2024.05.14 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Aston Villa×Liverpool】3-3ドローでヴィラのTOP4は決まらず!逆転をめざすスパーズは全力勝負?
マン・シティと戦うスパーズの勝利を願うグーナーたちは、リヴァプールが勝ってくれと祈っていたのではないでしょうか。アストン・ヴィラがホームゲームで3ポイントをゲットすれば、TOP4フィニッシュが確定。希望を失ったスパーズの選手たちは、モチベーションを下げてしまうかもしれません。
勝っても負けても3位のレッズに全力で戦う理由があるとすれば、ユルゲン・クロップ監督とともに戦えるラスト2試合というぐらいです。両者ともに、直近のプレミアリーグ6試合は2勝2分2敗。停滞しているチーム同士の一戦ですが、勝利の意味がこれほど違えば、ヴィラ・パークのサポーターの後押しを得たチームが押し切るのではないかと思っていました。
クリスタル・パレスとの最終節にプレッシャーを持ち込みたくないヴィラでしたが、キックオフの直後につまずいてしまいました。右サイドのサラーとパス交換したエリオットが、ボックス右に入ったのは59秒。右足のクロスは、パウ・トーレスに当たってゴールに向かいます。キャッチングの名手エミリアーノ・マルティネスは逆を取られたものの、間に合っていたのですが…。
ファンブルしたGKは、ラインを越えようとするボールを掻き出せず、あっという間の0-1。サラーは調子がよさそうで、4分に右からディーニュを抜き去って放ったシュートは、惜しくもファーポストの外に抜けていきました。ルイス・ディアスに合わせた10分の浮き球は絶品。7番が頭で右に送ると、ガクポのスライディングシュートはポストに阻まれました。
オフサイドフラッグが揚がっていたこのシーンは、決まっていればVARがセーフとジャッジしたでしょう。5週間前まで優勝を争っていた強者が追加点を決めそうな展開でしたが、12分のゴールはヴィラでした。マック・アリスターの縦パスをカットし、こぼれ球を拾ったマッギンが左サイドのオリー・ワトキンスへ。クアンサーを抜いて中央に出したラストパスは秀逸でした。
レッズの守備陣は6人がゴール前に固まっており、ボックスの入り口はガラ空きです。冷静にゴール左に叩き込んだのはティーレマンス。1-1となってから押されていたレッズは、23分に勝ち越しゴールをゲットします。遠藤航、マック・アリスター、ガクポと自陣から縦につながり、右サイドのサラーがキープ。ルイス・ディアスに通したサイドチェンジは的確でした。
7番は打つ素振りを見せず、外から追い越してきたジョー・ゴメスに託します。ファーに出たグラウンダーをエミ・マルティネスは弾き切れず、出せとアピールしていたガクポが無人のゴールに流し込みました。ヴィラが再度、決定機を得たのは36分。右からのFKのクリアにティーレマンスが競り勝ち、コンサの浮き球を足元に収めたレオン・ベイリーがボックス右を突破しました。
ゴール前に出たグラウンダーに触れば同点。しかしジエゴ・カルロスのつま先に当たったボールは、左に流れていきました。今季プレミアリーグの初ゴールを逃したCBは、顔を覆って悔しがっています。前半のシュート数は8対6。優勢だったヴィラは、後半開始早々の48分に激痛の失点を喫してしまいました。
左からのFKのキッカーはエリオット。ファーに上がったボールを叩いたクアンサーのヘッダーは、左のポストを叩いてネットを揺らす完璧な弾道でした。リードされたヴィラは枠に打てなくなり、69分にムサ・ディアビのグラウンダーを左足で合わせたザニオーロは、アリソンの素晴らしいセービングに阻まれています。
75分に4枚を一気にチェンジしたクロップ監督は、勝利の手応えを感じていたのではないでしょうか。遠藤航、ガクポ、ルイス・ディアス、エリオットが下がり、ダルウィン・ヌニェス、フラーフェンベルフ、ショボスライ、カーティス・ジョーンズ。65分に入ったザニオーロは、15分で負傷リタイアとなってしまいました。
エメリ監督としては、ジョン・デュランはいずれ切るカードだったはずですが、MFのアクシデントによって時間は早まったのではないでしょうか。勝ち切るかと思われたレッズに痛いミスが出たのは85分。自陣中央にいたマック・アリスターがファン・ダイクのパスをトラップミスし、奪ったチャンバースは迷わずジョン・デュランにつなぎました。
中に持ったストライカーの強烈なミドルが右隅に決まり、2-3。その3分後には、ドリブルで中央を進んだムサ・ディアビが前にボールを浮かし、ラインの裏に出ようとしていたジョン・デュランの腿に当たったボールがアリソンの逆を突く格好となりました。まさかの3-3、押しているのはヴィラ。追加タイムは9分です。
1-3となったときは負け顔だったエメリ監督は、サポーターとともに選手たちを鼓舞しています。競り合いのこぼれ球を追ったムサ・ディアビが、左から抜けたのは92分。ニアを狙った決定的なシュートは、ぎりぎりまで動かなかったアリソンが肩に当て、再逆転はなりませんでした。ドローに終わったヴィラが最終節で負け、スパーズが連勝ならTOP4はひっくり返ります。
それでもヴィラにとっては大きな1ポイント。得失点差が8つあるため、クリスタル・パレスにドローでスパーズと並んでも、4位をキープできるでしょう。本日夜の決戦は、おもしろい構図となりました。ガナーズOBのエメリがマン・シティを応援し、マン・シティのコーチだったアルテタが、よりによってスパーズの勝利を祈るとは…!
勝っても負けても3位のレッズに全力で戦う理由があるとすれば、ユルゲン・クロップ監督とともに戦えるラスト2試合というぐらいです。両者ともに、直近のプレミアリーグ6試合は2勝2分2敗。停滞しているチーム同士の一戦ですが、勝利の意味がこれほど違えば、ヴィラ・パークのサポーターの後押しを得たチームが押し切るのではないかと思っていました。
クリスタル・パレスとの最終節にプレッシャーを持ち込みたくないヴィラでしたが、キックオフの直後につまずいてしまいました。右サイドのサラーとパス交換したエリオットが、ボックス右に入ったのは59秒。右足のクロスは、パウ・トーレスに当たってゴールに向かいます。キャッチングの名手エミリアーノ・マルティネスは逆を取られたものの、間に合っていたのですが…。
ファンブルしたGKは、ラインを越えようとするボールを掻き出せず、あっという間の0-1。サラーは調子がよさそうで、4分に右からディーニュを抜き去って放ったシュートは、惜しくもファーポストの外に抜けていきました。ルイス・ディアスに合わせた10分の浮き球は絶品。7番が頭で右に送ると、ガクポのスライディングシュートはポストに阻まれました。
オフサイドフラッグが揚がっていたこのシーンは、決まっていればVARがセーフとジャッジしたでしょう。5週間前まで優勝を争っていた強者が追加点を決めそうな展開でしたが、12分のゴールはヴィラでした。マック・アリスターの縦パスをカットし、こぼれ球を拾ったマッギンが左サイドのオリー・ワトキンスへ。クアンサーを抜いて中央に出したラストパスは秀逸でした。
レッズの守備陣は6人がゴール前に固まっており、ボックスの入り口はガラ空きです。冷静にゴール左に叩き込んだのはティーレマンス。1-1となってから押されていたレッズは、23分に勝ち越しゴールをゲットします。遠藤航、マック・アリスター、ガクポと自陣から縦につながり、右サイドのサラーがキープ。ルイス・ディアスに通したサイドチェンジは的確でした。
7番は打つ素振りを見せず、外から追い越してきたジョー・ゴメスに託します。ファーに出たグラウンダーをエミ・マルティネスは弾き切れず、出せとアピールしていたガクポが無人のゴールに流し込みました。ヴィラが再度、決定機を得たのは36分。右からのFKのクリアにティーレマンスが競り勝ち、コンサの浮き球を足元に収めたレオン・ベイリーがボックス右を突破しました。
ゴール前に出たグラウンダーに触れば同点。しかしジエゴ・カルロスのつま先に当たったボールは、左に流れていきました。今季プレミアリーグの初ゴールを逃したCBは、顔を覆って悔しがっています。前半のシュート数は8対6。優勢だったヴィラは、後半開始早々の48分に激痛の失点を喫してしまいました。
左からのFKのキッカーはエリオット。ファーに上がったボールを叩いたクアンサーのヘッダーは、左のポストを叩いてネットを揺らす完璧な弾道でした。リードされたヴィラは枠に打てなくなり、69分にムサ・ディアビのグラウンダーを左足で合わせたザニオーロは、アリソンの素晴らしいセービングに阻まれています。
75分に4枚を一気にチェンジしたクロップ監督は、勝利の手応えを感じていたのではないでしょうか。遠藤航、ガクポ、ルイス・ディアス、エリオットが下がり、ダルウィン・ヌニェス、フラーフェンベルフ、ショボスライ、カーティス・ジョーンズ。65分に入ったザニオーロは、15分で負傷リタイアとなってしまいました。
エメリ監督としては、ジョン・デュランはいずれ切るカードだったはずですが、MFのアクシデントによって時間は早まったのではないでしょうか。勝ち切るかと思われたレッズに痛いミスが出たのは85分。自陣中央にいたマック・アリスターがファン・ダイクのパスをトラップミスし、奪ったチャンバースは迷わずジョン・デュランにつなぎました。
中に持ったストライカーの強烈なミドルが右隅に決まり、2-3。その3分後には、ドリブルで中央を進んだムサ・ディアビが前にボールを浮かし、ラインの裏に出ようとしていたジョン・デュランの腿に当たったボールがアリソンの逆を突く格好となりました。まさかの3-3、押しているのはヴィラ。追加タイムは9分です。
1-3となったときは負け顔だったエメリ監督は、サポーターとともに選手たちを鼓舞しています。競り合いのこぼれ球を追ったムサ・ディアビが、左から抜けたのは92分。ニアを狙った決定的なシュートは、ぎりぎりまで動かなかったアリソンが肩に当て、再逆転はなりませんでした。ドローに終わったヴィラが最終節で負け、スパーズが連勝ならTOP4はひっくり返ります。
それでもヴィラにとっては大きな1ポイント。得失点差が8つあるため、クリスタル・パレスにドローでスパーズと並んでも、4位をキープできるでしょう。本日夜の決戦は、おもしろい構図となりました。ガナーズOBのエメリがマン・シティを応援し、マン・シティのコーチだったアルテタが、よりによってスパーズの勝利を祈るとは…!
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