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【Liverpool×Sheff.UTD】最下位に苦戦のリヴァプール、決勝ゴールは10番のスーパーショット!

リヴァプールは勝つ。アンフィールドで、最下位にやられるなどということはない。そう確信していました。アーセナルがルートンに2-0で完勝し、マンチェスター・シティはアストンヴィラを4-1で撃破。暫定2位のチームは、シェフィールド・ユナイテッド戦でポイントを落とせば、首位から転落します。

中盤のバランサー、遠藤航は負傷欠場。代役はフラーフェンベルフです。GKケレハー、DFブラッドリー、コナテ、ファン・ダイク、ジョー・ゴメス、MFマック・アリスター、ショボスライ、フラーフェンベルフ、FWサラー、ダルウィン・ヌニェス、ルイス・ディアス。試合が始まる前の確信は、開始30秒のピンチを見て疑念に変わりました。

左サイドからのロングスローが中央に入り、アフメドジッチがヘッドで後方に送ると、足元に収めたマカティはフリー。ケレハーが足で止めるビッグセーブで失点を回避しますが、直後のCKで競り勝ったトラスティのヘッドも、左のポスト際を襲うきわどいシュートでした。ピンチをしのいだレッズは、当たり前のように攻めに転じています

ジョー・ゴメスがクロスを上げ、グルビッチがパンチしたのは6分。落下点にいたサラーに頭上を狙われたGKは、かろうじて上に弾き出しました。1分後、ショートコーナーからジョー・ゴメスが右に浮かすと、ダルウィン・ヌニェスのヘッドは右に逸れていきます。14分のFKのクリアが、またもサラーの足元へ。左隅を狙ったシュートは、枠に収まりません。

レッズの先制は17分。バックパスを受けたGKグルビッチは、あまりにも正直なキックを詰めてきたダルウィン・ヌニェスに当ててしまいました。ボールは枠に転がり、アンフィールドは大歓声。次のゴールで、勝負は決するでしょう。22分、中央から仕掛けたダルウィン・ヌニェスは、4人に囲まれながらフィニッシュに持ち込みますが、ど真ん中に打ってGKにキャッチされました。

34分、マック・アリスターのミドルは狙い通りに曲がらず、右にアウト。遠藤航のポジションに入った10番は、5-3-2の前線の後ろに入り、ボールを散らしています。ボックス右で縦パスを呼び込むショボスライは、クロスを通せず。42分、左サイドで2人を抜いたルイス・ディアスがカットインすると、中央で前が空いたフラーフェンベルフのシュートはGKの正面です。

43分、右隅を狙ったショボスライのミドルは、グルビッチがビッグセーブ。シュート数14対3と圧倒したリヴァプールは、後半も攻め続けています。50分に左から仕掛けたルイス・ディアスのパスを中央で受けたサラーは、ワントラップボレーが守護神の正面。55分にボックス手前でホルゲートから奪ったルイス・ディアスは、戻ってきたヴィニシウス・ソウザにカットされました。

ハーフコートマッチを繰り広げながら、1ゴールに留まっていたホームチームは、58分のサイドアタック1発で追いつかれてしまいます。右からクロスが上がった瞬間、ファーは1枚足りず、ハマーのヘッドがブラッドリーに当たってゴールイン。クロップ監督はここでサラーとフラーフェンベルフをベンチに下げました。

代わって入ったのは、エリオットとロバートソン。エリオットは左で、ブラッドリーのポジションが上がっています。65分のCKを叩いたファン・ダイクの決定的なヘッドは、グルビッチが左に反応してビッグセーブ。ゴールがほしいクロップ監督は、73分にジョー。ゴメスとショボスライを下げ、カーティス・ジョーンズとガクポを送り出しています。

74分、右に出たエリオットがファーにクロスを通しますが、ロバートソンの左足ボレーはニアにアウト。勝ち越しゴールは76分でした。カーティス・ジョーンズがロバートソンに託し、高速クロスがニアでクリアされると、こぼれ球はボックス手前にいたマック・アリスターの足元へ。右に逃げていく強烈な一撃は、ゴールの右上に突き刺さるスーパーショットでした。

スタンドを揺らす絶叫と、戦う選手たちを称えるYNWAの大合唱。この雰囲気のなかで、最下位のチームが勝つという結末は想像できません。攻撃を活性化したのは、左から何度もスプリントするロバートソンです。必死の上下動と容赦ない高速クロスから、ボスとともにトロフィをという強い想いが伝わってきます。

85分のマック・アリスターのFKは、壁をこすってクロスバーにヒット。猛攻を途切れさせない首位チームが、最後に決めたゴールは90分でした。ロバートソンのアーリークロスは、ガクポの頭にぴったりのピンポイント。右隅を襲った鋭いヘッダーに、グルビッチはノーチャンスです。不安な立ち上がりと、1-1になってからの緊張感が高い時間は、過去のものとなりました。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチは、勝ち越しミドルのマック・アリスターとゲームチェンジャーのロバートソン。ピッチの11人を鼓舞し続けたサポーターたちも、記憶に残したい一戦でした。首位をキープしたレッズの次節は、オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッド。主力が続々と戻ってきたチームは、FAカップのリベンジを果たせるのではないでしょうか。


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“【Liverpool×Sheff.UTD】最下位に苦戦のリヴァプール、決勝ゴールは10番のスーパーショット!” への1件のコメント

  1. ヒノアキヒロ より:

    笑い話に伏されていますが、先制点のヌニェスのチェイスからのゴールが地味に大きかったように思います。
    彼の果敢なチェイスからの得点がなければ、多分この試合リバプールはドローもしくは負けていたと思います。
    中盤の組み立てはホームの追い風を受けてすんなりと出来ていましたが、相手がシェフィールドという事を踏まえれば余りにも稚拙で淡泊すぎる印象を受けました。
    「サッカーは中盤を支配するゲームではない」というどこかの当時のレアルのポルトガル人監督が言ってましたが、まさにその通りでいくら中盤を支配していようが得点できなければ意味はありません。
    これだけホームで最下位のブレイズ相手に苦戦、辛勝した事実は重く受け止めねばなりません。
    だからこそ一層、ヌニェスのあの泥臭く笑われている得点がとても大きな大きな得点だったと思うのです。

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