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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Wolves】ハーランド4発、ロドリ2アシスト!絶好調マン・シティは余裕の6連勝!

最後の4試合を、すべて勝てば優勝。ひとつでもドローで終えれば、アーセナルに捲られそうです。プレミアリーグ36節、マンチェスター・シティVSウルヴス。キックオフ直後に中央突破を図ったデブライネは、ラストタッチが長くなり、打てませんでした。自陣に引いているウルヴスのフォーメーションは、5-3-2でしょうか。

GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、アカンジ、ナタン・アケ、グヴァルディオル、中盤センターにロドリとコヴァチッチ。2列めはベルナルド・シウヴァ、デブライネ、フォーデンで、最前線にハーランド。4分のハーランドのパスで、デブライネが中央から打つかと思いきや、セメドに詰められてボールを失っています。

ロドリのサイドチェンジがベルナルド・シウヴァに通ったのは7分。速いクロスをキルマンがクリアし、拾ったグヴァルディオルが中央に流すと、ロドリのダイレクトショットは浮いてしまいました。10分に右から折り返したのは、ベルナルド・シウヴァ。グヴァルディオルが蹴る瞬間に当たりにいったアイ・ヌーリは、PKを取られてしまいました。

ハーランドが左隅に決めて1-0。相変わらず劣勢のウルヴスは、サイドで奪ってもハーフラインを越えられず、ゴール前で猛攻をはね返す時間が続いています。17分、ベルナルド・シウヴァがファーに浮かすと、ハーランドのヘッドはジョゼ・サが左に反応してビッグセーブ。21分にフォーデンが蹴った左サイドからのFKは、ファーポストすれすれを抜けていきました。

26分、左から上がったマテウス・クーニャのクロスはナタン・アケがクリアし、こぼれ球を拾ったブエノが浮かしたボールはエデルソンがキャッチしています。左サイドを攻められるようになったウルヴスですが、クロスが味方に通らず。35分、敵陣で奪い返したロドリがデブライネに預け、リターンをもらうと、完璧なクロスがファーにいたエースに届きました。

打点の高いヘッダーが、右のサイドネットに収まって2-0。44分にコヴァチッチの縦パスでラインの裏に出たハーランドは、セメドに後ろから倒され、2度めのPKをゲットしました。左に蹴った強いボールがジョゼ・サの手を弾いてネットを揺らし、ハットトリック達成。後半の興味は勝負ではなく、マン・シティのゴール数です。

後半が始まり、50分に左から上がったロドリがアイ・ヌーリにカットされたボールを拾って中央にラストパス。左隅に飛んだフォ-デンのダイレクトショットは、ジョゼ・サが手を伸ばして外に弾き出しています。53分にセメドが右に展開し、後半から入ったベルガルデがクロスを上げると、エデルソンが外にプッシュしたボールをファン・ヒチャンがハーフボレーで決めました。

ウルヴスは最初のシュートがゴールとなり、3-1。おもしろくなったと身を乗り出してから、ハーランドが4発めをゲットするまで、1分しかありませんでした。フォーデンのロングフィードが右に流れた9番に届くと、キルマンをあっさりかわして放った強烈な一撃が左のサイドネットに突き刺さりました。

60分にドリブルで中央に斬り込んだのは、好調のグヴァルディオル。ラストパスを受けたハーランドが迷わず右足を振り抜くと、ジョゼ・サが上に弾き出すビッグセーブでCKに逃れました。69分、ナタン・アケに代わってジョン・ストーンズ。73分のCKのクリアをロドリがキープし、ヒールで流すと、コヴァチッチのダイレクトショットはまたもジョゼ・サが右手に当てています

80分にデブライネ、フォーデン、ベルナルド・シウヴァが下がり、グリーリッシュ、ジェレミー・ドク、マテウス・ヌネス。直後、ハーランドと代わってピッチに入ったのは、フリアン・アルバレスです。85分、敵陣でトッティ・ゴメスに絡んだのはマテウス・ヌネス。こぼれ球を拾ったロドリが左につなぐと、フリーでもらったフリアン・アルバレスが左足で流し込みました。

最後まで攻め続けたマン・シティが5-1で圧勝。エースの爆発もさることながら、上下動の判断を間違えないロドリのセンスにため息が漏れるゲームでした。最終ラインの前のスペースを埋めつつ、得意のロングフィードが5本、チャンスクリエイトも5回。2度のショートカウンターで、的確なクロスとラストパスを通し、2アシストを記録しています。

彼が不在の公式戦9試合は5勝4敗。出場した試合は33勝10分で、敗戦のピッチにいたのは、PK戦で屈したコミュニティシールドとチャンピオンズリーグだけです。FAカップのファイナルを含む残り4試合を無敗のまま、シーズンを終えるのでしょうか。直近のプレミアリーグ6試合のうち、5試合が4ゴール以上の王者は、苦戦する姿さえも想像できません。


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