2024.02.04 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
土曜日は5試合トータルで26発!大爆発のヴィラ、快勝ブライトン、痛恨スパーズの激闘をレポート!
昨日開催のプレミアリーグ23節の5試合は、トータル26ゴール!ドロー決着のエヴァートンVSトッテナムとバーンリーVSフラムは2-2、ニューカッスルVSルートンは4-4という壮絶な殴り合いでした。ブライトンは4-1でクリスタル・パレスに快勝。アストン・ヴィラは最下位シェフィールド・ユナイテッドを0-5で粉砕しています。
ランチタイムキックオフのトッテナムは、4分に左サイドを崩してあっさり先制しました。ホイビュルクからパスをもらったウドジェが左サイドに張っていたヴェルナーに預け、リターンで抜け出しニアにグラウンダー。左足のボレーを突き刺したリシャルリソンは、古巣のサポーターの前で表情を変えずに仲間の祝福を受けています。
エースの1発でリードしたアウェイチームは、30分のCKで追いつかれました。ヴィカーリオがジャック・ハリソンに押さえられ、右からファーに上がったボールに触れず。タルコフスキがヘッドで折り返したボールをカルヴァート=ルーウィンが頭に当てて枠に収めました。アウェイチームの勝ち越しゴールは41分。起点となったのは、ドリブルで中央から上がったウドジェです。
SBがジェームズ・マディソンにつなぎ、左サイドのヴェルナーにボールが出ると、ニアに寄ってパスを受けた10番が脇にいたリシャルリソンに転がします。右足のコントロールショットは、右隅に一直線。直近のプレミアリーグで8戦9発と無双状態のストライカーは、ジェームズ・マディソンが駆け寄っても難しい顔をしています。
エヴァートンに押されながらも勝利に向かっていたスパーズは、94分に痛恨の失点を喫してしまいます。左からのCKにロメロが触り、右のポストに向かったボールをブランスウェイトが頭でプッシュ。エヴァートンのセットピースからの13ゴールは、アーセナルと並んでリーグTOPです。あまりにも悔しいドロー。スパーズは、圧勝のアストンヴィラに捲られて5位に転落しました。
プレミアリーグで3戦連続ノーゴールだったブライトンは、後半戦に入って2勝1敗と持ち直したクリスタル・パレスとのホームゲーム。開始3分に左からのCKをルイス・ダンクが美しいヘッドで決め、怒涛のアタックがスタートしました。ジョアン・ペドロとパスカル・グロスの連打がブロックされたのは32分。こぼれ球を拾ったランプティの左からのクロスはファーに浮いています。
ヘディングで左隅に収めたのは、18歳のヒンシェルウッド。さらに1分後、敵陣でパスカル・グロスがウォートンから奪い、ショートカウンターが発動します。ジョアン・ペドロからリターンをもらったパスカル・グロスが中央から突進し、ヨアキム・アンデルセンを抜いて脇に優しいラストパス。左足で決めたのは、19歳のブオナノッテでした。
後半に入って攻める時間が増えたクリスタル・パレスは、71分に一矢を報います。ヨアキム・アンデルセンが右から入れたクロスがニアのマテタへ。ポストすれすれを襲うヘッドに、フェルブルッヘンは触れませんでした。最後のゴールは84分、右からカットインしたジョアン・ペドロがウェルベックに預けてゴール前に走ると、極上のヒールパスが足元に入りました。
右足で押し込んだジョアン・ペドロは、今季公式戦19ゴールでハーランドに並びました。ブライトンは、ニューカッスルとマンチェスター・ユナイテッドをかわして暫定7位にジャンプアップ。後半戦は4戦4発ですが、三苫薫が戻ってくれば、左サイドからのアタックでゴールを増やせるでしょう。トッテナム・ホットスパー・スタジアムでの次節が楽しみです。
シェフィールド・ユナイテッドVSアストン・ヴィラは、3-8でもおかしくないエキサイティングな一戦でした。オリー・ワトキンスを左に走らせた12分のドゥグラス・ルイスのスルーパスは絶品。飛び出したGKフォデリンガムが、1対1からの左足シュートを肩に当てると、必死に戻ったアフメドジッチのスライディングが間に合ったかと思いきや、ボールはポストにヒットしました。
左から猛然とダッシュしたマッギンが蹴り込んで0-1。16分の2点めの決め手も、自陣から右足アウトで出したドゥグラス・ルイスの素晴らしいスルーパスです。左隅に収めたオリー・ワトキンスのフィニッシュは、今季プレミアリーグ10ゴールめです。20分のゴールもカウンター。オリー・ワトキンスのラストパスを活かしたのは、右から上がったレオン・ベイリーです。
トラップから2タッチ、キックフェイントを入れて左に軽く出し、すかさずシュート。タッチしてから左足を振り抜くまでが速く、フォデリンガムはノーチャンスでした。29分に左からのクロスを右足で合わせたティーレマンスは、ゴールライン上でヴィニシウス・ソウザにクリアされますが、1分後にCKのクリアを捉えたボレーがクロスバーの下を叩いてネットを揺らしました。
30分で勝負を決めたアウェイチームは、後半開始直後の47分に5点めをゲットします。ゴールライン際でレオン・ベイリーと競ったトラスティーは、CKを与えるのを嫌がって残したのが命取りとなりました。ボックス右で拾ったオリー・ワトキンスが中央に浮かすと、フリーで待っていたアレックス・モレノの容赦ないボレーがど真ん中に突き刺さりました。
77分のCKからオリー・ワトキンスがポストの脇でクリアしたシーンと、直後のエミ・マルティネスのビッグセーブ連発は、ヴィラのサポーターの満足度を高めたのではないでしょうか。スパーズをかわして4位に浮上したエメリのチームは、この勢いを次節のマンチェスター・ユナイテッド戦に持ち込みたいところです。
ニューカッスルとルートンの殴り合いも紹介したいのですが、ステーキとハンバーグとローストビーフの付け合わせにビーフストロガノフをたっぷり盛るのはやめましょう。直近のプレミアリーグ9試合のうち、6試合が3失点以上のニューカッスルは、リーグ最少だった昨季の33失点を早くもオーバー。彼らの守備力ダウンについては、別稿でレポートしたいと思います。
セリエAの4試合は11ゴール、ラ・リーガも4試合で9ゴール、ブンデスリーガは6試合で15ゴール。プレミアリーグの26発はあまりにもエキサイティング(あるいは大味?)です。本日もこの流れは続くのでしょうか。リーグ最少失点のリヴァプールと2位アーセナルの激突は、おとなしいスコアで決着と予想しているのですが…。(ユーリ・ティーレマンス 写真著作者/Кирилл Венедиктов)
ランチタイムキックオフのトッテナムは、4分に左サイドを崩してあっさり先制しました。ホイビュルクからパスをもらったウドジェが左サイドに張っていたヴェルナーに預け、リターンで抜け出しニアにグラウンダー。左足のボレーを突き刺したリシャルリソンは、古巣のサポーターの前で表情を変えずに仲間の祝福を受けています。
エースの1発でリードしたアウェイチームは、30分のCKで追いつかれました。ヴィカーリオがジャック・ハリソンに押さえられ、右からファーに上がったボールに触れず。タルコフスキがヘッドで折り返したボールをカルヴァート=ルーウィンが頭に当てて枠に収めました。アウェイチームの勝ち越しゴールは41分。起点となったのは、ドリブルで中央から上がったウドジェです。
SBがジェームズ・マディソンにつなぎ、左サイドのヴェルナーにボールが出ると、ニアに寄ってパスを受けた10番が脇にいたリシャルリソンに転がします。右足のコントロールショットは、右隅に一直線。直近のプレミアリーグで8戦9発と無双状態のストライカーは、ジェームズ・マディソンが駆け寄っても難しい顔をしています。
エヴァートンに押されながらも勝利に向かっていたスパーズは、94分に痛恨の失点を喫してしまいます。左からのCKにロメロが触り、右のポストに向かったボールをブランスウェイトが頭でプッシュ。エヴァートンのセットピースからの13ゴールは、アーセナルと並んでリーグTOPです。あまりにも悔しいドロー。スパーズは、圧勝のアストンヴィラに捲られて5位に転落しました。
プレミアリーグで3戦連続ノーゴールだったブライトンは、後半戦に入って2勝1敗と持ち直したクリスタル・パレスとのホームゲーム。開始3分に左からのCKをルイス・ダンクが美しいヘッドで決め、怒涛のアタックがスタートしました。ジョアン・ペドロとパスカル・グロスの連打がブロックされたのは32分。こぼれ球を拾ったランプティの左からのクロスはファーに浮いています。
ヘディングで左隅に収めたのは、18歳のヒンシェルウッド。さらに1分後、敵陣でパスカル・グロスがウォートンから奪い、ショートカウンターが発動します。ジョアン・ペドロからリターンをもらったパスカル・グロスが中央から突進し、ヨアキム・アンデルセンを抜いて脇に優しいラストパス。左足で決めたのは、19歳のブオナノッテでした。
後半に入って攻める時間が増えたクリスタル・パレスは、71分に一矢を報います。ヨアキム・アンデルセンが右から入れたクロスがニアのマテタへ。ポストすれすれを襲うヘッドに、フェルブルッヘンは触れませんでした。最後のゴールは84分、右からカットインしたジョアン・ペドロがウェルベックに預けてゴール前に走ると、極上のヒールパスが足元に入りました。
右足で押し込んだジョアン・ペドロは、今季公式戦19ゴールでハーランドに並びました。ブライトンは、ニューカッスルとマンチェスター・ユナイテッドをかわして暫定7位にジャンプアップ。後半戦は4戦4発ですが、三苫薫が戻ってくれば、左サイドからのアタックでゴールを増やせるでしょう。トッテナム・ホットスパー・スタジアムでの次節が楽しみです。
シェフィールド・ユナイテッドVSアストン・ヴィラは、3-8でもおかしくないエキサイティングな一戦でした。オリー・ワトキンスを左に走らせた12分のドゥグラス・ルイスのスルーパスは絶品。飛び出したGKフォデリンガムが、1対1からの左足シュートを肩に当てると、必死に戻ったアフメドジッチのスライディングが間に合ったかと思いきや、ボールはポストにヒットしました。
左から猛然とダッシュしたマッギンが蹴り込んで0-1。16分の2点めの決め手も、自陣から右足アウトで出したドゥグラス・ルイスの素晴らしいスルーパスです。左隅に収めたオリー・ワトキンスのフィニッシュは、今季プレミアリーグ10ゴールめです。20分のゴールもカウンター。オリー・ワトキンスのラストパスを活かしたのは、右から上がったレオン・ベイリーです。
トラップから2タッチ、キックフェイントを入れて左に軽く出し、すかさずシュート。タッチしてから左足を振り抜くまでが速く、フォデリンガムはノーチャンスでした。29分に左からのクロスを右足で合わせたティーレマンスは、ゴールライン上でヴィニシウス・ソウザにクリアされますが、1分後にCKのクリアを捉えたボレーがクロスバーの下を叩いてネットを揺らしました。
30分で勝負を決めたアウェイチームは、後半開始直後の47分に5点めをゲットします。ゴールライン際でレオン・ベイリーと競ったトラスティーは、CKを与えるのを嫌がって残したのが命取りとなりました。ボックス右で拾ったオリー・ワトキンスが中央に浮かすと、フリーで待っていたアレックス・モレノの容赦ないボレーがど真ん中に突き刺さりました。
77分のCKからオリー・ワトキンスがポストの脇でクリアしたシーンと、直後のエミ・マルティネスのビッグセーブ連発は、ヴィラのサポーターの満足度を高めたのではないでしょうか。スパーズをかわして4位に浮上したエメリのチームは、この勢いを次節のマンチェスター・ユナイテッド戦に持ち込みたいところです。
ニューカッスルとルートンの殴り合いも紹介したいのですが、ステーキとハンバーグとローストビーフの付け合わせにビーフストロガノフをたっぷり盛るのはやめましょう。直近のプレミアリーグ9試合のうち、6試合が3失点以上のニューカッスルは、リーグ最少だった昨季の33失点を早くもオーバー。彼らの守備力ダウンについては、別稿でレポートしたいと思います。
セリエAの4試合は11ゴール、ラ・リーガも4試合で9ゴール、ブンデスリーガは6試合で15ゴール。プレミアリーグの26発はあまりにもエキサイティング(あるいは大味?)です。本日もこの流れは続くのでしょうか。リーグ最少失点のリヴァプールと2位アーセナルの激突は、おとなしいスコアで決着と予想しているのですが…。(ユーリ・ティーレマンス 写真著作者/Кирилл Венедиктов)
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