イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【MAN.CITY×Aston Villa】圧巻ロドリ、フォーデン3発!12月に完敗のマン・シティがリベンジ達成!

アルテタ監督は、ジンチェンコ、トーマス、スミス・ロウ、ネルソンを投入して2-0完勝。主力固定の印象を裏切る大胆なカットオーバーは、大成功でした。一方、アストン・ヴィラをエティハドに迎えたペップも、ハーランドとデブライネがベンチスタート。18位のルートンだったアーセナルに対して、こちらは4位との一戦で、選手たちのメンタルを信じていなければできない采配です。

最前線のフリアン・アルバレスは、バーンリー戦以来、7戦ノーゴール。2列めのグリーリッシュ、フォーデン、ベルナルド・シウヴァ、ジェレミー・ドクのチャンスメイクの数と質が、勝負の分かれ目です。立ち上がりから積極的に打つ姿勢を見せていたホームチームは、11分という早い時間に先制しました。右サイドのドクを走らせたのは、フォーデンのスルーパスです。

中央の状況を確認したドリブラーは冷静でした。ニアのロドリに通したグラウンダーは完璧。右足のダイレクトショットは、ニアを空けていたオルセンの肩越しに決まりました。レンヌから移籍したウインガーがゴールに直接絡んだのは、4アシストを積み上げた11節のボーンマス戦以来、5ヵ月ぶりです。

オリー・ワトキンス、マッギン、ジェイコブ・ラムジー、ブバカル・カマラを欠き、パウ・トーレスとレオン・ベイリーをベンチに置いていたエメリのチームにとっては、重い失点でした。しかし20分、ヴィラはシンプルなアタックでイーブンに戻します。21歳のモーガン・ロジャースに預けたデュランがワンツーでラインの裏に抜けると、目の前にいるのはGKオルテガだけでした。

股間を通した一撃が、右のサイドネットに刺さって1-1。攻め続けるマン・シティは、カウンターに要注意です。ロドリが得意の浮き球をボックス右に落としたのは24分。ドクがダイレクトでファーに入れたクロスをグリーリッシュが右足のボレーで合わせますが、大きくバウンドしたボールは惜しくも右のポストの外を抜けていきました。

37分には、ロドリの縦パスを受けたフリアン・アルバレスがリコ・ルイスに落とし、ボックス右でリターンをもらった瞬間はフリー。左を狙ったシュートは、ニアをケアしながら右足を残したオルセンのつま先に当たり、外に逸れていきます。マン・シティの勝ち越しゴールは追加タイム1分。ボックスの左手前に立ったフォーデンは、ヴィラの壁が割れるのを見ていたのでしょうか。

いちばん左にいたザニオーロがボールから逃げる格好となり、オルセンは動けず。いい時間帯にリードしたマン・シティは、追加タイム4分にも決定機を創りました。グリーリッシュの巧みなパスで、ベルナルド・シウヴァがゴールラインへ。左足のクロスはフリアン・アルバレスにぴったりでしたが、ヘディングはGKがぎりぎりで触り、致命的な3点めを許しませんでした。

前半は2-1、ポゼッションは65%対35%、シュート数は10対3、オンターゲットは5対1。後半に入り、54分にドゥグラス・ルイスが左から仕掛けたカウンターが決まっていれば、違う結果になっていたかもしれません。右から上がったムサ・ディアビは、パスをもらって無理に打たず、ボックス左に入ったドゥグラス・ルイスに戻しました。

右足のダイレクトショットは、オルテガが上に弾き出してCK。マン・シティが待望の3点めをゲットしたのは、62分でした。ムサ・ディアビを強引なドリブルで抜いたロドリがボックスの入り口で2人を引き寄せ、ダブルタッチのトリッキーなパスを右に流すと、ヴィラの最終ラインの足が止まりました。

フォーデンのダイレクトショットもパーフェクトで、右のサイドネットに向かうボールにオルセンは反応できず。勝負を決する69分のゴールも、47番のスーパーショットです。ロドリのパスを収めたフォーデンがカットインすると、ラングレと接触して転倒。拾ったチェンバースは前に出すのが遅れ、フォーデンに奪い返されてしまいました。

すぐにシュート体勢に入ったレフティは軸足を滑らせたのですが…強烈な一撃がゴールの右上に突き刺さって4-1。ペップは75分にコヴァチッチとマテウス・ヌネス、80分にはオスカー・ボブとセルヒオ・ゴメスを投入し、エースとプレーメイカーを温存したままゲームを終えています。今季2度めのハットトリックを達成したフォーデンは、公式戦44試合21ゴールと絶好調です。

ブバカル・カマラとパウ・トーレス抜きで、昨季プレミアリーグ王者を封じるのは難しかったということか。ヴィラパークではロドリがいなかったから、シュート数22対2の完勝が実現したと考えるべきか。エメリのチームは、2列めと16番を止められずに4失点で敗れました。難敵を下したマン・シティは、プレミアリーグの無敗記録を15試合に伸ばしています。

フリアン・アルバレスが決められなくなっているのは気になるものの、フォーデンが直近5試合6発と量産モードで、グリーリッシュは調子を上げています。残り8試合で、ビッグ6はスパーズのみ。最後のロンドン3連戦をクリアできれば、全勝フィニッシュもありそうです。上にいるレッズとガナーズに同じことをされたらお手上げですが…!


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す