イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

移籍市場デッドラインデーLIVEレポート【中篇】ダヴィド・ルイス復帰!ハマーズがアルベロア!

「移籍市場デッドラインデーLIVEレポート【前篇】ジョー・ハート&ボニーが移籍決定!」より続きます。現地時間17時は、締め切りまでラスト6時間。引き続き、プレミアリーグの移籍関連報道について、「BBC」の「Transfer deadline day Live」で追いかけてまいります。マンチェスター・シティのエリアカン・マンガラが、ムスタフィの後釜としてシーズンローンでバレンシアに入団しました。ペップ・グアルディオラにとっては、ジョン・ストーンズ、コンパニ、オタメンディに続くCBはコラロフ、あるいは「10のポジションができる」とリスペクトするフェルナンジーニョなのでしょう。

おお、フィオレンティーナの左SBマルコス・アロンソがヨコハマタイヤのロゴ入りシャツで、契約書にサインしている写真がデカデカと掲載されています。5年契約、移籍金は推定2300万ポンド(約31億円)。この補強で、アスピリクエタは本職の右サイドに戻るのでしょうか。チェルシーについては、先ほどからしきりに「ダヴィド・ルイスのプレミアリーグ復帰は実現するのか!?」と大騒ぎになっています。しかしその前に、クアドラードのユヴェントス入りが発表になりました。3年のレンタル、2500万ユーロ(約28億8000万円)の買い取りオプション付き、さらに活躍次第で400万ポンドとは異例の契約です。

18時、残り5時間。「ウィルシャーはボーンマスか?」「バロテッリは決まるのか?」。リヴァプールが、アンドレ・ウィズダムをザルツブルグにシーズンローンで放出しました。何と!ファンの方なのか、ツイッターに「セント・パンクラス駅でダヴィド・ルイスに会ったよ!」と写真がUPされており、ブラジル代表CBのプレミアリーグ復帰は間違いなさそうです。18時20分に、トッテナムがマルセイユMFジョルジュ=ケヴィン・エンクドゥ獲得を発表。こちらは、数日前からほぼ決まりといわれていた話が無事に着地したというニュースです。その15分後、チェルシーが、ダヴィド・ルイスの買い戻しについてパリ・サンジェルマンならびに本人と合意したと発表!メディカル・チェックもパスしているようです。移籍金3400万ポンド(約46億円)は、2年前に5000万ポンドで売った選手であることを思い出せば、お買い得感があります。

この夏のプレミアリーグ勢は、ポグバを買い戻したクラブを筆頭に、実に13クラブが移籍金のクラブレコードを更新しているそうです。この後、14番めは出現するのでしょうか。19時をまわり、ウェストハムが元レアル・マドリードの選手を獲るのではないかとささやかれ始めました。19時30分を過ぎ、トッテナムがエスパニョールの21歳GKパウ・ロペスをレンタルで獲得したと報じられています。ロリスが負傷しているスパーズは、「安心」にお金を払ったのでしょう。「スパーズはシソコも?」「マルコヴィッチがアンフィールドの出口に向かっている?」。20時、バロテッリに残された時間はあと3時間しかありません。モイーズ監督のサンダーランドが、14番めのクラブになったようです。ロリアンから獲得したガボン代表MFディディエ・エンドングの移籍金は1360万ポンド(約18億4000万円)。プレミアリーグで大成功したエンゴロ・カンテと同タイプの22歳への投資は、堂々のクラブレコードです。

5人の交渉成立に向けて必死に動いていると語っていたピューリス監督は、ようやくワトフォードの右SBアラン・ニョムを押さえました。そして20時40分、やっと来ましたバロテッリ。ニースへの移籍はフリートランスファー。2014-15シーズンのリヴァプールでは、プレミアリーグ1ゴール、昨季もミランでセリエA1ゴールに終わった元イタリア代表のエースは、ここで輝けなければ大きな舞台に立つことはなくなるでしょう。21時を前にして、ウェストハムが噂の選手をゲットしたようです。レアル・マドリードとの契約が満了となっていたアルバロ・アルベロア。2007年からの2年間リヴァプールに在籍し、プレミアリーグ66試合出場という記録を持つSBは、マイケル・アントニオとバイラムが時折穴になる右サイドを安定させる役割を求められるはずです。

21時を過ぎ、レスターが5人めのストライカーを決めたようです。スポルティング・リスボンのイスラム・スリマニに提示した移籍金は3000万ユーロ(約34億6000万円)で、さらにボーナスが500万ユーロ(約5億7000万円)。これは…この夏獲ったばかりのアーメド・ムサをしのぐシーズン2回めのクラブレコードじゃないですか!ポルトガルで33試合27ゴールという得点力は、岡崎慎司もムサもかなわないでしょう。岡崎慎司はオプションとなり、ムサは左サイドにまわるのでしょうか。そうすると、ウジョアは⁉マフレズとのアルジェリア代表コネクションに期待でき、単体で見ればいい補強なのですが、ダブつき気味の前線をどうするのだろうと心配になります。いや、ラニエリ監督にはプランがあるのでしょう。ここはひとつ、昨季プレミアリーグ優勝監督の手綱さばきに注目しましょう。

この後、ジャック・ウィルシャーやムサ・シソコの行き先が次々と明らかになります。「移籍市場デッドラインデーLIVEレポート【後篇】」に続きます。(ダヴィド・ルイス 写真著作者/Богдан Заяц)

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“移籍市場デッドラインデーLIVEレポート【中篇】ダヴィド・ルイス復帰!ハマーズがアルベロア!” への4件のフィードバック

  1. グローリーグローリー より:

    ルイスの復帰は本当に驚きでした。噂があがった時にはまさかなと笑ってましたが、次の日にはチェルシーのユニフォームを着たルイスの姿がアップされてるんですからね。まさに電光石火ですよね。取引が完了したこともそうですが金額も驚きです。5000万で売った選手を2年後に3000万で買い戻すなんてどんな錬金術なんでしょうか。しかも相手はパリです。売値が異常だったのか、パリのルイスに対する評価がイマイチだったのかわかりかねますがフリーで放出した選手を9000万で買い戻すクラブのサポーターとしてはただただ驚くばかりです。キャラクターの強い選手がプレミアに帰ってきてくれて嬉しいです、楽しみですね

  2. ワルテルFC より:

    メンタリティの面ではポジティブなD.ルイスの復帰は個人的には嬉しい反面、今後5年、10年を見据えたDF補強が叶わなかった点では痛い(マンチェスター勢のバイリーやストーンズに比べると)。ただこの1,2年をしのぐ意味合いだけなら、合格点ではないでしょうか。おっかなビックリな面もあり、怖いけど、チームに活気をもたらしてくれるでしょう。

  3. blue より:

    更新お疲れ様です

    ルイス復帰は戦力的にどうかはとりあえず置いといてもキャラ的には凄く嬉しいですね
    カンテ、バチュアイ、アロンソ、ルイスなら最高とはいいませんがまずまずの補強で今年は楽しみです

  4. makoto より:

    グローリーグローリーさん>
    チェルシー、交渉上手ですよね。サラーやバチュアイもあっさり持っていきましたし。うらやましい限りです。

    ワルテルFCさん>
    ダヴィド・ルイスは攻めっ気があって、いいときは単純に楽しいんですけどね。チェルシーは、何人かユースから上がってくるといいんですけどね。ロフタス=チーク以外に目処が立った選手がいないので。

    blueさん>
    なかなかいい補強ではないでしょうか。カンテとバチュアイは既に当たりっぽい雰囲気、ダヴィド・ルイスは計算できるので、アロンソさえフィットしてくれれば。

コメントを残す