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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

資金があるリヴァプールと一騎打ち?マン・ユナイテッドはソフィアン・アムラバトを獲れるのか…!

昨年の夏のマーケットで、マン・シティからアーセナルに移籍したガブリエウ・ジェズスは4500万ポンド。ニューカッスルに加入して以来、プレミアリーグ24戦12発のアレクサンデル・イサクは6000万ポンドでした。

この夏のストライカーに目を向けると、ルートン戦で初ゴールのチェルシーFWニコラス・ジャクソンと、ワトフォードからブライトンに移籍したジョアン・ペドロは3000万ポンド。なぜ、ゴールゲッターの値段を気にしているのかというと、アドオン込みで7200万ポンドというラスムス・ホイルンドの値段があまりにも高額だからです。

こんなことをいうと、多くのプレミアリーグファンに「今さら」と笑われるでしょう。いや、まあ、そのとおりなのですが、ここへ来て気になり始めた理由が3つあります。ひとつは、他クラブで彼より安価なストライカーが続々とゴールを決めているから。2つめは、ライバルクラブの新戦力と比べると20歳のデンマーク代表は懸念材料が多いからです。

「BBC」のサイモン・ストーン記者が「経験が浅く、ダイヤモンドの原石」と表現したストライカーは、リーグ戦の2ケタゴールゼロ、プレミアリーグの経験もゼロ。2021-22シーズンのヨーロッパカンファレンスリーグで記録した11戦5発と、昨季セリエAの32戦9発、デンマーク代表での6戦6発以外に目立った戦績はありません。

補強予算が潤沢にあるのであれば、あるいは失敗した際のリカバリープランが明確であれば、ギャンブルもありでしょう。しかし今のマンチェスター・ユナイテッドは、経済的にも戦力的にも余裕はありません。そうなると、3つめの理由が浮き上がってきます。「ストライカーに対する投資を抑えられれば、ソフィアン・アムラバトをすんなり獲れたはずと思ったから」です。

フィオレンティーナから出たがっているモロッコ代表について、「スカイスポーツ」が「リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドの一騎打ち」と報じています。ラピッド・ウィーンと戦うヨーロッパカンファレンスリーグのプレーオフを欠場したMFは、2100万~2900万ポンドで獲得できるようです。

ウェストハムと合意したマグワイアの破談が想定外だったとはいえ、フレッジを売ったのに中盤を補強できていない現状を見ると、「ストライカーへの投資が大きすぎたのでは?」と問わざるをえません。カゼミーロが守備で忙殺され、強みを発揮できない状況を変えたければ、頼れるディフェンシブハーフの獲得は必須でしょう。

ライバルのリヴァプールは、1億1000万ポンドを用意してカイセドを獲り損ねた後、1620万ポンドで遠藤航をゲットしたクラブです。今はまだ、複数のターゲットを追いかけているように見えますが、ソフィアン・アムラバトが本命になれば一気に押し切られそうです。ドニー・ファン・デ・ベークかブランドン・ウィリアムズが売れれば、グリーンライトが灯るのでしょうか。

…いや、失礼しました。ブルーノとカゼミーロがドリブルで抜かれまくった開幕2試合を見て、どうしてもアンカータイプを獲ってほしくなり、低予算なのに高額のストライカーを獲ったクラブにツッコミを入れたくなったのです。ホイルンドには、7200万は安かったといわれるような大暴れを期待しています。それはそれとして、何とか守備力が高いMFを…!


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