・ダフードの獲得を目論んでおり、既にメディカルチェックが完了」と報じています。

ガナーズの夏の予算は1億5000万ポンド、ジャカとバログンを売ったら2億ポンド(約347億円)だそうです。その大半をMFのみに突っ込むという判断はしないのではないでしょうか。チェルシーファンのライター、サイモン・フィリップスさんによると、「カイセドはポチェッティーノの最優先ターゲット」。プレミアリーグで12位に沈んだクラブはすぐに動くと予想しています。

カイセドに対する「スカイベット」のオッズは、チェルシーが3/1でアーセナルは5/1。夏に契約が満了となるイルカイ・ギュンドアンは5/2で、より現実的と評価されているようです。今季プレミアリーグで31試合8ゴール5アシストのベテランMFは、得点力も守備力もジャカを上回っており、アルテタのインサイドMFにも2センターにもぴったりはまります。

32歳になったギュンドアンは退団を検討しており、マン・シティは快く送り出す意向とのこと。そうなると、ペップと強いつながりがあるアルテタは有利でしょう。ブックメーカーのオッズを見ると、アーセナルより人気のベットは「最強チームに残留」のみです。

最後のひとり、メイソン・マウントは、マンチェスター・ユナイテッドに1/1という強烈なオッズが付いています。中盤強化が必須のリヴァプールが3/1で、4/1のアーセナルは3番手。チェルシーと袂を分かつと決まれば、24歳のアタッカーは北に向かうと目されています。

CBやSBも獲りたいガナーズとしては、攻撃的なMFに資金を投じるより、ファビオ・ヴィエイラの成長とスミス・ロウの復活をめざしたほうがいいのではないでしょうか。さて、みなさんは、ノースロンドンに降臨するのは誰だと思いますか?

若い才能を引き上げて強化を図ってきたアルテタとエドゥにしてみれば、理想的な着地は24歳のデクラン・ライスと21歳のカイセドのダブルでしょう。私の推しは、デクラン・ライス&ギュンドアン。投資すべきは、冨安の出遅れとティアニーの退団が懸念となっているSBです。サイドが強化されれば、CBはベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、キヴィオルでいけるでしょう。

マン・シティのベテランが中盤に加われば、攻撃的に戦いたいときはウーデゴーア、ジョルジーニョ、ギュンドアンを並べる4-3-3で、守備重視ならトーマスとデクラン・ライスの2センターというように自在性が高まります。SDと指揮官は、どんな未来図を描いているのでしょうか。どう転んだとしても、そこには期待感しかありません。6月の速攻を楽しみに待ちましょう。


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“デクラン・ライス、カイセド、ギュンドアン、メイソン・マウント…アーセナルが獲るべきMFは?” への1件のコメント

  1. アイク より:

    更新ありがとうございます。
    今季のアーセナルの躍進を見た上で、更にギュンドアンを差し出したらカオスすぎます笑

    ただ、ペップは自軍の強化に留まらず、アルテタ、デ・ゼルビ、コンパニに影響を与え、フットボール界に圧倒的に貢献してますね。シャビも含むべきでしょうか。
    戦術も次々と開発します。大事な試合でも試さずにはいられないほど笑

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