「天国と地獄」か予定通りか…トッテナム、FWソルダード獲得決定もベイル説得断念!
来季はプレミアリーグを舞台に、マンチェスター・シティのネグレド、チェルシーのF.トーレスとの熾烈なスペイン代表のレギュラーFW争いが展開されます。ワールドカップの前年という重要なシーズンだけに、こちらの戦いにも注目が集まるでしょう。おっと、その前に、デフォーやアデバヨル(彼は移籍するかもしれません)との定位置争いに勝たないといけませんね。今のソルダードが、ここでライバルの後塵を踏むとは思えませんが。トッテナムは、パウリーニョとともに、チームの軸となるいい補強ができたのではないでしょうか。
さて、一方でガレス・ベイルです。こちらは、ご本人の「レアル・マドリードへ行きたい」という意向がかなり強いようで、スペインの新聞がトッテナムの慰留断念を伝えています。ずっとケガを理由に練習に参加していなかったので、もはや引き止めは難しかろうとみていましたが、やはり、ですね。一説には、移籍金が1億2000万ユーロ(約157億円)にまで高騰するとも伝えられており、さすがに「やめてくれ」と叫びたくなります。相場が上がれば上がるほど、テレビ放映権料を上位クラブで独占しているスペインのクラブに有利に運ぶのは間違いありません。プレミアリーグの発展のためにも、ここはひとつ、可能な限り常識的な価格に近づけてほしいと思います…が、今さら難しいかもしれません。うーん。
この一連の移籍報道について、「レアル・マドリードはどれだけ金を使っているんだ」と思われる方もいるでしょう。確かに150億をひとりの選手に出せてしまうクラブなどほとんどありませんが、一方でこのオフ、彼らは積極的に選手の売却も進めており、そのあたりをまとめると、こういうことになります。「カジェホン、アルビオル、イグアインを出して、ベイル、イスコ、イジャラメンディを獲った損得はどうだったのか」。そしてもうひとつの興味は、大きなお買いものの煽りで進められる、さらなる選手の放出でしょう。モドリッチをマンチェスター・ユナイテッドかトッテナムに出すのか、コエントランはチームを離れるのか。いやいや、これだけ出入りが激しいと、ほんとうにチームは強くなるのか、甚だ疑問ですね。最悪のシナリオは、「成績が上がらずアンチェロッティが1年で解任され、愛想を尽かしたクリスティアーノ・ロナウドがワールドカップ後、クラブに別れを告げる」でしょう。過去にもカペッロやペジェグリーニを1年で切ったクラブですから、全くない話ではありません。まあ、ここまで悪くなるかどうかは別として、少なくとも「今季よりよくなることはない」に一票、入れておきたいと思います。
これだけの金額になれば、もはやトッテナムにとってはいい話でしょう。ベイルの穴は埋めるとして、もう一段、補強するならどのポジションですかね。以前にも書きましたが、スティーヴン・コーカー放出直後に何ですが、DFはテコ入れしたほうがいいのではないかと思います。さあ、これからもうひと山ふた山、ありそうですね。ノースロンドンのライバルとともに。(写真著作者/CarlosRM)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
You’re the one with the brains here. I’m watching for your posts.
You’re the one with the brains here. I’m watching for your posts.
カペッロやペジェグリーニを1年で切ったクラブ