現地メディアが報道!「ウィリアム・サリバがアーセナルとの新たな契約に合意」

アーセナルに入団したのは、18歳だった2019年7月。移籍金2700万ポンドは、今となってはバーゲンセールです。最初のシーズンは、古巣のサンテティエンヌにローン移籍。2020年の夏に背番号4を得たものの、アルテタ監督が要求するレベルに到達していないと判断され、1月からニースにレンタルされることになりました。
2021-22シーズンはマルセイユ。一時は「フランスに残りたいといっている」と報じられていたのですが、すべてのスケジュールを終えた後、「アーセナルで自分の力を示したい」と明言しました。「ローン移籍は正しい判断だった」と語ったアルテタ監督は、「ベン・ホワイトやガブリエウがいるチームに残っていたら、出場機会を確保できなかっただろう」と振り返っています。
プレミアリーグデビューは2022年8月5日、セルハーストパークのクリスタル・パレス戦でした。前半戦の16勝2分1敗の快進撃は、3年の修行を経てノースロンドンに戻ってきた22歳のCBなくして実現しえなかったでしょう。以来、先週のマンチェスター・シティ戦までで公式戦139試合7ゴール3アシスト、プレミアリーグでは104試合6ゴール2アシストという数字を残しています。
アーセナルでのリーグ戦におけるクリーンシートは43試合。過去3シーズンで、サリバに迫るDFはひとりもいません。出場した104試合と欠場の15試合を比べると、ミドルサードでのボール奪取数がNo.1のCBの重要性がよくわかります。サリバがいれば勝率は67.3、不在なら46.7%。失点は0.8から1.5に跳ね上がり、被シュート数も8.9から9.8に増えてしまいます。
昨シーズンの1試合あたりのパス成功数は71.3本で、リーグ6位。成功率94.6%は、TOP10のなかで最高の数字です。1対1の強さとリカバリーのスピードで、サリバと勝負できる選手はほとんどいないでしょう。ガブリエウ、サリバ、モスケラの移籍金のイニシャルがトータル6300ポンドと聞くと、絶句するしかありません。今の相場で彼らを売ったら、2億ポンドを超えるでしょう。
グーナーのみなさんは、レアル・マドリードからのオファーの噂にやきもきしなくてもよくなりそうです。夏に加わったモスケラも安定しており、プレミアリーグの最初の5試合でオープンプレーからの失点は、カウンターからのハーランドのみ。守備の安定感がさらに増したチームは、リヴァプールとどんなバトルを繰り広げるのでしょうか。今後の展開が楽しみです。(ウィリアム・サリバ 写真著作者/Chensiyuan)
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