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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグとCLを両立させるために必要なタレントは?ニューカッスルの補強最新トピックス!

「降格を巡る争いに巻き込まれたくない」。2022-23シーズンの序盤に、目標を聞かれたエディ・ハウ監督がつぶやいた言葉です。プレミアリーグ開幕からの7試合は、1勝5分1敗。半年前に11位でシーズンを終えたニューカッスルは、ビッグ6ではなく下にいるチームを見ていたはずです。

クラブをこよなく愛するサポーターも、TOP4フィニッシュなどという大きな野心はなかったでしょう。ニック・ポープ、ボトマン、イサクと要所にタレントを加えただけのシーズンは、ヨーロッパリーグへのチケットを手に入れられれば大満足。さらに上をめざす勝負は、次年度以降と割り切っていたのではないかと思われます。

彼らの目線が変わったのは、9節からの快進撃を見てからです。マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、チェルシー、アーセナルに2勝2分と勝ち越し、8勝3分で前半戦を終えたチームは、10位から3位にジャンプアップしていました。後半戦に入り、レッズとマン・シティに連敗して6位に転落した後、5連勝で3位に復帰。それ以降、TOP4からの陥落は1度もありませんでした。

誰も予想できなかったチャンピオンズリーグ出場権獲得。堅実に強化を進めようとしていたチームは、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマンと戦うことになるかもしれません。上位に進出すれば、莫大な収入を得られる欧州最高峰の大会は、ワールドクラスを揃えた充実のスカッドを要求されるやっかいなシステムでもあります。

「CLを戦うためのチームを作らなければならないが、TOP4に入ったからといって、獲得する人数は変わらない。われわれをよりよくしてくれる2~3人が必要なだけだ」

チェルシー戦直前のプレスカンファレンスで、来季の陣容について問われたエディ・ハウ監督は、「サポーターに喜んでもらえるような選手は考えていない。適切なポジションで、われわれを改善してくれると思える選手を見つけることが重要」と、ビッグネームの獲得を否定しています。堅実な指揮官は、どのポジションに新戦力を引き入れようと考えているのでしょうか。

既に退団が決まっているのは、ローン移籍していたアイザック・ヘイデンとジェフ・ヘンドリックのみ。主力の大半が残留する見通しです。地元メディア「クロニクルライブ」が挙げているターゲットは、アーセナルで出番を減らしたティアニー、降格したセインツのウォード=プラウズ、昨夏のマーケットで獲得できなかったレスターのジェームズ・マディソンです。

「フットボールトランスファーズ」は、サン=マクシマンを売ってバルセロナのフェラン・トーレスを獲る可能性があると伝えています。バルサといえば、ハフィーニャも候補のひとりです。「スカイドイツ」が有力候補としているのは、ライプツィヒのMFショボスライ。メディアのリストを見ると、右サイドのアタッカーとブルーノ・ギマランイスの代役の優先順位が高いようです。

今季プレミアリーグで18ゴールをゲットしたカラム・ウィルソンが、CLで同じようなパフォーマンスを披露できるかどうかはわかりません。3人めのストライカー、右のウインガー、ボックス・トゥ・ボックスのMF、シェアとボトマンのバックアッパーは必要でしょう。

「レベルが変わらない2つのチームを持つ必要がある」といった指揮官が出した2~3人という数字は、控えめと考えたほうがいいでしょう。降格したら移籍金が下がりそうなレスターの主力をさらわれたら要注意です。素晴らしいチームを創り上げた指揮官と、的確な補強を評価されているダン・アシュワースSDの立ち回りに注目しましょう。


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