チャンピオンシップに2人めのCL優勝監督降臨!代打ディ・マッテオ、今度こそ契約を満了せよ!
さすがにかわいそうだったのは、2012-13シーズン、2年めのチェルシーでした。チャンピオンズリーグを勝った指揮官を代えるとなると、さすがに世間は黙っていないだろうと考えたのか、アブラモヴィッチオーナーはディ・マッテオさんに続投を要請。若き指揮官はプレミアリーグ開幕から8試合を7勝1分と最高の出足を見せ、このクラブで名将への階段を駆け上がっていくのかに思われました。ところが、そこからの4試合を2分2敗と停滞すると、オーナーは待ってましたとばかりに解任。4試合勝利なしといっても、そのうちの2試合はマンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールで、チームはチャンピオンズリーグ出場圏内の3位です。早い!早すぎます。後任は、2016-17シーズンのチャンピオンシップでライバルとなる「ラファエル・ベニテス暫定監督」。アブラモヴィッチさんに振り回された前任・後任が、いずれもチャンピオンズリーグ優勝というヴェンゲルさんやクロップさんも成し遂げていない実績がありながら、2部リーグで激突するというのも不思議な縁です。
もとい、何でしょう、この消化不良感。4年しか監督経験がないのに代打登場2回、解任3回という軽い扱われ方。ヴィラとの話も、つなぎ融資のような2年契約。専守防衛ドログバよろしくのベタ引きサッカーで勝ち取ったチャンピオンズリーグが評価されなかった監督が、名門クラブを1年でプレミアリーグに復帰させたとしても、5月に投資が決まった「クラブまで爆買い中国」のレコン・グループと前年のテレビ放映権料のお手柄にされそうです。2部リーグには不似合いの高額選手を押しつけられて、うっかりシーズン途中で5~6位に沈もうものなら、プレーオフ昇格に賭けることも許されずに4度めの閉店ガラガラを宣告されてしまうのではないでしょうか。ディ・マッテオさんが評価されるためには、来季ヴィラをプレミアリーグに復帰させ、その次のシーズンでTOP10以内に導くぐらいの結果を出さないといけないのかもしれません。スパーズの新スタジアムが完成するのとどちらが先かという気の長いお話です。
「この偉大なクラブの監督になるのは、私にとって素晴らしく名誉なことだ。アストン・ヴィラを本来の場所に戻すチャレンジを楽しみにしている」
がんばれ、負けるなディ・マッテオ!安い居酒屋でビール頼んで、明らかに発泡酒だと気づいてしまったときのような悔しさ、モヤモヤ感を払拭する堂々の勝ちっぷりを期待しております。中国からお金も流れてくるようですし、さしあたっては補強は必要ですね。リヴァプールにフィットしきれていないベンテケという選手と、ギュンドアン加入で出場機会が減りそうなデルフという選手がいますが、いかがでしょうか。彼らがいれば、それまで4季連続で踏ん張っていたプレミアリーグ15位~17位には、とりあえず戻れそうですが、チャンピオンシップとなるとさすがに…。(ロベルト・ディ・マッテオ 写真著作者/Daniel Kraski)
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デルフ、ベンテケ‥
すごく味わい深い締めくくりですね。
ダジャレが多いのは監督のせいですかねw
ベニテス監督と一緒にプレミア帰還を願ってます
へんだーそんさん>
彼らの代わりの選手をイメージできないまま、移籍市場が締まってしまったのが敗因のひとつだと思います。ディ・マッテオさん、正念場ですね。
トトさん>
失礼しました。監督のお名前に加えて、気持ちのいい週末だったからかもしれません。1年で戻ってきていただけるといいですね。