2024.05.05 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Bournemouth】圧巻デクラン・ライス!攻め続けたアーセナルが3発快勝!
2023-24シーズンは残り3試合。すべて勝ち切って、マンチェスター・シティがしくじるのを待つのみです。プレミアリーグ36節、アーセナルVSボーンマス。アルテタ監督の11人は、2-3で勝ったノースロンドンダービーと同じ顔ぶれです。3月以降のプレミアリーグで6勝2分2敗のボーンマスは、先制を許すとやっかいです。
GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安健洋、MFトーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、トロサール。開始1分にルイス・クックが左から蹴ったFKは、ラヤが冷静にパンチでクリアしました。短いパスをつないで左右を攻めるガナーズに対して、ボーンマスの守備陣はシュートレンジでコースを切っています。
ウーデゴーアの縦のスルーパスが、ボックス左のトロサールに通ったのは7分。中に持って放ったシュートはブロックされ、フォローしたウーデゴーアも黄色と黒の壁に阻まれました。右に流れたカイ・ハヴェルツのヒールで、ベン・ホワイトがゴールラインに出たのは9分。ニアで折り返しを受けたトロサールのダイレクトショットは、セネシが右足を出してカットしました。
14分、冨安が縦に出した浮き球に反応したカイ・ハヴェルツは、左足の強烈なボレーをGKトラヴァースにセーブされています。ガブリエウがソランケに奪われた17分のピンチは、サリバが戻ってドリブルをカット。19分に右サイドのサカが斜めのボールをボックスに流すと、抜け出したのは何とサリバ。切り返しからの左足シュートは、トラヴァースのビッグセーブに阻まれました。
23分の左からのFKをウーデゴーアが右に浮かすと、冨安が頭で折り返したボールがトーマスの足元へ。力んでしまった右足のボレーは、明らかにミスキックです。27分、右にいたサカがボックス手前にボールを流すと、中央から左隅を狙ったトーマスのコントロールショットは、またもトラヴァースがセーブ。29分にサカが右から曲げたCKは、GKの頭上を越えていきました。
30分過ぎから、徐々にボーンマスが攻める時間が増えています。ウーデゴーアがゴールの左脇に上げ、カイ・ハヴェルツが頭で落としたシーンは決定的でしたが、デクラン・ライスの腰がまわり切らず、ボレーはファーポストの外に切れていきました。42分、ウーデゴーアがボックス左に通したロングスルーパスに走り込んだカイ・ハヴェルツは、GKと1対1です。
左足を引っかけられて倒れた29番は、もらいにいったようにも見えました。VARが入り、ジャッジはPK。ぎりぎりまでトラヴァースの動きを見たサカは、右に動いた瞬間、緩いキックを左に転がしました。前半は1-0。ポゼッションは61%対39%、シュート数は16対1、オンターゲットは5対0。劣勢のボーンマスは、追加点を許すと一気に苦しくなります。
49分、デクラン・ライスのボール奪取からショートカウンター。ドリブルで勝負したカイ・ハヴェルツが右にラストパスを流すと、サカが直接叩いたシュートはGKの正面です。52分にボックス手前でキープしたカイ・ハヴェルツは、ザバルニーをかわして振り向きざまに打った一撃を、左に飛んだGKにセーブされました。
ボーンマスの決定機は53分、敵陣センターで奪ったスコットがドリブルで上がり、左のソランケに預けると、左足のシュートはラヤが冷静にストップ。58分の左からのCKをニアで競り勝ったガブリエウは、ヘッドを枠に収められません。59分のミドルを左に外したクライファートは、63分のFKもクロスバーを越えてしまいました。
前線の運動量が落ちたアーセナルは、4-4-2が全員自陣に引く時間が増えています。70分に右から仕掛けたのはサカ。カイ・ハヴェルツ、ウーデゴーアとつながり、8番のパスがカットされると、こぼれ球を拾ったデクラン・ライスが右足アウトのラストパスを左に転がしました。ダイレクトで決めたトロサールは、今季プレミアリーグで11ゴールです。
直後のボーンマスのゴールシーンは、ラヤと競ったソランケがファールを取られています。77分、トーマスの縦パスでサカがボックス右を突破し、ニアにグラウンダーを通すと、ウーデゴーアは右に外してしまい、頭を抱えています。81分、トロサールに代わってマルティネッリ。入ってすぐに左からゴール前に持ち込んだ11番は、GKの前で足がもつれて転倒してしまいました。
85分にサカが下がり、ジェズスが右サイドへ。87分のガブリエウのスーパーショットは、ヘッドで落としたカイ・ハヴェルツがオフサイドでノーゴールです。ウーデゴーアが右のジェズスに展開したカウンターは、97分。ドリブルで仕掛けたジェズスが中央にパスを入れると、左から走り込んだデクラン・ライスが右にまわり込み、GKの足元を抜く豪快なシュートを決めました。
アーセナル、3-0快勝。後半はボーンマスの反撃を許したものの、シュート数24対7、オンターゲット9対2は文句なしのスタッツです。MVPは1ゴール1アシストのデクラン・ライスでしょう。パス成功率90%、チャンスクリエイト3回、ドリブル成功2回。トロサールに決めさせた右足アウトのラストパスは、とっさの判断が速い彼らしいプレイでした。
ガナーズの左右のSBを比較すると、チャンスクリエイトは3対2でベン・ホワイトが上ですが、ドリブルで3回抜かれており、デュエル10勝4敗の冨安健洋をより評価すべきでしょう。何度もボックスに侵入してチャンスを創った今日のプレイを続けられれば、ジンチェンコとティンバーをベンチに追いやれるはずです。
次節はマンチェスター・ユナイテッド。われわれがホームとはいえ、リサンドロ・マルティネスとヴァランが調子を上げられなければ、今の彼らは止められないでしょう。ガナーズが勝てば、優勝争いは最終節にもつれ込みます。直接対決のドロー以降、5戦19発のマン・シティは無敗で駆け抜けるのでしょうか。最注目は鬼門のトッテナム・ホットスパー・スタジアムですが…!
GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安健洋、MFトーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、トロサール。開始1分にルイス・クックが左から蹴ったFKは、ラヤが冷静にパンチでクリアしました。短いパスをつないで左右を攻めるガナーズに対して、ボーンマスの守備陣はシュートレンジでコースを切っています。
ウーデゴーアの縦のスルーパスが、ボックス左のトロサールに通ったのは7分。中に持って放ったシュートはブロックされ、フォローしたウーデゴーアも黄色と黒の壁に阻まれました。右に流れたカイ・ハヴェルツのヒールで、ベン・ホワイトがゴールラインに出たのは9分。ニアで折り返しを受けたトロサールのダイレクトショットは、セネシが右足を出してカットしました。
14分、冨安が縦に出した浮き球に反応したカイ・ハヴェルツは、左足の強烈なボレーをGKトラヴァースにセーブされています。ガブリエウがソランケに奪われた17分のピンチは、サリバが戻ってドリブルをカット。19分に右サイドのサカが斜めのボールをボックスに流すと、抜け出したのは何とサリバ。切り返しからの左足シュートは、トラヴァースのビッグセーブに阻まれました。
23分の左からのFKをウーデゴーアが右に浮かすと、冨安が頭で折り返したボールがトーマスの足元へ。力んでしまった右足のボレーは、明らかにミスキックです。27分、右にいたサカがボックス手前にボールを流すと、中央から左隅を狙ったトーマスのコントロールショットは、またもトラヴァースがセーブ。29分にサカが右から曲げたCKは、GKの頭上を越えていきました。
30分過ぎから、徐々にボーンマスが攻める時間が増えています。ウーデゴーアがゴールの左脇に上げ、カイ・ハヴェルツが頭で落としたシーンは決定的でしたが、デクラン・ライスの腰がまわり切らず、ボレーはファーポストの外に切れていきました。42分、ウーデゴーアがボックス左に通したロングスルーパスに走り込んだカイ・ハヴェルツは、GKと1対1です。
左足を引っかけられて倒れた29番は、もらいにいったようにも見えました。VARが入り、ジャッジはPK。ぎりぎりまでトラヴァースの動きを見たサカは、右に動いた瞬間、緩いキックを左に転がしました。前半は1-0。ポゼッションは61%対39%、シュート数は16対1、オンターゲットは5対0。劣勢のボーンマスは、追加点を許すと一気に苦しくなります。
49分、デクラン・ライスのボール奪取からショートカウンター。ドリブルで勝負したカイ・ハヴェルツが右にラストパスを流すと、サカが直接叩いたシュートはGKの正面です。52分にボックス手前でキープしたカイ・ハヴェルツは、ザバルニーをかわして振り向きざまに打った一撃を、左に飛んだGKにセーブされました。
ボーンマスの決定機は53分、敵陣センターで奪ったスコットがドリブルで上がり、左のソランケに預けると、左足のシュートはラヤが冷静にストップ。58分の左からのCKをニアで競り勝ったガブリエウは、ヘッドを枠に収められません。59分のミドルを左に外したクライファートは、63分のFKもクロスバーを越えてしまいました。
前線の運動量が落ちたアーセナルは、4-4-2が全員自陣に引く時間が増えています。70分に右から仕掛けたのはサカ。カイ・ハヴェルツ、ウーデゴーアとつながり、8番のパスがカットされると、こぼれ球を拾ったデクラン・ライスが右足アウトのラストパスを左に転がしました。ダイレクトで決めたトロサールは、今季プレミアリーグで11ゴールです。
直後のボーンマスのゴールシーンは、ラヤと競ったソランケがファールを取られています。77分、トーマスの縦パスでサカがボックス右を突破し、ニアにグラウンダーを通すと、ウーデゴーアは右に外してしまい、頭を抱えています。81分、トロサールに代わってマルティネッリ。入ってすぐに左からゴール前に持ち込んだ11番は、GKの前で足がもつれて転倒してしまいました。
85分にサカが下がり、ジェズスが右サイドへ。87分のガブリエウのスーパーショットは、ヘッドで落としたカイ・ハヴェルツがオフサイドでノーゴールです。ウーデゴーアが右のジェズスに展開したカウンターは、97分。ドリブルで仕掛けたジェズスが中央にパスを入れると、左から走り込んだデクラン・ライスが右にまわり込み、GKの足元を抜く豪快なシュートを決めました。
アーセナル、3-0快勝。後半はボーンマスの反撃を許したものの、シュート数24対7、オンターゲット9対2は文句なしのスタッツです。MVPは1ゴール1アシストのデクラン・ライスでしょう。パス成功率90%、チャンスクリエイト3回、ドリブル成功2回。トロサールに決めさせた右足アウトのラストパスは、とっさの判断が速い彼らしいプレイでした。
ガナーズの左右のSBを比較すると、チャンスクリエイトは3対2でベン・ホワイトが上ですが、ドリブルで3回抜かれており、デュエル10勝4敗の冨安健洋をより評価すべきでしょう。何度もボックスに侵入してチャンスを創った今日のプレイを続けられれば、ジンチェンコとティンバーをベンチに追いやれるはずです。
次節はマンチェスター・ユナイテッド。われわれがホームとはいえ、リサンドロ・マルティネスとヴァランが調子を上げられなければ、今の彼らは止められないでしょう。ガナーズが勝てば、優勝争いは最終節にもつれ込みます。直接対決のドロー以降、5戦19発のマン・シティは無敗で駆け抜けるのでしょうか。最注目は鬼門のトッテナム・ホットスパー・スタジアムですが…!
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