2024.01.24 移籍ニュース2023-24移籍ニュース
リベンジなるか?マン・シティとウェストハムがカルヴァン・フィリップスのローン移籍で合意に到達!
「Kalvin Phillips to West Ham, here we go! 」。ファブリツィオ・ロマーノさんは「X」でおなじみのフレーズを飛ばし、「アスレティック」にはデヴィッド・オーンスタイン発の速報が掲載されています。マンチェスター・シティとウェストハムが、カルヴァン・フィリップスのローン移籍について合意に至ったようです。
マン・シティが設定したレンタル料700万ポンド(約13億1000万円)を見て、先にアプローチしていたニューカッスルは高すぎると断念。ウェストハムは減額を要求していると報じられていたのですが、どんな条件で着地したのでしょうか。「BBC」「スカイスポーツ」「アスレティック」は「買い取りオプションが付いている」「サラリーはハマーズが負担」と伝えるのみです。
リーズのアカデミー出身のセントラルMFは、2014年にプロ契約を結んでから、最初の6シーズンはチャンピオンシップ。プレミアリーグデビューは2020-21シーズンで、8月にイングランド代表に選出されたときは、既に25歳になっていました。その後、ユーロ2020では全試合に出場し、準優勝という素晴らしい戦績に貢献。マン・シティに移籍したのは、2022年の7月でした。
契約は6年で、移籍金はアドオンを入れると総額4500万ポンド。プレミアリーグで49試合しか出場していなかったアンカーにとって、ロドリと同じようにプレイしてほしいというオーダーは難しかったのでしょう。肩の負傷に悩まされた初年度の前半戦は、5試合56分しか出場機会を得られず、後半戦の先発2試合はチームが優勝を決めた後でした。
「チャンピオンが犯した数少ない獲得ミス」と喝破した「スカイスポーツ」のニック・ライト記者は、ハマーズとの合意を伝える記事で、「ペップのチームがトレブルを達成した昨シーズン、フィリップスはほとんど観客だった」「この1年半の先発は6試合のみで、出場時間はプレミアリーグ全体のわずか7%」とレポートしています。
最初の1年を終える前に、既に放出候補となっていた28歳のセントラルMFは、マン・シティに残留してペップの考えを変えてみせると主張しました。しかし2年めも、残酷な現実を見せつけられます。レッドカードをもらったロドリが不在の3試合で、先発したのはカラバオカップのニューカッスル戦のみ。プレミアリーグのウルヴス戦の途中出場は、苦い思い出を重ねただけでした。
コヴァチッチに代わってピッチに入ったのは65分。その1分後にファン・ヒチャンがゴールを決め、2-1のままでタイムアップを迎えています。続くアーセナル戦は、ベンチで観戦。ロドリ抜きのゲームで3連敗のチームは、代役はいないと評されました。マンチェスターで過ごした18ヵ月で公式戦26試合、先発は6試合。そのうち3試合は負けても問題ない消化試合です。
カルヴァン・フィリップスのチャレンジは失敗に終わろうとしています。それでもニック・ライト記者は、リーズで彼を重用したマルセロ・ビエルサの言葉を紹介し、「グアルディオラが、ピッチ上に彼の資質を活かせる場所を見出せなかっただけ」「環境が変われば再び輝く可能性がある」といっています。
「長短ともにパスがうまく、周囲で何が起こっているかを常に把握している。ボールを回収するときも相手の居場所を把握しており、その後のチームメイトのポジションもわかっている。危険を察知し、ピッチ上で的確な判断を下す。どのタイミングで、どんな脅威を無力化するのが優先されるかを熟知している」
2021-22シーズンのリーズで、カルヴァン・フィリップスが不在だったプレミアリーグ18試合は4勝2分12敗。そのうち10試合で3失点以上を喫しています。彼が健在だった20試合は5勝9分6敗。3失点以上は3試合だけです。ハムストリングの負傷による長期離脱中に守備の崩壊を止められず、解任の憂き目に遭った奇才は、彼の価値を最もよく知る監督といっていいでしょう。
「ロングボールの質はロドリ以上」とペップが評するセントラルMFは、カウンターを武器とするハマーズの前線をよりアグレッシブに動かすのではないでしょうか。既にロンドン入りしているイングランド代表の新天地での巻き返しに注目しましょう。(カルヴァン・フィリップス 写真著作者/pantkiewicz)
マン・シティが設定したレンタル料700万ポンド(約13億1000万円)を見て、先にアプローチしていたニューカッスルは高すぎると断念。ウェストハムは減額を要求していると報じられていたのですが、どんな条件で着地したのでしょうか。「BBC」「スカイスポーツ」「アスレティック」は「買い取りオプションが付いている」「サラリーはハマーズが負担」と伝えるのみです。
リーズのアカデミー出身のセントラルMFは、2014年にプロ契約を結んでから、最初の6シーズンはチャンピオンシップ。プレミアリーグデビューは2020-21シーズンで、8月にイングランド代表に選出されたときは、既に25歳になっていました。その後、ユーロ2020では全試合に出場し、準優勝という素晴らしい戦績に貢献。マン・シティに移籍したのは、2022年の7月でした。
契約は6年で、移籍金はアドオンを入れると総額4500万ポンド。プレミアリーグで49試合しか出場していなかったアンカーにとって、ロドリと同じようにプレイしてほしいというオーダーは難しかったのでしょう。肩の負傷に悩まされた初年度の前半戦は、5試合56分しか出場機会を得られず、後半戦の先発2試合はチームが優勝を決めた後でした。
「チャンピオンが犯した数少ない獲得ミス」と喝破した「スカイスポーツ」のニック・ライト記者は、ハマーズとの合意を伝える記事で、「ペップのチームがトレブルを達成した昨シーズン、フィリップスはほとんど観客だった」「この1年半の先発は6試合のみで、出場時間はプレミアリーグ全体のわずか7%」とレポートしています。
最初の1年を終える前に、既に放出候補となっていた28歳のセントラルMFは、マン・シティに残留してペップの考えを変えてみせると主張しました。しかし2年めも、残酷な現実を見せつけられます。レッドカードをもらったロドリが不在の3試合で、先発したのはカラバオカップのニューカッスル戦のみ。プレミアリーグのウルヴス戦の途中出場は、苦い思い出を重ねただけでした。
コヴァチッチに代わってピッチに入ったのは65分。その1分後にファン・ヒチャンがゴールを決め、2-1のままでタイムアップを迎えています。続くアーセナル戦は、ベンチで観戦。ロドリ抜きのゲームで3連敗のチームは、代役はいないと評されました。マンチェスターで過ごした18ヵ月で公式戦26試合、先発は6試合。そのうち3試合は負けても問題ない消化試合です。
カルヴァン・フィリップスのチャレンジは失敗に終わろうとしています。それでもニック・ライト記者は、リーズで彼を重用したマルセロ・ビエルサの言葉を紹介し、「グアルディオラが、ピッチ上に彼の資質を活かせる場所を見出せなかっただけ」「環境が変われば再び輝く可能性がある」といっています。
「長短ともにパスがうまく、周囲で何が起こっているかを常に把握している。ボールを回収するときも相手の居場所を把握しており、その後のチームメイトのポジションもわかっている。危険を察知し、ピッチ上で的確な判断を下す。どのタイミングで、どんな脅威を無力化するのが優先されるかを熟知している」
2021-22シーズンのリーズで、カルヴァン・フィリップスが不在だったプレミアリーグ18試合は4勝2分12敗。そのうち10試合で3失点以上を喫しています。彼が健在だった20試合は5勝9分6敗。3失点以上は3試合だけです。ハムストリングの負傷による長期離脱中に守備の崩壊を止められず、解任の憂き目に遭った奇才は、彼の価値を最もよく知る監督といっていいでしょう。
「ロングボールの質はロドリ以上」とペップが評するセントラルMFは、カウンターを武器とするハマーズの前線をよりアグレッシブに動かすのではないでしょうか。既にロンドン入りしているイングランド代表の新天地での巻き返しに注目しましょう。(カルヴァン・フィリップス 写真著作者/pantkiewicz)
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