若きストライカーの大化けがあるか!?スウォンジーのボルハとウェストハムのカジェリに注目!
名前を聞いても、ピンとこない方が多いのではないかと思われます。両者とも、レンタルに次ぐレンタルで修業生活を続けていた選手です。しかし彼らは、未来のアグエロ、あるいはジルー2世としてプレミアリーグの看板選手に育つポテンシャルがあります。アトレティコ・マドリードに所属しながらトップチームで1試合しか使われず、デポルティボ・ラ・コルーニャやサラゴサなど2部のクラブでプレイしていたボルハは、昨季初めてエイバルというトップリーグのクラブでエースの座を勝ち取り、36試合18ゴール。リーガ・エスパニョーラの得点王ランキングはバルサとレアル・マドリードの選手が上位を独占しているのですが、下位クラブからTOP10に食い込んだのは彼だけです。このたび、スウォンジーが支払った1550万ポンド(約20億3000万円)は、エールディヴィジの得点王として鳴り物入りで加わったウィルフリード・ボニーをしのぐクラブレコード。アイェウ、バフェティンビ・ゴミス、エデル、パロスキ―が去ったスワンズは、新加入がジョレンテとボルハなら、大きなプラスとなるのではないでしょうか。
一方、ウェストハムが連れてきたカジェリは、オリンピックをマメにチェックしていた方にはお馴染みかもしれません。イカルディ、ディバラらが続々と辞退したオリンピックのアルゼンチン代表チームで、アルジェリア戦のゴールやホンジュラス戦のPK獲得など、前線でひとり気を吐いていたストライカーです。「ウルグアイ2部のクラブから、他国にローンで出されていた選手」「ビエットの辞退でアルゼンチン代表に繰り上げ当選」というと、大したことなさそうと思われるでしょう。しかし、これならいかがでしょうか。「アルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルズで2014-15シーズンに公式戦59試合23ゴールと大爆発」「サンパウロにレンタルされた2016年は、コパ・リベルタドーレスで9ゴールを挙げ、得点王」。
一部では南米最高の若手とまでいわれていたカジェリには、アーセナルやチェルシーなどプレミアリーグのトップクラブからの関心も伝えられていました。イングランド、イタリアの強豪クラブを制して買い取りオプション付きのレンタル契約完了に持ち込んだのは、クラブのスタッフの大手柄です。22歳のストライカーは、ビリッチ戦術にフィットすれば、シーズン前半戦はからきしだった2006-07シーズンのカルロス・テベスを超える数字を残してくれるかもしれません。
スウォンジーのプレミアリーグ開幕戦は昇格組のバーンリー、ウェストハムはチェルシーです。オリンピックに出ていたカジェリの合流は、労働許可証の交付を得た少し先の話になりそうですが、ボルハは早々にジョレンテと2トップを組むかもしれません。また2つ、今季の楽しみが増えました。スワンズのキックオフは、いよいよ11時間後です。(ホナタン・カジェリ 写真著作者/Agência Brasília)
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カレッリはやばいですよ、よく取れたとフロントを褒め称えたいです。
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おはむさん>
これは楽しみですね!