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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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チェルシーがロベルト・フィルミーノ獲得を画策?「テレグラフ」のゴシップに抱いた2つの疑問。

「テレグラフ」のマット・ロー記者によると、スペインで休暇を取っているポチェッティーノ監督は、オーナーやSDからの電話をすぐに取れるようにしているそうです。「スイッチを切っていない」と語る指揮官が、電話が鳴らないほうが幸せといっているのは、エンクンクに関するネガティブな知らせを聞きたくないからでしょう。

Mauricio Pochettino’s break will be filled with one thought – Chelsea’s need for a goalscorer」。トランスファーマーケットのチェルシーの動向を追いかけている記者は、「ロンドンを離れたマネージャーは、新たなゴールスコアラーについて思いを巡らせているはず」と伝えています。サウジアラビアのスターたちに目を向けているという話は眉唾に聞こえるのですが…。

アル・アハリのロベルト・フィルミーノは32歳、アル・イテハドのカリム・ベンゼマは36歳。クラブの顔となっている元フランス代表のローン移籍は実現しないでしょう。あるとすれば、サウジになじめず欧州に戻りたがっていると報じられたブラジル代表ですが、チェルシー入団となると2つの疑問を拭えません。

ひとつは、彼はポチェッティーノ監督が求めるタイプなのか。もうひとつは、アンフィールドを愛した偽9番が青いシャツを纏うのをよしとするのか。プレミアリーグでライバルだったクラブと選手は、相思相愛になりえないのではないでしょうか。リヴァプールでのラストシーズンは、リーグ戦26試合11ゴール。ニコラス・ジャクソンがあっさり超えそうな数字です。

最近話題になっているチェルシーの獲得候補は、ナポリのオシムヘン、ブレントフォードのイヴァン・トニー、ブライトンで頭角を現したエヴァン・ファーガソン、ユーヴェのヴラホヴィッチ、スポルティングCPのギョケレス、レヴァークーゼンのボニフェイス。いずれもCBと駆け引きしながらゴールを陥れる点取り屋タイプです。

複数年契約で高額サラリーならまだしも、長年支えてくれたレッズサポーターの落胆というリスクを取ってローン移籍という選択は、フィルミーノにとってメリットが少ないのではないかと思います。アレクサンダル・ミトロヴィッチを失ったフラムが完全移籍を視野に入れたオファーを提示してくれるなら、そちらを選ぶのではないでしょうか。

折しもオシムヘンが「いずれはプレミアリーグでプレイしたい」とコメントしたと報じられています。ニコラス・ジャクソンとエンクンクが不在の間は、アルマンド・ブロヤを前線に据えてしのぎ、夏のマーケットで勝負するほうがいい未来図を描けそうです。彼らがほしいのは、ただのストライカーではなく、ゴールを量産してくれるワールドクラスのはずです。


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