【MAN.CITY×MAN.UTD】無念のペップ、狙い通りのモウリーニョ…注目のダービーはスコアレスドロー!
ラシュフォードが右から上がった2分のチャンスは、落としを受けたエレーラのクロスが中に合わず。アウェイチームのCFは、どうやらムヒタリアンのようです。9分に中央からスターリングが上がり、競り合いのこぼれ球が右に流れると、プレミアリーグ13アシストのデブライネが得意の高速クロスを入れ、ニアのアグエロがボレー。失点を覚悟したシーンでしたが、ボールはポストに当たってアウト。中盤での激しいぶつかり合いで、ピッチに倒れる選手の姿が目立ちます。縦パス1発でラインの裏を狙おうとするマン・ユナイテッドに対して、執拗にサイド攻撃を仕掛けるマン・シティ。17分にデブライネが右から蹴ったFKは、飛び出してくる選手がおらず、ゴール前を横切ります。
21分、デブライネが右足で巻いたミドルはデ・ヘアがキャッチ。サネはボックス左で3人を出し抜きかけるも、バイリーが素晴らしいスライディングで止めました。25分にアウェイチームが久々のアタック。左サイドからマルシアルが突破を図ってゴール前に浮かすと、ブラボが遠くに弾き出せなかったボールがムヒタリアンの前へ。フリーのシュートはGKの守備範囲に飛び、事なきをえますが、マン・シティにとっては危険なシーンでした。ヤヤ・トゥレのパスを受けて右隅を狙ったアグエロのミドルシュートは、デ・ヘアが美しいダイビングキャッチ。プレミアリーグ17ゴールのアルゼンチン代表FWは、33分にもブリントをかわして右足を振り抜きますが、ボールはデ・ヘアの頭上を越えてしまいます。
マンチェスター・ユナイテッドは全員が自陣にこもり、サイドを制圧した水色のシャツのポゼッションが続きます。コラロフのミドルはデ・ヘアがセーブ。時折敵陣に入るアウェイチームのパスはほとんどが足元で、縦にチャレンジするボールがありません。43分、アグエロとのワンツーで右から抜けたスターリングはシュートを打ち上げ、ラシュフォードが左からファーに入れたFKに飛び込んだエレーラは、フリーのヘディングをコントロールできません。前半は0-0。マンチェスター・シティがゲームを支配しているものの、決定機の数はさほど変わりません。
スターリングがボックス手前まで一気に運んでシュート。アグエロは最終ラインの前でフェイントを入れ、コースを創ってシュート。いずれもデ・ヘアの正面に飛び、やがてゲームはアウェイチームが求めるスローテンポに落ちていきます。58分、左サイドからデブライネが中に斬り込み、エレーラをかわしてニアを狙うもDFに当たってCK。アウェイチームのセットピースの守備は落ち着いており、水色のユニフォームがクリアを拾ってもシュートコースは空きません。マンチェスター・ユナイテッドがこれだけ引きっぱなしになるのは、プレミアリーグ6節のリヴァプール戦以来です。
残り時間は20分。まったく攻められないマンチェスター・ユナイテッドは勝ち点3を奪いにいくのか。ハーフライン手前にラシュフォードがいるだけで、ボックスの前に9人が厚い壁を築いています。76分、ブラボにアクシデント。CKをキャッチした際にふくらはぎを痛めたGKが担架で運ばれ、急遽カバジェロがゴールマウスに入ります。モウリーニョ監督がマルシアルをリンガードに代えると、ペップはサネを下げてヘスス・ナバスを投入。アグエロを引っ張ってイエローカードをもらったフェライニは、直後に再度10番と揉め、頭突きを喰らわして一発レッド。ムヒタリアンをフォス=メンサーに代えざるをえなかったマン・ユナイテッドの指揮官に対して、ペップはガブリエウ・ジェズスで勝利をめざします。
91分にアグエロからのクロスをヘッドで押し込んだガブリエウ・ジェズスは無念のオフサイド。アシュリー・ヤングとの交代を告げられたラシュフォードは、ゆっくり歩いてピッチを離れます。95分、左サイドのデブライネがファーポスト際に落とした絶品クロスは、ダルミアンを振り切ったアグエロのボレーが左に逸れてしまいました。0-0、スコアレスドロー。マンチェスター・ユナイテッドは勝負をせずにセカンドハーフをやり過ごし、勝ち点3を追いかけたマンチェスター・シティは単調な攻撃に終始してしまいました。
ポゼッションは70:30、シュート数は19対3ながら勝ち点はどちらも1。主力を欠いていたモウリーニョ監督はしてやったり、ペップにとっては悔しさ募るミッドウィークとなりました。マンチェスター・ユナイテッドは、前に出ていったらやられていたでしょう。タイトなスケジュールのなか、最低3試合は出場停止となりそうなフェライニのご乱心はいただけなかったものの、守備に徹したエレーラとキャリック、アグエロやサネをケアし続けたバイリー、バレンシア、ブリントは最後まで冷静にプレイし、プレミアリーグの無敗記録を24試合に伸ばしました。マン・シティは、前線の選手が持ち過ぎたのではないでしょうか。アーリークロスやポストプレーからタイミングを読みにくいシュートを打たれていたら、素晴らしかったデ・ヘアでも止められないシーンを創れたかもしれません。両者の順位は試合前と変わらず、4位と5位。プレミアリーグ4位以内キープに向けて、互いに一歩前進した試合でした。
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シティは決定力が全くないですね
アグエロがボールを持ちすぎなシーンが多く
シルバがいないと単調な攻めになってしまいますね
守備はCBの2人が良くやってくれました
今後のスケジュールや残りの対戦相手を考えると、ユナイテッドは勝っておきたかったところですね。
いよいよEL優勝でのCL出場権確保の方が現実的になってきましたね。
相手が前の試合で延長まで戦って疲れてた事を考えると、勝ちにいってもよかったのかなぁと思います。
しかし、終盤に入って呪われたのかってくらい負傷者がでますね。
心配です。
守りに入って正解だったと思います。
前に出ていたら得点もできず、失点を重ねるだけでした。
ポグバがいればチェルシー戦のような戦い方でも良かったかなと思いますが…
シティもリバプールも射程圏内のままなので結果的には良かったです。
メンサーが出た!と思ったら肩の怪我?とは・・。
タイトな日程と故障者を考えれば、この勝ち点1はとても貴重なものです。厳しい戦いは続きますが……