2023.06.19 移籍ニュース2023-24移籍ニュース
アルテタ監督は新布陣を導入?「アーセナルがカイ・ハヴェルツを必要とする理由」を考察!
つい先日、「アーセナルにカイ・ハヴェルツは必要なのか?」という記事を書いたときは、エドゥSDもアルテタ監督も、さほど本気ではないと見ていました。デクラン・ライスとカイセドをダブルで獲りにいくといわれていたクラブが、ウーデゴーアやジェズスのバックアッパーになりかねない選手に、5000万ポンドを超える額を投じるとは思えなかったのです。
「スカイドイツ」の勇み足ではないか…しかしその後も、「エクスプレス」が「アーセナルは2人の獲得に自信あり。2つのディールは非常に進んだ段階にある」と報じています。ジョージ・グリンスキ記者のレポートを読み進めていくと、それぞれの交渉に関する記述は具体的です。
「チェルシーは先日、アーセナルが提示したカイ・ハヴェルツへのオファーを断った。彼らは7000万ポンド程度を希望している。アーセナルのハヴェルツに対する評価はもっと低いと思われる。しかし今後、ウェストロンドンが数週間のうちに売却することを望むなら、妥協せざるをえないだろう」
「デクラン・ライスは8ケタ(=1億ポンド未満)に収めたいが、マン・シティがオファーの準備に入っているため、選択の余地はなさそうだ。ライス自身はエミレーツへの移籍を心待ちにしているが、ペップ・グアルディオラが率いる3冠チームという魅力が難しい状況を作り出しているといえるかもしれない」
なるほど。カイ・ハヴェルツはバイエルン、デクラン・ライスはトレブルを達成したクラブが追撃してくる可能性があり、ガナーズは早期に決めなければなりません。デクラン・ライスもカイ・ハヴェルツも本気というなら、あらためて来季の布陣を考えてみましょう。
まず最初に、デクラン・ライスがいかに素晴らしいセントラルMFであるかを押さえておきたいと思います。昨季プレミアリーグのボール回収334回は、ロドリを引き離してぶっちぎりのTOP。インターセプト63回は、2位のカイセド、シェイク・ドゥクレ、グイェを7つも上回っています。1試合あたりのボールキャリーは7.6kmで、これも1位。キャリー400回はロドリに次ぐ2位です。
ボール奪取と、前に運ぶ力はプレミアリーグNo.1。ソーチェクと並んでいたハマーズのキャプテンは、6番も8番もこなせます。すぐに思いつく役割は、4-3-3のアンカーとジャカのポジション。しかしこれは、カイ・ハヴェルツを活かしにくい布陣でしょう。チェルシーの9番で苦しんでいたドイツ代表は、ゲームチェンジャーとして後半からプレイすることになってしまいそうです。
発想を変えて、カイ・ハヴェルツを活かす布陣を考えてみましょう。ベストポジションは、ジェズスの後ろではないでしょうか。4-2-3-1の2列めでサカやマルティネッリと並べば、持ち味を活かせるはずです。ただしこの布陣は、ウーデゴーアを1列下げるか、ベンチに置くかの二択を迫られます。ガナーズのキャプテンはセンターもできそうですが、適材適所とはいえません。
あれこれ考えているうちに、左のジンチェンコが偽SBだったのを忘れていることに気づきました。フルバックがセンターに上がってデクラン・ライスと並ぶと、最終ラインはベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウの3枚。2列めにサカ、ウーデゴーア、カイ・ハヴェルツ、マルティネッリ…おお!ペップの3-2-4-1の左右逆バージョンになりました。
この布陣のトップ下は、カイ・ハヴェルツがデクラン・ライスの前方となる右にいて、ウーデゴーアが左にまわったほうが攻守のバランスはよくなりそうです。いかがでしょうか。これなら、ジンチェンコと同じ役割をまかせられるジョアン・カンセロを獲得しようとする理由も説明できます。
3-2-4-1は、中央で真価を発揮するスミス・ロウとファビオ・ヴィエイラも起用しやすくなります。前線に配しても20発は期待できないカイ・ハヴェルツが、ジェズスの後ろで10ゴール10アシストを叩き出してくれたら大成功でしょう。2人を無事に獲れたら、来季プレミアリーグの開幕戦で答え合わせができます。まずは、ロンドンで行われている2つの綱引きに注目しましょう。
「スカイドイツ」の勇み足ではないか…しかしその後も、「エクスプレス」が「アーセナルは2人の獲得に自信あり。2つのディールは非常に進んだ段階にある」と報じています。ジョージ・グリンスキ記者のレポートを読み進めていくと、それぞれの交渉に関する記述は具体的です。
「チェルシーは先日、アーセナルが提示したカイ・ハヴェルツへのオファーを断った。彼らは7000万ポンド程度を希望している。アーセナルのハヴェルツに対する評価はもっと低いと思われる。しかし今後、ウェストロンドンが数週間のうちに売却することを望むなら、妥協せざるをえないだろう」
「デクラン・ライスは8ケタ(=1億ポンド未満)に収めたいが、マン・シティがオファーの準備に入っているため、選択の余地はなさそうだ。ライス自身はエミレーツへの移籍を心待ちにしているが、ペップ・グアルディオラが率いる3冠チームという魅力が難しい状況を作り出しているといえるかもしれない」
なるほど。カイ・ハヴェルツはバイエルン、デクラン・ライスはトレブルを達成したクラブが追撃してくる可能性があり、ガナーズは早期に決めなければなりません。デクラン・ライスもカイ・ハヴェルツも本気というなら、あらためて来季の布陣を考えてみましょう。
まず最初に、デクラン・ライスがいかに素晴らしいセントラルMFであるかを押さえておきたいと思います。昨季プレミアリーグのボール回収334回は、ロドリを引き離してぶっちぎりのTOP。インターセプト63回は、2位のカイセド、シェイク・ドゥクレ、グイェを7つも上回っています。1試合あたりのボールキャリーは7.6kmで、これも1位。キャリー400回はロドリに次ぐ2位です。
ボール奪取と、前に運ぶ力はプレミアリーグNo.1。ソーチェクと並んでいたハマーズのキャプテンは、6番も8番もこなせます。すぐに思いつく役割は、4-3-3のアンカーとジャカのポジション。しかしこれは、カイ・ハヴェルツを活かしにくい布陣でしょう。チェルシーの9番で苦しんでいたドイツ代表は、ゲームチェンジャーとして後半からプレイすることになってしまいそうです。
発想を変えて、カイ・ハヴェルツを活かす布陣を考えてみましょう。ベストポジションは、ジェズスの後ろではないでしょうか。4-2-3-1の2列めでサカやマルティネッリと並べば、持ち味を活かせるはずです。ただしこの布陣は、ウーデゴーアを1列下げるか、ベンチに置くかの二択を迫られます。ガナーズのキャプテンはセンターもできそうですが、適材適所とはいえません。
あれこれ考えているうちに、左のジンチェンコが偽SBだったのを忘れていることに気づきました。フルバックがセンターに上がってデクラン・ライスと並ぶと、最終ラインはベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウの3枚。2列めにサカ、ウーデゴーア、カイ・ハヴェルツ、マルティネッリ…おお!ペップの3-2-4-1の左右逆バージョンになりました。
この布陣のトップ下は、カイ・ハヴェルツがデクラン・ライスの前方となる右にいて、ウーデゴーアが左にまわったほうが攻守のバランスはよくなりそうです。いかがでしょうか。これなら、ジンチェンコと同じ役割をまかせられるジョアン・カンセロを獲得しようとする理由も説明できます。
3-2-4-1は、中央で真価を発揮するスミス・ロウとファビオ・ヴィエイラも起用しやすくなります。前線に配しても20発は期待できないカイ・ハヴェルツが、ジェズスの後ろで10ゴール10アシストを叩き出してくれたら大成功でしょう。2人を無事に獲れたら、来季プレミアリーグの開幕戦で答え合わせができます。まずは、ロンドンで行われている2つの綱引きに注目しましょう。
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