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電光石火のバイアウト条項発動!リヴァプールがライプツィヒのショボスライ獲得にリーチ!

まさに電光石火!ブライトンのマック・アリスターを獲得した後、静かだったリヴァプールが今季2人めの新戦力獲得に近づいています。「BBC」の速報は、フットボールカテゴリーのトップニュース。マージーサイドのクラブは、ドミニク・ショボスライのバイアウト条項にある6010ポンド(約110億円)を支払うとライプツィヒに伝えたようです。

母国ハンガリーのMTKブダペストから、レッドブル・ザルツブルグ傘下のリーフェリングに渡ったショボスライは、2017年7月に16歳でプロデビュー。シーズン中にザルツブルグの目に留まり、オーストリアブンデスリーガでプレイする機会を得たMFは、2018-19シーズンには南野拓実がいるチームに合流しました。

ザルツブルグで過ごした3シーズンは、公式戦83試合26ゴール34アシスト。2021年1月にライプツィヒに移籍したチャンスメーカーは、最初の半年は恥骨炎でプレイする機会を失ったものの、2021-22シーズンにはレギュラーに定着しました。ひとことでいえば、「中盤ならどこでも機能するオールラウンダー」。ユーティリティーを重視するリヴァプールにはうってつけの人材です。

今週の初めに、「リヴァプールがショボスライの獲得を検討」と報じられた際は、バイアウト条項に関する契約が複雑ですぐには決まらないといわれていたのですが…。その後、数日にわたってショボスライの代理人と交渉したレッズは、条件が変わる6月末までに話をまとめ、ドイツのクラブへの通告を間に合わせました。

スパーズに加入したジェームズ・マディソンと同様に、「ニューカッスル撤退の報の直後に移籍合意」。ザルツブルグからライプツィヒ、リヴァプールと渡ったナビ・ケイタは、プレミアリーグ5シーズンで84試合7ゴール5アシストと期待外れに終わりましたが、22歳のハンガリー代表はアンフィールドの熱きサポーターを沸かすことができるでしょうか。

昨季ブンデスリーガで31試合6ゴール8アシスト。187cmと長身のMFは、守備力とシュート力はナビ・ケイタより上でしょう。マック・アリスターとショボスライが左右のインサイドに入れば、フロントスリーへの供給力は格段に高まるはずです。

ショボスライを手に入れたクラブは、昨季プレミアリーグの後半戦で8分しか出番がなかったファビオ・カルヴァーリョを、ローン移籍でライプツィヒに預けると決めたようです。フラムにいた頃のパフォーマンスを披露できなかった20歳のアタッカーは、ドイツで成長を遂げ、いずれアンフィールドのサポーターをうならせる存在になっていただければと思います。

7月になる前に、ビッグディールが続出するエキサイティングなトランスファーマーケット。レッズの次のターゲットは、ケフラン・テュラムか、マヌ・コネか、あるいは懸案のCBか。U-21のユーロが終わるのは7月8日。その後の動向に注目です。(ドミニク・ショボスライ 写真著作者/Steffen Prößdorf)


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