2024.02.15 選手トピックス
まさか11連覇がストップ?ブンデスリーガとCLの連敗で「ハリー・ケインの呪い」と煽る記事が急増!
2022-23シーズンのトッテナムは、プレミアリーグ24節で13勝3分8敗の4位。トータル44ゴールのうち、エースのハリー・ケインが17ゴールを決めていました。ポステコグルー監督を招聘した今季は、14勝5分5敗で4位。失点36はひとつ増えたものの、51ゴールは前年より7発も乗せています。
プレミアリーグでシーズン30ゴールの絶対的エースを失うという大ピンチをしのいだのは、新指揮官のアグレッシブな采配と丁寧なチームマネジメントがうまくはまったからでしょう。移籍初年度に27試合1ゴールと大スランプに陥り、心身ともに疲弊していたリシャルリソンは20戦10発と完全復活。序盤から好調のソン・フンミンは12発で、既に昨季のトータルを超えています。
前線の新戦力に目を移すと、ジェームズ・マディソンはリーグでトップクラスの大当たり。ブレナン・ジョンソンも3ゴール4アシストと結果を出しており、1月に加わったヴェルナーも2アシストを記録しています。パペ・マタル・サールが台頭した中盤は、ベンタンクール、ホイビュルク、イヴ・ビスマ、オリヴァー・スキップ、ロ・チェルソが揃い、選択肢が増えています。
バイエルン・ミュンヘンに移籍し、自身初のトロフィーを手に入れようとしたハリー・ケインに、古巣の好調を喜ぶ余裕はあるのでしょうか。ブンデスリーガで21戦24発5アシストという数字を叩き出し、得点王争いのTOPを独走。チャンピオンズリーグは7戦4発3アシストで、公式戦29戦28発は、キャリアハイだった2026-17シーズンの38戦35発を超えるペースです。
着実にゴールを量産しているストライカーは、個人としては移籍は成功だったといえるでしょう。しかし内心では、「こんなはずじゃなかった…」という思いがよぎることもありそうです。トゥヘル監督が率いるバイエルンは、DFBポカールのザールブリュッケン戦でまさかの逆転負け。ブンデスリーガでは、首位に5ポイント差の2位という厳しい状況に陥っています。
無敗で走るレヴァークーゼンとの直接対決は、3-0で完敗。逆転は十分可能ですが、直近の両者の戦いぶりを見たフラットなファンの多くは、シャビ・アロンソのチームを推すでしょう。チャンピオンズリーグのラウンド16は、敵地でラツィオに1-0で敗れており、「アリアンツ・アレーナでのセカンドレグを落とせば指揮官解任」という噂が流れています。
昨季までブンデスリーガ11連覇で、そのうち2冠が3回、トレブル2回のチームに移籍したのに、いきなり無冠?口の悪いイギリスのメディアは、「ハリー・ケインの呪い」という見出しを掲げて記事にしています。「アスレティック」のジャック・ピット=ブルック記者は、元スパーズのエースをこんなふうに評しています。
「ケインのキャリアは、極上の積み上げによって定義される。トッテナムでもイングランド代表でも、誰よりも多いゴール。ワールドカップのゴールデンブーツ1回、プレミアリーグでは3回。クラブと代表での通算は386発で、500、600、あるいはそれ以上も容易に想像できる。ちなみにガリー・リネカーは331ゴール、ルーニーは366ゴール、シアラーは409ゴールで引退している」
「その一方で、彼のキャリアには『レガシー・モーメント』と呼ばれるような、重要な役割を果たしたがゆえに誰の記憶にも残るゴールが欠けているような気がしてならない。スパーズにおける彼の最も重要なゴールはどれかと、フラットな立場の人々に尋ねれば、ほとんどは真っ白になるだろう」
スパーズで初ゴールを決めた2013-14シーズンから、彼のパフォーマンスを追い続けた者として、10年めの無冠の気配は大いに気になるところです。とはいえ、ミュンヘンに3年いればトロフィーゼロはないでしょう。何なら、プレミアリーグに戻ります?アーセナル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドは、層の薄い最前線にワールドクラスを加えたいようですが…。
これ以上、悪ノリすると、いろんなところから矢が飛んできそうなので、寸止めしましょう。ビッグタイトルを求め続けた稀代のストライカーが、晴れやかな笑顔でトロフィーを掲げる日が来ることを願ってやみません。今季は黒歴史で、2024-25シーズンに待望の初戴冠のほうがネタとしては…いや、やめましょう。
プレミアリーグでシーズン30ゴールの絶対的エースを失うという大ピンチをしのいだのは、新指揮官のアグレッシブな采配と丁寧なチームマネジメントがうまくはまったからでしょう。移籍初年度に27試合1ゴールと大スランプに陥り、心身ともに疲弊していたリシャルリソンは20戦10発と完全復活。序盤から好調のソン・フンミンは12発で、既に昨季のトータルを超えています。
前線の新戦力に目を移すと、ジェームズ・マディソンはリーグでトップクラスの大当たり。ブレナン・ジョンソンも3ゴール4アシストと結果を出しており、1月に加わったヴェルナーも2アシストを記録しています。パペ・マタル・サールが台頭した中盤は、ベンタンクール、ホイビュルク、イヴ・ビスマ、オリヴァー・スキップ、ロ・チェルソが揃い、選択肢が増えています。
バイエルン・ミュンヘンに移籍し、自身初のトロフィーを手に入れようとしたハリー・ケインに、古巣の好調を喜ぶ余裕はあるのでしょうか。ブンデスリーガで21戦24発5アシストという数字を叩き出し、得点王争いのTOPを独走。チャンピオンズリーグは7戦4発3アシストで、公式戦29戦28発は、キャリアハイだった2026-17シーズンの38戦35発を超えるペースです。
着実にゴールを量産しているストライカーは、個人としては移籍は成功だったといえるでしょう。しかし内心では、「こんなはずじゃなかった…」という思いがよぎることもありそうです。トゥヘル監督が率いるバイエルンは、DFBポカールのザールブリュッケン戦でまさかの逆転負け。ブンデスリーガでは、首位に5ポイント差の2位という厳しい状況に陥っています。
無敗で走るレヴァークーゼンとの直接対決は、3-0で完敗。逆転は十分可能ですが、直近の両者の戦いぶりを見たフラットなファンの多くは、シャビ・アロンソのチームを推すでしょう。チャンピオンズリーグのラウンド16は、敵地でラツィオに1-0で敗れており、「アリアンツ・アレーナでのセカンドレグを落とせば指揮官解任」という噂が流れています。
昨季までブンデスリーガ11連覇で、そのうち2冠が3回、トレブル2回のチームに移籍したのに、いきなり無冠?口の悪いイギリスのメディアは、「ハリー・ケインの呪い」という見出しを掲げて記事にしています。「アスレティック」のジャック・ピット=ブルック記者は、元スパーズのエースをこんなふうに評しています。
「ケインのキャリアは、極上の積み上げによって定義される。トッテナムでもイングランド代表でも、誰よりも多いゴール。ワールドカップのゴールデンブーツ1回、プレミアリーグでは3回。クラブと代表での通算は386発で、500、600、あるいはそれ以上も容易に想像できる。ちなみにガリー・リネカーは331ゴール、ルーニーは366ゴール、シアラーは409ゴールで引退している」
「その一方で、彼のキャリアには『レガシー・モーメント』と呼ばれるような、重要な役割を果たしたがゆえに誰の記憶にも残るゴールが欠けているような気がしてならない。スパーズにおける彼の最も重要なゴールはどれかと、フラットな立場の人々に尋ねれば、ほとんどは真っ白になるだろう」
スパーズで初ゴールを決めた2013-14シーズンから、彼のパフォーマンスを追い続けた者として、10年めの無冠の気配は大いに気になるところです。とはいえ、ミュンヘンに3年いればトロフィーゼロはないでしょう。何なら、プレミアリーグに戻ります?アーセナル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドは、層の薄い最前線にワールドクラスを加えたいようですが…。
これ以上、悪ノリすると、いろんなところから矢が飛んできそうなので、寸止めしましょう。ビッグタイトルを求め続けた稀代のストライカーが、晴れやかな笑顔でトロフィーを掲げる日が来ることを願ってやみません。今季は黒歴史で、2024-25シーズンに待望の初戴冠のほうがネタとしては…いや、やめましょう。
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