そんなのあり…マンチェスター・ユナイテッドがルーニー放出してベイル獲得!?
果たしてマンチェスター・ユナイテッドが、ひとりの選手に150億円などというバカげた話に乗っかるのか。そもそもこの記事自体の信憑性に大いに疑問がありますが、打開策として「ルーニーを放出して資金捻出」「チチャリートを付けて支払い総額を引き下げる」というアクロバティックな技を用意しているとのこと。ほぼ確実といわれたティアゴ・アルカンタラ獲得に失敗し、セスクにこだわり過ぎて多大な時間をロスした今のマンチェスター・ユナイテッドのフロントが、こんな一大スペクタクルを演出できるとは思えませんが、サポーターのひとりとしては「やめてください」としかいいようがありません。ギグス、ザハ、アシュリー・ヤング、ナニ、バレンシアに、いざというときは香川真司やウェルベック、ルーニーまでまわせるサイドMFならまだしも、数少ない正統派CFであるチチャリートとルーニーを放出してまでベイルを獲るプランに、チームの進化を感じないからです。
もうひとつ、身びいきを隠さずいえば、香川真司とガレス・ベイルはポジション丸かぶりですよね。ほしいのはあくまでもセンターMFだったはず。このポジションにベイルをコンバートさせるところまで考えられているならともかく、「モイーズ監督はそんなに香川を信頼してないのか」と勘繰りたくなります。
おっと、サプライズのあまり、トーンがネガティブになりすぎましたね。整理すると、チチャリートの放出と、ルーニーをプレミアリーグのライバルクラブに移籍させるのはやめるべし、ということ。ルーニーにオファーを出し続けているモウリーニョ監督の頭の中には、「チーム強化」と「目の上のたんこぶの弱体化」がセットで描かれていることでしょう。ファン・ペルシとウェルベックのふたりだけでは、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、2つのカップ戦をすべて乗り切るのは不可能です。モドリッチが難しかったとしても、カバイェ(ニューカッスル)、ギャレス・バリー(マンチェスター・シティ)、カンビアッソ(インテル)、S・ベンダー(ドルトムント)のように、前と後ろのハブになれて、しっかり守れるセンターMFが獲れればいいじゃないですか。ぜひ、ここは早まらず、冷静に判断されるよう、お願いしたいところです。
ああ、ルイス・グスタフォと相思相愛モードになりつつあるガナーズがうらやましいです。あれ?そういえばアーセナルは、中央の選手が多すぎませんか?ラムジー、ディアビ、アルテタ、ウィルシャー、チェンバレン…ここにグスタフォが入ったらダブつきますね。では、若いイングランド国籍の方を…どちらでも、結構です。はい。
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