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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アーセナルが速攻、たった2日で個人条件合意!カラフィオーリのベストポジションはSBか、CBか?

「アーセナルがリカルド・カラフィオーリと2029年6月までの契約で合意。アーセナルとボローニャは、要求額が5000万ユーロ(4250万ポンド)といわれる移籍金について交渉している。バーゼルは、売却額が450万ユーロ以上となれば、50%を受け取ることになる。まだ何も決まっていないが、彼らは交渉が進んでいることを把握している」(ファブリツィオ・ロマーノ)

これは、早い!ボローニャにオファーと報じられてから、たった2日で個人合意に到達してしまったようです。トランスファーマーケットに精通したジャーナリストが速報をポストすると、ラ・リーガとセリエAのインサイダー情報に詳しいマッテオ・モレット氏が追いかけ、「アーセナルは、チェルシーとユヴェントスが来る前に契約をまとめようと急いでいる」と伝えています。

「ファブリツィオ・ロマーノのデイリー・ブリーフィング」に寄稿されたレポートによると、ユーヴェはプレミアリーグのクラブが提示する金額を出せず、ナポリのFアレッサンドロ・ボンジョルノに矛先を変えたとのこと。冨安健洋の売却以降、ガナーズとボローニャの関係は良好で、ムドリクをハイジャックしたクラブが付け入る隙はなさそうです。

バーゼルがボローニャに売却した1年前は、380万ポンド。短期間で移籍金が11倍に膨れ上がった理由を挙げるなら、「リーグ戦で5アシストは、CBとして欧州No.1」「セリエAのインターセプト数と空中戦勝利数はチームTOP」「37節のユーヴェ戦でオープンプレーから2ゴール」「ユーロ2024のクロアチア戦で起死回生の同点アシスト」といったあたりで充分でしょう。

バーゼルで彼を指導したハイコ・フォーゲル暫定監督は、「フルバックで最高レベルに達するには、スピードが足りないと感じた。センターバックとしては、充分すぎるほどのスピードがあった」と評しています。サイドから中央にコンバートしたSD兼任の指揮官の言葉に触れると、「パスワークに長けた攻撃的CB」がいかにガナーズにフィットしているかがよくわかります。

「アルテタのスタイルは好きだ。すべてはポゼッションから。リッキー(カラフィオーリ)もポゼッションは好きだろう。ゲームを組み立て、ポゼッションしたければ、彼は素晴らしい。欧州選手権でも、彼の中盤への突進が相手のラインを破壊していた。ディフェンスでもオフェンスでもヘディングが得意で、セットピースからのゴール前でのプレイは非常に危険だ」

「彼は全てを兼ね備えている。ゲームインテリジェンスがとても高く、異なるシステム、ポジション、監督に適応できる。ポゼッションゲームにおいても、必要なすべてを備えている。アグレッシブで、守備の駆け引きや1対1にも強い。彼は発展途上で、まだ若い。これまではチアゴ・モッタがいた。来シーズンがミケル・アルテタなら、彼のキャリアにとっていいことだろう」(ハイコ・フォーゲル/スカイスポーツ)

ガナーズの若き指揮官は、22歳の成長株をどこで起用するのでしょうか。ウィリアム・サリバとガブリエウは鉄壁で、代える必要はないでしょう。3バックの左CBやWBか?いや、ウーデゴーアを活かしづらくなるフォーメーションは、導入したとしてもBプランです。ジンチェンコより守備が強固な偽SB…考えられるベストは、これでしょう。

アルテタもマレスカもペップつながり。「ジョン・ストーンズが自分のモデル」と語ったDFは、どちらにいってもさらなる成長を遂げるはずです。となると、やはりアーセナルは獲得を急がなければなりません。4250万は、多少下げられればOKでしょう。ロンドンのライバルに、彼を口説き落とす機会を与えない速攻で、ゴールに辿り着いていただければと思います。


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