ウェイン・ルーニーがクラブ残留を明言…前途多難なキャプテンが輝くポジションはどこ!?
2015-16シーズンは、プレミアリーグ28試合出場8ゴール。11シーズン続けてきた2ケタゴールが途切れ、さらに今季は17試合2ゴールと、今までになかったスランプに陥っています。昨年4月に、「スコールズのプレイをずっと見てきた。いつか自分がそのポジションでプレイする日が来るかもしれないと思っていた」と語ったルーニーは、新シーズンに入る前は、キャリックの近くでプレイするイメージを持っていたのだと思われます。しかし、クラブにやってきたモウリーニョ監督は、ルーニーはあくまでも9番か10番であって、6番や8番ではないと主張。チェルシー時代にルーニー獲得を熱望していたといわれる指揮官は、ズラタン・イブラヒモヴィッチの後ろか脇にキャプテンという絵を描いていたのでしょう。
ところが、プレミアリーグ開幕から5試合までスタメンだったルーニーの調子は、一向に上がりません。シュートを狙う姿勢を欠いていたのは、ファン・ハール監督のチームやユーロ2016のイングランド代表で、中盤をまかせられていたことが影響したのかもしれません。ベンチに下がった6節以降、リーグ戦20試合で先発はわずか3回。サッカーセンスの塊のような選手とはいえ、出番が限られてはゴール量産は望むべくもありません。数字を見ると、スタメンの3試合はいずれもアウェイで完勝。途中出場の9試合は1勝8分で、得点でチームに貢献したのは1-1に追いついたストーク戦のメモリアルゴールのみです。データからは、ルーニーが最初からいる試合はチームがうまくいっているようにも受け取れるのですが、3試合はいずれもズラタンとポグバが活躍したゲームで、称賛はすべて大型新人たちのもの。途中出場の試合でチームを変えたといわれるような目に見える貢献が出来なかったことのほうが目立ってしまい、今やモウリーニョ監督の優先順位は、明らかにマタ、ラシュフォード、リンガードのほうが上です。
クラブのレジェンドであり現在のキャプテンでもある選手が、出場機会を求めてプレミアリーグを離れるという終わり方はあまりにもしのびなく、この2月はずっと残ってくれと祈っていたのですが、結局は夏にお別れの時を迎えるのかもしれません。ルーニーがこの先も4-3-3のチームで機能するとすれば、キャリックの右斜め上で中盤を組み立てる役割が最適だと思うのですが、エレーラを主軸に仕立て上げたモウリーニョ監督にその気はないでしょう。マメにポジションを変えてボールをつなぎ、機をみてサイドの選手を走らせるパスを通す敏捷なエレーラに対して、ルーニーはパスを受けると王様のようにドリブルを始め、中盤をスローにしてしまいます。
サンティ・カソルラをセントラルにコンバートしたアーセン・ヴェンゲルのような辛抱強い監督なら可能性が感じられるのですが、現在のマンチェスター・ユナイテッドの指揮官はドライです。中盤に課題があれば好みの選手を呼び寄せ、ルーニーにはゴールを決められるかどうかを問い続けるでしょう。ズラタンやラシュフォードよりも10番を優先する絵は、どうしても描けません。残ってくれてありがとう!とキャプテンの決断に拍手を送りつつ、2017-18シーズンに目を向けると、モヤモヤ感は拭えません。クラブを離れたヴィディッチやエヴラ、ファーディナンドではなく、マンチェスター・ユナイテッドで引退を表明したスコールズ、ギグス、ファン・デル・サール、エリック・カントナの後に続いてほしいと願っているのですが…。「マンチェスター・イブニング・ニュース」のサポーターアンケートによると、6割弱が「ルーニーは夏に出ていくべき」と答えています。現地サポーターは、貢献度が著しく下がったアタッカーには、監督同様にドライです。まずは、結果を出していただかないといけません。EFLカップ決勝で出番があれば、ぜひ!
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更新お疲れ様です。
自分もルーニーは出て行くべきだと思っています。
今のモウリーニョのチームではどのポジションでも2〜3番手です。今年の夏にはさらなる補強で、ルーニーをどのポジションで使うのかの議論すら、チームの戦力的には必要なくなっているかもしれません。本人が控えを受け入れて、それでもチームに残りたいと思っているのであれば、高い給料など関係なくマンチェスターユナイテッドのルーニーでいて欲しいと思っています。
ただ、彼を本気で戦力として必要とするクラブでスタメンとして試合に出続ける方が、本人は幸せになれるでしょう。その時は当然、中国などではなく、プレミアリーグで観られたらいいなと思っています。
ストークやボーンマスなどどうでしょうか。
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彼がシュートを打てないのはLVGや中盤での起用のせいではないと思います。なぜなら彼はどのポジションでも器用にこなす選手だからです。いつも素晴らしいトラップを見てきたましたが今の彼は絶妙なファーストタッチが少なくなりました。本人もファーストタッチの悪い流れから次のプレーへの余裕がなくなっているように思います。そしてなにより体です。バカンスで太った体を絞れずに重い体を必死に動かし、俊敏性はまったくありません。ギグス、スコールズ、ファン・デル・サール、イブラヒモビッチをみると年齢が……とまでは言いづらいですね。彼は器用で天才です。Cロナウドやギグスのように体を作る作業を怠らなければこんな事になる事はなかったと思います。ユナイテッドで引退してほしいのは確かです。それは居るだけになり引退をひっそり迎えるような事ではなく惜しまれる引退であってほしい。これまでギグス、スコールズ、ファン・デル・サールを見ていれば彼らが年齢に応じて体のメンテナンスを怠らなかった事を知っていたはずです。今の彼がユナイテッドで引退してほしいかは微妙なところです。それにモウリーニョには外に目を向けるばかりでなく中にも目を向け選手のコンバートなど柔軟性をもってほしいのですが……
ルーニーは昨シーズンの途中から明らかにスピード面での劣化が激しいです。
ファン・ハールの一年目はアーセナル戦でディマリアとカウンターをしてハーフラインあたりから独走して決めるなんてこともしていたのですが、2年目からイマイチになってしまいました。体のラインも個人的には気になります。
クラブの象徴であり、大好きな選手なのでなんとか居場所を見つけてユナイテッドで引退してもらいたいです。