2025.02.02 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Bournemouth×Liverpool】まさかあそこで…好調ボーンマスを屠ったスーパーショットに絶句!
ダルウィン・ヌニェスが左に展開し、ルイス・ディアスがドリブルで上がったのは75分。これ以上持つと2人に囲まれると判断した7番は、中央に入ってきたカーティス・ジョーンズに預け、タイラー・アダムスに詰められたMFはボックス右のサラーにパスを通しました。対峙したケルケズはコースを切っており、後ろで空いていたショボスライに戻すしかなさそうです。
ところが次の瞬間、左膝の下だけ動かしたコントロールショットが、ファーのサイドネットに飛んでいきました。再三のビッグセーブで、サラーのPK1発に抑えていたケパ・アリサバラガは1歩も動けず、勝負が決するのを見届けるのみ。今季のリヴァプール戦で、2点のビハインドをイーブンに戻したチームはひとつもありません。
プレミアリーグで11試合連続無敗のボーンマスと、18戦連続無敗のリヴァプールの一戦は、両者ともに強さを見せつけたといえるナイスゲームでした。アーセナル、マン・シティ、トッテナム、マン・ユナイテッドを次々と撃破したイラオラのチームは、3‐0で敗れたアンフィールドでもシュート数19対19の撃ち合いを演じており、ホームのサポーターの前でも気合十分でした。
開始1分、敵陣でアーノルドから奪ったセメンヨのシュートは、アリソンが右に反応してキャッチ。イラオラ監督と選手たちは、セメンヨとケルケズでアーノルドのサイドを崩すという戦略を共有しているようです。13分に右からクロスを入れたのは、ルイス・クック。アーノルドのクリアのこぼれ球を拾ったクライファートの一撃は、ニアを締めていたアリソンがセーブしました。
17分に左から中央に回り込んだガクポのミドルは、ケパがキャッチ。ボーンマスの2度めの決定機は20分でした。クライファートからのパスをボックス左で足元に収めたセメンヨは、中にいくと見せかけてアーノルドのマークを外し、コナテもかわして左足で鋭いシュートを放ちますが、ボールはニアポストを叩いて逆サイドに飛んでいきました。
ピンチの3分後、センターに出ていたガクポが、右からスプリントしたショボスライにラストパス。8番がフリーになってもケパは慌てず、右足のシュートを冷静にセーブしました。ロバートソンの縦のロングフィードで、ガクポがラインの裏に出たのは27分。後ろから迫ったルイス・クックが足を引っかけてしまい、PKを示す笛が鳴りました。
サラーが思い切り右隅に蹴り込み、0‐1。40分にボックス右でキープしたサラーは、中央への走り込みを待っていたようで、左足のアウトの浮き球を叩いたアーノルドの珍しいヘディングシュートはケパの正面です。リヴァプールがリードしたまま後半に入ると、50分のデヴィッド・ブルックスのFKから、ボーンマスがチャンスを創りました。
フラーフェンベルフのクリアを拾った二次攻撃。デヴィッド・ブルックスのパスを受けたクリスティが詰めてきたコナテの背後に縦パスを転がし、左から入ってきたセメンヨがアリソンの前に出ると、左足のトーキックはコースを切った守護神が膝に当てました。スロット監督は、61分にマック・アリスターをカーティス・ジョーンズ。アクシデントが発生したのは、68分でした。
アーノルドが右の太ももの裏を押さえて座り込んでしまい、急遽登場したのはブラッドリー。ボーンマスが最大のビッグチャンスを迎えたのは、この直後でした。前線でロングフィードを受けたクライファートが右から上がっってきたタヴァーニアに預けると、中央に持ち込んで打ったミドルが左のポストを直撃。右に流れてこぼれ球に先着したクライファートはフリーでした。
コナテのスライディングは、間に合いそうにありません。枠に入れるだけでよかったのですが…!決定的なフィニッシュは、右に逸れてしまいました。サラーの2点めが決まった瞬間、天を仰いだ19番は、5分前の自らのミスを引きずっていたのでしょう。88分のサラーを遠藤航は、「クリーンシートで勝つので」という予告に見えます。
0‐2となってから、ボーンマスのオンターゲットはゼロ。サイドの連携とシンプルな速攻が脅威だったホームチームに足りなかったのは、シュートの精度でした。それにしてもモー・サラー!プレミアリーグ通算178ゴールは、フランク・ランパードをかわして歴代6位。さらに9ゴールを積めば、4位のアンディ・コールを抜き去り、ウェイン・ルーニーが視界に入ってきます。
11番が先発した公式戦31試合のうち、ゴールもアシストもなかったのは7試合のみで、プレミアリーグのビッグ6との6試合は7ゴール6アシスト。4勝2分で無敗の原動力となっています。何度も見返したのですが、ケルケズに「間合いを詰めろ」「半歩右へ」というのは酷でしょう。冷静になった今でも、見てはいけないものを見たようなゾワゾワ感が収まりません。
ところが次の瞬間、左膝の下だけ動かしたコントロールショットが、ファーのサイドネットに飛んでいきました。再三のビッグセーブで、サラーのPK1発に抑えていたケパ・アリサバラガは1歩も動けず、勝負が決するのを見届けるのみ。今季のリヴァプール戦で、2点のビハインドをイーブンに戻したチームはひとつもありません。
プレミアリーグで11試合連続無敗のボーンマスと、18戦連続無敗のリヴァプールの一戦は、両者ともに強さを見せつけたといえるナイスゲームでした。アーセナル、マン・シティ、トッテナム、マン・ユナイテッドを次々と撃破したイラオラのチームは、3‐0で敗れたアンフィールドでもシュート数19対19の撃ち合いを演じており、ホームのサポーターの前でも気合十分でした。
開始1分、敵陣でアーノルドから奪ったセメンヨのシュートは、アリソンが右に反応してキャッチ。イラオラ監督と選手たちは、セメンヨとケルケズでアーノルドのサイドを崩すという戦略を共有しているようです。13分に右からクロスを入れたのは、ルイス・クック。アーノルドのクリアのこぼれ球を拾ったクライファートの一撃は、ニアを締めていたアリソンがセーブしました。
17分に左から中央に回り込んだガクポのミドルは、ケパがキャッチ。ボーンマスの2度めの決定機は20分でした。クライファートからのパスをボックス左で足元に収めたセメンヨは、中にいくと見せかけてアーノルドのマークを外し、コナテもかわして左足で鋭いシュートを放ちますが、ボールはニアポストを叩いて逆サイドに飛んでいきました。
ピンチの3分後、センターに出ていたガクポが、右からスプリントしたショボスライにラストパス。8番がフリーになってもケパは慌てず、右足のシュートを冷静にセーブしました。ロバートソンの縦のロングフィードで、ガクポがラインの裏に出たのは27分。後ろから迫ったルイス・クックが足を引っかけてしまい、PKを示す笛が鳴りました。
サラーが思い切り右隅に蹴り込み、0‐1。40分にボックス右でキープしたサラーは、中央への走り込みを待っていたようで、左足のアウトの浮き球を叩いたアーノルドの珍しいヘディングシュートはケパの正面です。リヴァプールがリードしたまま後半に入ると、50分のデヴィッド・ブルックスのFKから、ボーンマスがチャンスを創りました。
フラーフェンベルフのクリアを拾った二次攻撃。デヴィッド・ブルックスのパスを受けたクリスティが詰めてきたコナテの背後に縦パスを転がし、左から入ってきたセメンヨがアリソンの前に出ると、左足のトーキックはコースを切った守護神が膝に当てました。スロット監督は、61分にマック・アリスターをカーティス・ジョーンズ。アクシデントが発生したのは、68分でした。
アーノルドが右の太ももの裏を押さえて座り込んでしまい、急遽登場したのはブラッドリー。ボーンマスが最大のビッグチャンスを迎えたのは、この直後でした。前線でロングフィードを受けたクライファートが右から上がっってきたタヴァーニアに預けると、中央に持ち込んで打ったミドルが左のポストを直撃。右に流れてこぼれ球に先着したクライファートはフリーでした。
コナテのスライディングは、間に合いそうにありません。枠に入れるだけでよかったのですが…!決定的なフィニッシュは、右に逸れてしまいました。サラーの2点めが決まった瞬間、天を仰いだ19番は、5分前の自らのミスを引きずっていたのでしょう。88分のサラーを遠藤航は、「クリーンシートで勝つので」という予告に見えます。
0‐2となってから、ボーンマスのオンターゲットはゼロ。サイドの連携とシンプルな速攻が脅威だったホームチームに足りなかったのは、シュートの精度でした。それにしてもモー・サラー!プレミアリーグ通算178ゴールは、フランク・ランパードをかわして歴代6位。さらに9ゴールを積めば、4位のアンディ・コールを抜き去り、ウェイン・ルーニーが視界に入ってきます。
11番が先発した公式戦31試合のうち、ゴールもアシストもなかったのは7試合のみで、プレミアリーグのビッグ6との6試合は7ゴール6アシスト。4勝2分で無敗の原動力となっています。何度も見返したのですが、ケルケズに「間合いを詰めろ」「半歩右へ」というのは酷でしょう。冷静になった今でも、見てはいけないものを見たようなゾワゾワ感が収まりません。
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