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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

移籍市場デッドラインデーLIVEレポート【後篇】ウィルシャーはボーンマス、シソコがスパーズ!

「移籍市場デッドラインデーLIVEレポート【中篇】ダヴィド・ルイス復帰!ハマーズがアルベロア!」より続きます。 「BBC」の「Transfer deadline day Live」で追いかけてきたプレミアリーグの移籍締め切り日も、残すところ1時間半となりました。21時30分、ダヴィド・ルイスのプレミアリーグ復帰と並ぶ2大サプライズがついにオープンになりました。「Who would have guessed this just 48 hours ago or so?(48時間前に、誰がこの話を推測できたでしょうか?)」。ジャック・ウィルシャーはボーンマスです。いや、これはびっくり。昨日から今日にかけて、クリスタル・パレスのパーデュー監督、ボーンマスのエディ・ハウ監督と面談したと伝えられたウィルシャーは、若き指揮官に惚れたのか、あるいは使われ方に納得がいったのか。イングランド代表の中心選手が、プレミアリーグ17位の小規模クラブでプレイするという現実に、未だ心がついていっておりません。

とはいっても、時間に追われている移籍市場は待ってくれません。エヴァートンがシェフィールド・ユナイテッドよりFWドミニク・カルバート・ルーウィンを獲得。締め切り1時間前には、マンチェスター・シティの「5人めのローン放出」ジェイソン・デナイエルのサンダーランド入りが伝えられました。リヴァプールのラザル・マルコヴィッチはスポルティング・リスボンにレンタル。ハル・シティは昨季ノリッジに貸し出されていたディナモ・キエフのムボカニを、こちらもレンタルで押さえています。

ラスト1時間となりました。エネル・バレンシアのエヴァートンへのレンタル移籍には驚かされました。昨季は負傷もあり、プレミアリーグ10試合4ゴールに終わったストライカーは、今シーズンは2トップの一角を担うものとばかり思っていました。ユーヴェから来たシモーネ・ザザ、ホナタン・カジェリ、アシュリー・フレッチャー、アンディ・キャロルにアイェウがいれば充分ということなのでしょうか。ルカク不在のプレシーズンマッチで、デウロフェウのワントップを試していたエヴァートンのクーマン監督は、やはり計算できる本職を備えさせえておきたいと考えたのだと思われます。ボニーを獲得したストークは、移籍市場が締まる6分前にホセルのデポルティーボ・ラ・コルーニャへの放出を間に合わせたようです。23時、マーケットは終了。ここからは、「実は間に合っていた話」がごっそり出てきます。

おお、ムサ・シソコはトッテナム!「Transfer deadline day Live」は、移籍金は3000万ポンド(約40億5000万円)と報じています。ダヴィド・ルイスのチェルシー入団手続き完了も、この時間にUPされています。早い時間から緊張感を高めて交渉の結果を気にしていたWBAのピューリス監督は、ユーロ2016で大活躍したウェールズ代表のFWハル・ロブソン・カヌをフリートランスファーでつかまえたようです。ハル・シティが3人めの補強となるAZのマルクス・ヘンリクセン獲得を発表したのが最後の「DONE DEAL」。ACミランが本田圭佑のポジションの強化を目論んで狙っていた10番は、スノドグラスの負担を軽減させ、チームの得点力を上げてくれるはずです。これをもって、プレミアリーグの長い1日がようやく終わりました。

マンチェスター・シティは余剰戦力をきっちり外に出し、チェルシーは最終ラインを盤石にしました。ボニーとブルーノ・マルティンス・インディを補強したストークは、プレミアリーグ最下位から巻き返してくるのではないでしょうか。いやいや、今季も盛り上がり過ぎて疲れました。「BBC」のスタッフのみなさんが「Goodnight」とおっしゃっているのに甘えて、私もしばらく横になろうかと思っております。夜中に起きてチェックしていたプレミアリーグマニアのみなさま、おつかれさまでした!

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“移籍市場デッドラインデーLIVEレポート【後篇】ウィルシャーはボーンマス、シソコがスパーズ!” への17件のフィードバック

  1. おハム より:

    ウィルシャーのボーンマスとはびっくりしました、ボーンマスに彼は合うと思います。 戦術家であるエディハウ監督の指導は彼を成長させると思います。
    バレンシアは昨シーズンの後半くらいからノーゴールがずっと続いていて、不良債権化してたのでエバートンが取ってくれてありがたいですね

  2. voo より:

    これは素晴らしい記事。リアルタイムの臨場感に溢れてました。ランキング踏んどきます。
    本当に毎年デッドラインデーは大物が動いて驚かせてくれます。ルイス復帰は予想外。喜ばれるでしょうね。

  3. ガナユ より:

    ウィルシャーは確かに実力はあるものの出場機会は限られていたかもしれないので致し方ないですね。

    大物が最後に動きましたね!ダビド・ルイスですか!今夏は弱点を補強出来なかったクラブが殆ど無くて驚きです!強いて言えばリバポの左SBでしょうか?!
    監督の力量とチームの熟成度が問われますね。本当にプレミア戦国時代です!

  4. ぐら より:

    出会いあり、別れありの最終日はドキドキワクワクですね
    ボニーがブリタニアで躍動することを心から願っています

  5. アスピ(ry より:

    更新ご苦労様です。
    今年もレポートありがとうございます。
    ウィルシャーのボーンマスとダビド・ルイスのチェルシーは驚きです。今年のプレミアは各チーム豊富な資金をベースに動き回りましたね。いよいよ本格的なシーズンの始まりかと思います。プレミア戦国時代、、、面白くなってきましたね。

    —–
    チェルシーのディフェンス強化は嬉しいですが、ダビド・ルイスですか…
    ケーヒル、ズマ、テリーではなく、カンテ、マティッチのポジションに入る、または3バックを試すのかと色々と妄想してしまいます。

  6. nyonsuke より:

    更新とレポートお疲れ様でした。

    結局リヴァプールは放出のみでしたね。
    懸案のベンテケとバロの話をまとめることができ19人もの選手を放出できたのは大きいと思います。
    チームをスリム化でき適材適所の補強がそこそこにできた今夏の仕事は評価できると思います。
    各チーム特色ある選手を加えたPLは今後、一癖も二癖もある監督達がどのような試合を繰り広げてくれるのか楽しみです。
    まさに戦国時代、今から4節が楽しみです。

  7. 雨好 より:

    更新お疲れ様です。

    年齢面は気になりますがルイス復帰で負傷者対策も含めて一旦は大丈夫になりましたね。アロンソはまだ未知数ですが何より最近調子の上がらないブラナをCB.SBの控えにおけるのがいいなと。ただ、3バックとなるとルイスも足元が下手ではないレベルなのでまだ難しい気がするのとレンタルに出したババがSB列に今いたらどうなったかな。と思いました。

  8. プレミアリーグ大好き! より:

    ウィルシャーのボーンマス選択は面白いですね!ベンゲルさんの後釜候補No.1の戦術家、ハウ監督は短いパスを繋ぐ異色のフットボールを展開するので、ウィルシャーのプレースタイルとは合うと思います!是非ともワンシーズンを通して大きな怪我なくプレーして、自身のサッカー観を見つめ直し、復活することを念じています!

    スパーズとシソコもベストマッチかと思います!CLとリーグの両立に欠かせない存在になるのではないでしょうか!9月からのプレミアリーグが益々楽しみになってきました!

  9. 新参 より:

    ウィルシャーはカソルラの後継となると思います。来季はカソルラが32歳になり、フルに出場し続けることは難しいと思うし、3列目をするだけのフィジカルをキープできないと思います。ロシツキのようにエジルをサポートする立場に変わるのではないでしょうか?
    ウィルシャーが1シーズン通して出場することが最低条件、ボーンマスをトップ10に引き揚げるような活躍ができれば来季はアーセナルのスタメンを勝ち取ることができると思います。
    もう1人注目していたニャブリは完全ですか…買い戻しオプションをつけていて欲しいですね…エジルが認めた才能ですからブレイク必死でしょう。

    ムスタフィ、ジャカと若くて実力のあるプレーヤーを獲得でき、成功したはずの移籍市場ですが、他のチームがすごすぎて成功した気が全くしませんよ(笑)

  10. yuto より:

    チェルシーはクリバリが無理と見るやダヴィド・ルイス復帰とはお見事ですね。
    皆さん動いたクラブを話題にしていますが、私としてはユナイテッドが主力をほとんど放出しなかったかことに驚きました。(キーンやマクネアーの完全移籍は気になりますが)
    具体的にシュネイデルランがスパーズ、ダルミアンがインテルとオファーがあったようですがいずれもモウリーニョ監督が却下したようです。
    みんなそれぞれに思い入れがあるので残ってくれてうれしくもあるのですが・・・
    ファーストチームはおおよそ28人の体制で行きそうですが少し多い気もして心配です。

  11. makoto より:

    おハムさん>
    ウィルシャーは、違うタイプの監督の下で成長できたらいいですね。エネル・バレンシアは本来の彼のプレイが戻ればやれるのではないでしょうか。

    vooさん>
    ありがとうございます。ダヴィド・ルイスはサプライズでしたね。いやー、チェルシー怖いです。

    ガナユさん>
    クリスタル・パレスとストークが脅威です。ベンテケ、ロイク・レミー、ザハ、パンチュンと、ボニー、アルナウトヴィッチ、ボージャン、シャキリ、イムヴィラ、アフェライです。

    ぐらさん>
    シャキリは足元だけじゃなく、いろんなボールくれますし、チームとの相性よさそうです。

    Mackiさん>
    おもしろくなってきました。ウィルシャーは、単純に力を発揮することだけ考えたらクリスタル・パレスよりボーンマスのほうがいいのではないかと思いました。

  12. makoto より:

    アスピ(ryさん>
    マティッチのサブと3バック、両方ありそうですね。試合中にいろいろ変えてくるようになるのではないかと思います。ペップとの腹の探り合いを早く観たいです。後半30分を過ぎて1-1…という舞台装置で。

    nyonsukeさん>
    レッズの左SBは、クロップさん的にはOKのようですね。90点の補強ができたのではないでしょうか。

    雨好さん>
    3バックと4バックを併用しそうですね。チェルシーは、今まで以上に観てておもしろくなったなと思います。ラーマン・ババはもう少し観たかったです。

    プレミアリーグ大好き!さん>
    スパーズのシソコはヒットですね。層が厚いとはいえないなかで、ライアン・メイソンやシャドリを出していたので、最終日はドキドキでチェックしてました。

    新参さん>
    カソルラのように、オトナのプレイが出来るようになってくれたらいいですね。ニャブリは、完全移籍で出してしまうのはもったいないかなと思いました。

    yutoさん>
    多いですよね。若手も含めて満足な出場機会を作るためには4冠いっとかないといけませんね(笑)。

  13. K より:

    レッズには誰も来ず。そもそもルアンのチームメイトでフィジカルが強くてミドルも上手い守備的MFワラスにオファーだったらいいな、と妄想するくらい良い話がなかったですね。

    サイドの控えが前も後ろも居ませんけど前はスピードが落ちたスタリッジをメッシのように偽9番からカットインに期待したWG転向ですかね。コウチーニョよりトラップとショートパスが上手いので引いた相手を崩す技術があり、コウチはスペースが必要な選手で使い分けが出来ます。クロップサッカーのCFで1番前やるには求められるポストプレー能力が足りず不適で1番輝くオリギ・スタリッジの2トップの魅力は今の2センターの質では機能しないでしょう

    余剰戦力の売却とGK、CB、マネの獲得がプラスもチルウェルにポジション用意するためのスミスと一流の3列目を獲得失敗+アレン放出で70点、4〜7位と見ます。ワイドゥルナムがカンテなら…

  14. 凹んで より:

    グーナーとしては、とにかくケガに気をつけてボーンマスで出場を重ねてほしいです。カッとなって無謀なタックルを仕掛けて逆に負傷する…そんなパターンはもうやめましょう。ボーンマス戦、楽しみにしてます!

  15. makoto より:

    Kさん>
    3列めは獲りにいってたのでしょうか。ワイナルドゥム、ヘンダーソン、ルーカス、グルイッチ、エムレ・ジャンをどう使うかにもよりますが、はまれば結構いけそうな気がします。

    凹んでさん>
    どんなプレイをしてくれるのか、楽しみですね。とにかく、無事で!

  16. にわかスパーズファン より:

    更新おつかれさまです。
    うちの会長がシソコに3000万ポンドをスッと払う訳ないと思い、いろいろ調べましたところ、600万ポンドを5年での分割のようです。さらになんと5年以内に移籍した場合残りの金額は払わなくてもいいとの情報も。さすがはドケチ筆頭ですね。

  17. ドラカリス より:

    ライブ感に溢れるリポート、素晴らしいです。今年のデッドラインデーは昨年と異なり、ビッグディールやサプライズが散りばめられた1日になりましたね。このワクワクする気持ちは、サッカーファンでないとわかならい感覚でしょう。普段の記事も楽しく読ませていただいております。今後も頑張って下さい。

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