2024.01.03 選手トピックス
三笘、冨安、遠藤、そして…プレミアリーグに参入する可能性ありといわれる4人めの日本代表とは?
「三笘のケガは回復まで4~6週間かかるとメディカルスタッフから聞いていたので、とても驚いている。彼がアジアカップに出場できるとは思えない。でも私は三笘のファンだ。すべての選手のファンでもある。彼らが代表チームでプレイできるのはすごく嬉しいし、誇りに思う」
ウェストハム戦を控えたプレスカンファレンスで、三笘薫の日本代表選出について問われたロベルト・ゼ・デルビ監督は、困惑を隠しませんでした。ブライトンの大黒柱が足首を痛めたのは、12月21日に開催されたプレミアリーグ18節、1-1で引き分けたクリスタル・パレスとのアウェイゲーム。母国のために戦える状態なら、スパーズ戦のベンチに入れていたでしょう。
昨季プレミアリーグで33試合7ゴール6アシストという数字を残したドリブラーは、今季は17試合3ゴール4アシスト。最初の6戦で3ゴール3アシストと順調なスタートを切ったものの、国内と欧州を両立させるなかで疲弊し、年末は明らかにパフォーマンスが低下していました。指揮官の頭の中にあるのは、クラブに残ってリハビリを続け、1月末に復帰というシナリオだったはずです。
ミケル・アルテタとユルゲン・クロップも、チームに欠かせない存在となった日本代表を手離したくないと考えていたでしょう。アーセナルの両サイドで複数の役割を担う冨安健洋は、公式戦20試合1ゴール3アシスト、プレミアリーグでは13試合1ゴール1アシスト。彼が先発した10試合は8勝2敗で、失点は6に留まっています。2失点以上を喫した7試合は、すべてサブか欠場です。
ウェストハム戦とフラム戦のカウンターからの失点で、ジンチェンコとキヴィオルのポジションに冨安がいればと思ったのですが、日本びいきが過ぎるでしょうか。左サイドで偽SBをそつなくこなしつつ、右サイドでは当たり前のように縦にスプリントする彼を見ていると、「サリバの負傷で優勝を逃した」といわれがちな昨季について、「サリバと冨安」と念押ししたくなります。
リヴァプールで8試合連続先発の遠藤航も、公式戦24試合2ゴール1アシストと主軸の戦績を残しています。入団当初は、プレミアリーグの速いプレスと強いコンタクトに戸惑っていたのですが、最近はポジショニングとパスワークが改善。攻撃時の貢献度が高まっています。圧勝のニューカッスル戦は、ルイス・ディアスとダルウィン・ヌニェスが決めてくれれば2アシストでした。
ボクシングデーのバーンリー戦まで13日間で5試合連続先発というタフな記録は、2006年のジェラードとキャラガー以来、17年ぶりだそうです。「カイセドとラヴィアを獲れなかった失望の埋め合わせ以上の活躍」と激賞する「リヴァプールエコー」は、「クロップは彼の不在にどう対処するのか?」と題した記事を配信しています。
叱られるのを覚悟して、正直に白状しましょう。森保監督が、彼らを招聘するのは当然だと思います。アジアカップは日本代表にとってビッグタイトルであり、次のワールドカップを見据えてチームの経験値を高める貴重な機会でもあります。しかし、プレミアリーグファンの帽子を深々とかぶると、代表のリストに彼らの名前がなければと淡い期待を抱いてしまうのです。
10月以降のプレミアリーグで3勝7分3敗と、苦しい戦いが続くブライトンを救ってほしい。下位とのロンドンダービーで連敗したアーセナルの左サイドを落ち着かせて、マルティネッリをゴール前に送り出してほしい。リヴァプールの中盤の底で、レギュラーに定着してほしい。そのためには…。
この冬のトランスファーマーケットで、プレミアリーグにもうひとり、日本代表が参入するかもしれません。ボルシアMGに所属する板倉滉。2022年までマンチェスター・シティに所属していた26歳のCBは、復帰というべきでしょうか。今季ブンデスリーガで7試合2ゴールという数字を残している彼もまた、10月に足首を負傷したのですが、アジアカップの代表に名を連ねています。
ファブリツィオ・ロマーノさんは、「リヴァプールは何度もスカウトを派遣している」「トッテナムも、セルティック時代にポステコグルーがコウを欲しがっていたため、モニタリングを続けていた」とレポート。トディボやドラグシンを追っているスパーズより、マティプがシーズンアウトとなったリヴァプールのほうがリアリティがあります。
プレミアリーグのトロフィーと欧州制覇をめざす冨安健洋と遠藤航は、チームメイトとともに歓喜の輪を築けるでしょうか。2年連続で欧州へのチケットを手に入れたい三笘薫は、切れ味を取り戻せるでしょうか。そして板倉滉は…!2024年も、現地メディアの評価を高めている日本代表のパフォーマンスから目が離せない1年となりそうです。
ウェストハム戦を控えたプレスカンファレンスで、三笘薫の日本代表選出について問われたロベルト・ゼ・デルビ監督は、困惑を隠しませんでした。ブライトンの大黒柱が足首を痛めたのは、12月21日に開催されたプレミアリーグ18節、1-1で引き分けたクリスタル・パレスとのアウェイゲーム。母国のために戦える状態なら、スパーズ戦のベンチに入れていたでしょう。
昨季プレミアリーグで33試合7ゴール6アシストという数字を残したドリブラーは、今季は17試合3ゴール4アシスト。最初の6戦で3ゴール3アシストと順調なスタートを切ったものの、国内と欧州を両立させるなかで疲弊し、年末は明らかにパフォーマンスが低下していました。指揮官の頭の中にあるのは、クラブに残ってリハビリを続け、1月末に復帰というシナリオだったはずです。
ミケル・アルテタとユルゲン・クロップも、チームに欠かせない存在となった日本代表を手離したくないと考えていたでしょう。アーセナルの両サイドで複数の役割を担う冨安健洋は、公式戦20試合1ゴール3アシスト、プレミアリーグでは13試合1ゴール1アシスト。彼が先発した10試合は8勝2敗で、失点は6に留まっています。2失点以上を喫した7試合は、すべてサブか欠場です。
ウェストハム戦とフラム戦のカウンターからの失点で、ジンチェンコとキヴィオルのポジションに冨安がいればと思ったのですが、日本びいきが過ぎるでしょうか。左サイドで偽SBをそつなくこなしつつ、右サイドでは当たり前のように縦にスプリントする彼を見ていると、「サリバの負傷で優勝を逃した」といわれがちな昨季について、「サリバと冨安」と念押ししたくなります。
リヴァプールで8試合連続先発の遠藤航も、公式戦24試合2ゴール1アシストと主軸の戦績を残しています。入団当初は、プレミアリーグの速いプレスと強いコンタクトに戸惑っていたのですが、最近はポジショニングとパスワークが改善。攻撃時の貢献度が高まっています。圧勝のニューカッスル戦は、ルイス・ディアスとダルウィン・ヌニェスが決めてくれれば2アシストでした。
ボクシングデーのバーンリー戦まで13日間で5試合連続先発というタフな記録は、2006年のジェラードとキャラガー以来、17年ぶりだそうです。「カイセドとラヴィアを獲れなかった失望の埋め合わせ以上の活躍」と激賞する「リヴァプールエコー」は、「クロップは彼の不在にどう対処するのか?」と題した記事を配信しています。
叱られるのを覚悟して、正直に白状しましょう。森保監督が、彼らを招聘するのは当然だと思います。アジアカップは日本代表にとってビッグタイトルであり、次のワールドカップを見据えてチームの経験値を高める貴重な機会でもあります。しかし、プレミアリーグファンの帽子を深々とかぶると、代表のリストに彼らの名前がなければと淡い期待を抱いてしまうのです。
10月以降のプレミアリーグで3勝7分3敗と、苦しい戦いが続くブライトンを救ってほしい。下位とのロンドンダービーで連敗したアーセナルの左サイドを落ち着かせて、マルティネッリをゴール前に送り出してほしい。リヴァプールの中盤の底で、レギュラーに定着してほしい。そのためには…。
この冬のトランスファーマーケットで、プレミアリーグにもうひとり、日本代表が参入するかもしれません。ボルシアMGに所属する板倉滉。2022年までマンチェスター・シティに所属していた26歳のCBは、復帰というべきでしょうか。今季ブンデスリーガで7試合2ゴールという数字を残している彼もまた、10月に足首を負傷したのですが、アジアカップの代表に名を連ねています。
ファブリツィオ・ロマーノさんは、「リヴァプールは何度もスカウトを派遣している」「トッテナムも、セルティック時代にポステコグルーがコウを欲しがっていたため、モニタリングを続けていた」とレポート。トディボやドラグシンを追っているスパーズより、マティプがシーズンアウトとなったリヴァプールのほうがリアリティがあります。
プレミアリーグのトロフィーと欧州制覇をめざす冨安健洋と遠藤航は、チームメイトとともに歓喜の輪を築けるでしょうか。2年連続で欧州へのチケットを手に入れたい三笘薫は、切れ味を取り戻せるでしょうか。そして板倉滉は…!2024年も、現地メディアの評価を高めている日本代表のパフォーマンスから目が離せない1年となりそうです。
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こんにちは。いつも楽しく読ませてもらってます。自分はリヴァプールのファンですが、本当に悩ましいと思っています。まさかリヴァプールと日本代表を天秤にかけるような気分になる時が来ようとは。レギュラーに定着、なんと甘美な響きでしょうか。しかし、アジアカップは日本代表にとってビッグタイトル…。悶々と、でもこの悩みはなんだか誇らしく思えたり…。