偏愛的プレミアリーグ見聞録

ヨーロッパリーグは既に始まっていましたが、いよいよ各国のリーグ戦もスタートです。昨日、オランダのエールディビジが開幕。昨季チャンピオンのアヤックスが3‐0で快勝しました。9日にはブンデスリーガ、その翌週にはプレミアリーグと、順次、シーズンモードに切り替わっていきます。

昨日は、各地でテストマッチが行われました。ミュンヘンで開催されている「アウディカップ」では決勝戦が実施され、バイエルン・ミュンヘンが2－1でマンチェスター・シティに逆転勝利をおさめています。激しい攻め合い、シュートの打ち合いとなったこのゲーム。前半は0－0で、後半勝負。先制したのは、マンチェスター・シティ。新加入のネグレドがナスリの縦パスから素晴らしいドリブルシュートを左隅に決め、新しいシーズンへの期待を抱かせます。しかし勝者は、ホームチーム。ペナルティエリアでサバレタが犯したハンドからPKをミュラーが決め、同点。さらに右からのクロスをマンジュキッチに頭で合わせられ、この1点が決勝点となってバイエルンの勝利です。負けはしたものの、新選手をチームにフィットさせることができ、マン・シティにとっては収穫の多い1戦だったのではないでしょうか。ひと頃、ペジェグリーニ監督がチームを離れており、テストマッチの結果も上がらず不安な時期もありましたが、ここに来てしっかり仕上げてくるあたりは、さすがスター軍団です。

そしてアメリカでは「インターナショナル・チャンピオンズカップ」が開催されており、プレミアリーグからはチェルシーとエヴァートンが出場しています。8チームのトーナメント形式で争われるこのカップ戦では、エヴァートンがPK戦でユヴェントスを下し、チェルシーはインテルに2－0と完勝です。1点まは美しいカウンターからオスカルのミドル、2点めはこの日大活躍だったモーゼスが受けたファールからのPKを、アザールです。中盤が直線的な攻撃を再三仕掛けてくるあたりは、まさにモウリーニョのサッカー。ルカクも一瞬のスピードでDFをかわして惜しいシュートを放つなど、確実にゴール前の脅威になっていました。

青系ユニフォームは、各チームとも順調な仕上がりです。その後、赤系はどうでしょうか？