プレミアリーグは15年ぶりの大混戦!アーセナルとリヴァプールは「3強」で優勝を争えるのか?
優勝を争えるビッグ6が鎬を削る混戦のリーグ…プレミアリーグのエキサイティングなイメージは、ポジティブな誤解によって成立しているようです。実際の優勝争いはマッチレースか独走が多く、3チームがトロフィーを争うことすら、ほとんどありません。
最後の混戦は2013-14シーズン。11連勝でチェルシーをかわして首位に立ったリヴァプールが最終盤に崩れ、5連勝のマンチェスター・シティがまくったシーズンです。上位3チームが4ポイント差に収まる接戦は、これ以降ありません。2014-15シーズンは3節で首位に立ったモウリーニョが悠々とゴールイン。翌年は、レスターが3月にアーセナルを振り切っています。
2016-17シーズンのアントニオ・コンテは、7節からの13連勝で首位を快走。2位スパーズと7ポイント差、初年度だったペップとは15ポイント差のトロフィーでした。ペップがチームを完成させた2017-18シーズンからは、「ペップ独走」「クロップ独走」「ペップVSクロップ」「ペップVSアルテタ」のいずれかです。
マン・シティがぶっちぎりで優勝したシーズンの2位は、いつもマン・ユナイテッドなんですよね…。それはさておき、プレミアリーグが激戦といえるのは、優勝争いよりTOP4を巡るバトルのほうです。ビッグ6と元気な中堅クラブが4つの椅子を奪い合う戦いが、盛り上がらなかったシーズンはありません。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。「テレグラフ」のジェイソン・バート記者によると、12節終了時に5位までが3ポイント差の混戦は、過去3回しかないとのこと。ヴェンゲルが制した2001-02シーズン、ファーガソンがCLとのダブルを達成した2007-08シーズン、スロースタートだったペップが前半戦は首位じゃなかった2020-21シーズンです。
このうち、独走でも2強でもないスリリングなレースが展開されたのは、CLでファイナルを戦ったマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが2ポイント差、3位アーセナルも首位に4ポイント差だった2007-08シーズンのみ。マン・シティ、アーセナル、リヴァプール、トッテナム、アストン・ヴィラがひしめき合う今季は、久々の混戦に突入するのでしょうか。
「5強」の戦力を見ると、ジェームズ・マディソンとファン・デ・フェンが1月まで戻ってこないスパーズと、前線と最終ラインが薄いヴィラはTOP4狙いとなりそうです。アーセナルとリヴァプールは、ペップと並走できるのか。両者ともに負傷者と不振の選手が多く、デブライネが12月に戻ってくる昨季王者より伸びしろがあります。
アーセナルのジェズスとマルティネッリは、未だ1ゴール。彼らがペースを上げずにシーズンを終えることはないでしょう。現状は左のインサイドMFがネックになっていますが、カイ・ハヴェルツ、スミス・ロウ、ファヴィオ・ヴィエイラのいずれかがフィットすれば、得点力は格段に向上するはずです。
デクラン・ライスは1億500万ポンドのテストに合格し、最終ラインとGKのクオリティは上がっています。以前はトーマスとジェズスがいないとため息をついていたグーナーは、トロサール、エンケティア、ジョルジーニョを見てうなずいているはずです。ティンバーが戻ってくる頃に、前線の3人とウーデゴーアが昨季のレベルを取り戻していれば、優勝争いに食い込めるでしょう。
一方、リヴァプールは、チアゴとバイチェティッチを欠いた中盤ががんばっています。プレミアリーグ12試合で23発を積み上げた前線の5人は問題なし。後方は負傷が多いコナテが気がかりですが、アリソンとファン・ダイクが無事なら中央の大崩れはなさそうです。彼らの懸念はSBでしょう。アーノルドとツィミカスはミスが目立っており、守りたい展開で出せる選手がいません。
クロップ監督が今、いちばんほしいのは冨安健洋なのかもしれません。1月にはロバートソンが戻ってきますが、それでも何らかの対策は必要でしょう。ゲーゲンプレスの強化で解決するのか、戦力を増強するのか。9人になった試合しか負けていないチームが、リーグを制覇した頃の強さを取り戻せば、優勝争いが盛り上がるのは間違いありません。
アーセナルとリヴァプールが勝ち続け、マン・シティが脱落するというまさかの展開はあるのか…。5勝1分の直近のゲームを見ると、相変わらず破壊力があり、ライバルよりも新戦力がフィットしています。冬のマーケットが終わった直後にハーランドとロドリがシーズンアウトというような大事故がなければ、ペップは本命であり続けるでしょう。
王者がコケて混戦ではなく、レベルの高い3強や4強がガチンコで争うレースを見たいものです。がんばれガナーズ、レッズ!(マンチェスター・ユナイテッドもね!一応6位だし)
最後の混戦は2013-14シーズン。11連勝でチェルシーをかわして首位に立ったリヴァプールが最終盤に崩れ、5連勝のマンチェスター・シティがまくったシーズンです。上位3チームが4ポイント差に収まる接戦は、これ以降ありません。2014-15シーズンは3節で首位に立ったモウリーニョが悠々とゴールイン。翌年は、レスターが3月にアーセナルを振り切っています。
2016-17シーズンのアントニオ・コンテは、7節からの13連勝で首位を快走。2位スパーズと7ポイント差、初年度だったペップとは15ポイント差のトロフィーでした。ペップがチームを完成させた2017-18シーズンからは、「ペップ独走」「クロップ独走」「ペップVSクロップ」「ペップVSアルテタ」のいずれかです。
マン・シティがぶっちぎりで優勝したシーズンの2位は、いつもマン・ユナイテッドなんですよね…。それはさておき、プレミアリーグが激戦といえるのは、優勝争いよりTOP4を巡るバトルのほうです。ビッグ6と元気な中堅クラブが4つの椅子を奪い合う戦いが、盛り上がらなかったシーズンはありません。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。「テレグラフ」のジェイソン・バート記者によると、12節終了時に5位までが3ポイント差の混戦は、過去3回しかないとのこと。ヴェンゲルが制した2001-02シーズン、ファーガソンがCLとのダブルを達成した2007-08シーズン、スロースタートだったペップが前半戦は首位じゃなかった2020-21シーズンです。
このうち、独走でも2強でもないスリリングなレースが展開されたのは、CLでファイナルを戦ったマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが2ポイント差、3位アーセナルも首位に4ポイント差だった2007-08シーズンのみ。マン・シティ、アーセナル、リヴァプール、トッテナム、アストン・ヴィラがひしめき合う今季は、久々の混戦に突入するのでしょうか。
「5強」の戦力を見ると、ジェームズ・マディソンとファン・デ・フェンが1月まで戻ってこないスパーズと、前線と最終ラインが薄いヴィラはTOP4狙いとなりそうです。アーセナルとリヴァプールは、ペップと並走できるのか。両者ともに負傷者と不振の選手が多く、デブライネが12月に戻ってくる昨季王者より伸びしろがあります。
アーセナルのジェズスとマルティネッリは、未だ1ゴール。彼らがペースを上げずにシーズンを終えることはないでしょう。現状は左のインサイドMFがネックになっていますが、カイ・ハヴェルツ、スミス・ロウ、ファヴィオ・ヴィエイラのいずれかがフィットすれば、得点力は格段に向上するはずです。
デクラン・ライスは1億500万ポンドのテストに合格し、最終ラインとGKのクオリティは上がっています。以前はトーマスとジェズスがいないとため息をついていたグーナーは、トロサール、エンケティア、ジョルジーニョを見てうなずいているはずです。ティンバーが戻ってくる頃に、前線の3人とウーデゴーアが昨季のレベルを取り戻していれば、優勝争いに食い込めるでしょう。
一方、リヴァプールは、チアゴとバイチェティッチを欠いた中盤ががんばっています。プレミアリーグ12試合で23発を積み上げた前線の5人は問題なし。後方は負傷が多いコナテが気がかりですが、アリソンとファン・ダイクが無事なら中央の大崩れはなさそうです。彼らの懸念はSBでしょう。アーノルドとツィミカスはミスが目立っており、守りたい展開で出せる選手がいません。
クロップ監督が今、いちばんほしいのは冨安健洋なのかもしれません。1月にはロバートソンが戻ってきますが、それでも何らかの対策は必要でしょう。ゲーゲンプレスの強化で解決するのか、戦力を増強するのか。9人になった試合しか負けていないチームが、リーグを制覇した頃の強さを取り戻せば、優勝争いが盛り上がるのは間違いありません。
アーセナルとリヴァプールが勝ち続け、マン・シティが脱落するというまさかの展開はあるのか…。5勝1分の直近のゲームを見ると、相変わらず破壊力があり、ライバルよりも新戦力がフィットしています。冬のマーケットが終わった直後にハーランドとロドリがシーズンアウトというような大事故がなければ、ペップは本命であり続けるでしょう。
王者がコケて混戦ではなく、レベルの高い3強や4強がガチンコで争うレースを見たいものです。がんばれガナーズ、レッズ!(マンチェスター・ユナイテッドもね!一応6位だし)
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