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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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高齢化マンチェスター・シティから5人選出…プレミアリーグの契約満了選手ベスト11!

プレミアリーグ2016-17シーズン最終節のサンダーランド戦は、チェルシーで716試合に出場したジョン・テリーのラストゲームとなるかもしれません。首位と最下位の一戦であれば、コンテ監督はチームを鼓舞し続けてくれたキャプテンを迷わず起用するでしょう。引退を匂わせる発言が話題となったベテランCBは、プレミアリーグで42本めとなるゴールを決めて有終の美を飾れるでしょうか。青いユニフォームで戦う勇姿を見たいのですが、次の試合が最後のプレミアリーグとなるかもしれない選手は、彼だけではありません。

イギリスメディア「スカイスポーツ」が、契約満了選手のベスト11を選出しているのですが、この顔ぶれならヨーロッパリーグ出場権を狙えるのではないかと思える豪華な布陣です。GKは、マンチェスター・シティでブラボからレギュラーを奪ったウィルフレード・カバジェロ。堅実なセーブを見せる35歳は、ビッグクラブのゴールマウスを任せるのは厳しそうですが、中堅・下位クラブなら評価されるのではないでしょうか。最終ラインにはサニャ、テリー、キルヒホフ、クリシー。サンダーランドのCBキルヒホフは26歳で、今回のメンバーのなかでは唯一の20代。負傷さえ癒えればプレミアリーグで充分通用する選手です。最下位チームに残るという選択肢はなさそうで、昇格クラブや他国から声がかかれば移籍するのではないかと思われます。

中盤では、3人のビッグネームが目を引きます。マンチェスター・ユナイテッドの黄金時代を知るマイケル・キャリックと、マンチェスター・シティの功労者ヤヤ・トゥレ、そしてアーセナルの頭脳サンティ・カソルラ。キャリックとカソルラは契約延長となりそうですが、ヤヤの去就は微妙です。ペップ・グアルディオラ監督は、夏に揉めた代理人ディミトリ・セルク氏とは話したくないのではないでしょうか。今季はアンカーにポジションを移して後ろを締めてくれた34歳のMFは、運動量は多いとはいえず、ペップの好みではないでしょう。ご本人はマン・シティに残りたいと語っており、延長オファー報道もあるものの、高額のサラリーを譲歩してくれるならと声をかけてきたクラブに移籍する可能性もないとはいえません。

キャリックとセントラルでコンビを組むのは、リヴァプールで10シーズンを過ごした古株ルーカス・レイヴァ。左サイドのカソルラに対して、右に入るのはマンチェスター・シティのヘスス・ナバスです。出場機会がほしいと語っていたルーカスは、シーズン後のクラブとの会談次第。ペップが攻撃力とスタミナを買ってSBにコンバートしたヘスス・ナバスは、マン・シティの契約満了選手のなかで唯一残りそうな雲行きです。最前線には、もちろんズラタン・イブラヒモヴィッチ。今季プレミアリーグで28試合17ゴールとまずまずの結果を出したストライカーの未来は「モウリーニョのみぞ知る」でしょうか。マンチェスター・ユナイテッドの指揮官は、「彼の2年めにはわれわれが有利なオプションが付いている」とコメントしていたのですが、何しろ復帰時期未定ですので、どんな結論になるかはわかりません。

以上、高齢化が進むマンチェスター・シティから5人が選ばれたベスト11ですが、既にチームを離れると発表したパブロ・サバレタも含めると、水色のチームは最大6人を放出する可能性があります。ペップ2年めの改革は、どのぐらいの規模になるのでしょうか。こうなると、明日のワトフォードVSマン・シティも観たくなります。チャンピオンズリーグ出場権を争うアーセナルとリヴァプールはもちろん、大量に若手を出すと指揮官が宣言したマンチェスター・ユナイテッドやテリーのラストマッチも気になる最終節は、体が3つはないと足りませんね。エミレーツをテレビ、アンフィールドをパソコンで気にしながらオールド・トラフォードはスマホ、となるとヴィカレージ・ロードはタブレットでスタンフォード・ブリッジは…いや、さすが3つ以上同時は気が散るでしょう。すみません。これから日曜日のスケジュールを検討いたしますので、このへんでお開きということで…。

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