2024.05.21 チェルシーの話題
最後のピッチにオーナーの姿はなし…5連勝フィニッシュのポチェッティーノ監督は続投か、終了か?
7分の追加タイムが終わり、タイムアップ。小さなガッツポーズの後、ポチェッティーノ監督はいつものようにスタッフとハグをかわしました。ピッチの上では、今季限りでチームを去るチアゴ・シウヴァを囲む輪ができています。やがて指揮官もセンターサークルに歩を進め、チアゴ・シウヴァを抱きしめた後、若い選手たちをねぎらっています。
ボーンマスに2-1で競り勝ち、プレミアリーグ5連勝で6位フィニッシュ。FAカップでマンチェスター・ユナイテッドが敗れればヨーロッパリーグへのチケットが転がり込み、ペップが2冠を逃してもECLに出場できます。序盤の苦闘を思い出せば、納得のフィナーレ。しかしセレモニーの主役は39歳のCBで、夏に加わったばかりの指揮官ではありません。
プレスルームに現れたポチェッティーノ監督は、金曜日の夜にトッド・ベイリーとディナーをともにしたといっています。「もし君と僕がディナーを愉しむなら、嫌な話はしないよね。悪いことを伝えるときは、電話するか、コーヒーを飲みにいこうという」。そこにいた記者たちは、指揮官の話より、オーナーがスタンドにいなかったことを気にしていたようです。
リヴァプールとウルヴスに連敗し、9勝4分10敗となった2月上旬は、6位マンチェスター・ユナイテッドと7ポイント差の11位。ここからの巻き返しは見事でした。ライバルのマン・ユナイテッドとスパーズを撃破し、ペップとはドローで9勝5分1敗。エースのコール・パルマーを欠いたアーセナルとのロンドンダービーが、唯一の敗戦です。
ポチェッティーノ監督の未来には、3つの可能性があります。ひとつは、前向きな現状維持。来季終了までの契約はそのままで、序盤戦に勝利を重ねれば、12ヵ月の延長オプションが発動されるというお話です。2つめは、長期的なプロジェクトとなる新契約締結。チームのベースを明確にした終盤戦が評価されれば、オフシーズンの補強戦略にも関与できるでしょう。
3つめは、「双方の合意のうえ」という前置き付きの解任です。トッド・ベイリーとベハダ・エクバリが最後のスタンフォード・ブリッジで指揮官に声をかけなかったのは、憶測の記事が拡散されるのを嫌ったからでしょうか。「シーズンが終わった後、数日はロンドンに留まるつもり」と語っていた指揮官は、早期にはっきりさせたいと考えているはずです。
ペップ・グアルディオラとエリック・テン・ハフの初年度は3位。シーズン途中の就任だったユルゲン・クロップとミケル・アルテタは8位でした。12位だったチームを引き継いだポチェッティーノの6位は、成功とはいえなくても、不合格のハンコを即座に捺すほどではないでしょう。
地元ロンドンの「イブニング・スタンダード」は、共同SDのローレンス・スチュワートとポール・ウィンスタンリーが動いていると報じています。ポチェッティーノ解任という結論に備えて、イプスウィッチのキーラン・マッケンナ監督とスポルティングCPのルベン・アモリム監督の代理人に声をかけたとのこと。両者ともに、プレミアリーグで指揮を執った経験はありません。
またもや指揮官が変わり、チームが作り直しとなって混乱するリスクを考えると、ビッグ6と互角に渡り合ってきた指揮官を見限るのは早すぎるのではないかと思います。ロンドンで待機するポチェッティーノ監督への次のお誘いは、ディナーかコーヒーか。「アスレティック」は、早期に結論が出る見通しとレポートしています。続報を待ちましょう。
ボーンマスに2-1で競り勝ち、プレミアリーグ5連勝で6位フィニッシュ。FAカップでマンチェスター・ユナイテッドが敗れればヨーロッパリーグへのチケットが転がり込み、ペップが2冠を逃してもECLに出場できます。序盤の苦闘を思い出せば、納得のフィナーレ。しかしセレモニーの主役は39歳のCBで、夏に加わったばかりの指揮官ではありません。
プレスルームに現れたポチェッティーノ監督は、金曜日の夜にトッド・ベイリーとディナーをともにしたといっています。「もし君と僕がディナーを愉しむなら、嫌な話はしないよね。悪いことを伝えるときは、電話するか、コーヒーを飲みにいこうという」。そこにいた記者たちは、指揮官の話より、オーナーがスタンドにいなかったことを気にしていたようです。
リヴァプールとウルヴスに連敗し、9勝4分10敗となった2月上旬は、6位マンチェスター・ユナイテッドと7ポイント差の11位。ここからの巻き返しは見事でした。ライバルのマン・ユナイテッドとスパーズを撃破し、ペップとはドローで9勝5分1敗。エースのコール・パルマーを欠いたアーセナルとのロンドンダービーが、唯一の敗戦です。
ポチェッティーノ監督の未来には、3つの可能性があります。ひとつは、前向きな現状維持。来季終了までの契約はそのままで、序盤戦に勝利を重ねれば、12ヵ月の延長オプションが発動されるというお話です。2つめは、長期的なプロジェクトとなる新契約締結。チームのベースを明確にした終盤戦が評価されれば、オフシーズンの補強戦略にも関与できるでしょう。
3つめは、「双方の合意のうえ」という前置き付きの解任です。トッド・ベイリーとベハダ・エクバリが最後のスタンフォード・ブリッジで指揮官に声をかけなかったのは、憶測の記事が拡散されるのを嫌ったからでしょうか。「シーズンが終わった後、数日はロンドンに留まるつもり」と語っていた指揮官は、早期にはっきりさせたいと考えているはずです。
ペップ・グアルディオラとエリック・テン・ハフの初年度は3位。シーズン途中の就任だったユルゲン・クロップとミケル・アルテタは8位でした。12位だったチームを引き継いだポチェッティーノの6位は、成功とはいえなくても、不合格のハンコを即座に捺すほどではないでしょう。
地元ロンドンの「イブニング・スタンダード」は、共同SDのローレンス・スチュワートとポール・ウィンスタンリーが動いていると報じています。ポチェッティーノ解任という結論に備えて、イプスウィッチのキーラン・マッケンナ監督とスポルティングCPのルベン・アモリム監督の代理人に声をかけたとのこと。両者ともに、プレミアリーグで指揮を執った経験はありません。
またもや指揮官が変わり、チームが作り直しとなって混乱するリスクを考えると、ビッグ6と互角に渡り合ってきた指揮官を見限るのは早すぎるのではないかと思います。ロンドンで待機するポチェッティーノ監督への次のお誘いは、ディナーかコーヒーか。「アスレティック」は、早期に結論が出る見通しとレポートしています。続報を待ちましょう。
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