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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

25試合でたったの17回…アーセナルの最終ラインはなぜ、オフサイドを取らないのか?

先週末のプレミアリーグ25節は、サンダーランドに3-0で快勝し、マンチェスター・シティとの6ポイント差をキープ。アーセナルは、順調にトロフィーに近づいています。マンチェスター・ユナイテッド戦で3失点を喫した後、2試合連続で無失点と堅守は健在で、ダヴィド・ラヤのクリーンシートは13試合となっています。

2位のドンナルンマ、ロベルト・サンチェス、ピックフォード、ディーン・ヘンダーソンは9試合。ゴールデングローブは、ほぼ決まりといっていいでしょう。「17」という数字を出すと、リーグ最初の失点に目がいきますが、アシスタントレフェリーの仕事を奪うスタッツにも注目です。今季のアーセナルの最終ラインは、オフサイドを17回しか取っていません

サンダーランド戦でフラッグが挙がったのは、ヒュームのクロスをズビメンディと競ったブロビーのみ。1試合平均0.68回は、過去8シーズンのプレミアリーグで最低です。タイトルを獲得するようなチームはハイラインが基本で、オフサイドを積極的に獲得しているイメージがあるのではないでしょうか。2019-20シーズンにリーグを制したリヴァプールは、142回を記録しています。

アーセナルはなぜ、オフサイドを取らないのか。理由はシンプルで、「そういう状況になる前に処理しているから」です。今シーズンのプレミアリーグで、サリバやガブリエウの背後に通されたスルーパスは7本しかなく、オウンサードで許した1試合平均のタッチ数は103.4回。いずれもリーグ最少であることは、いうまでもありません。

アルテタスタイルの守備を称えようとすると、最初に出てくる名前はウィリアム・サリバです。アーセナルが優勝を争えるチームになったのは、GKの前に彼がいるからといっても大げさではないでしょう。2022年8月にプレミアリーグデビューを果たして以来、サリバが出場したトップリーグ121試合で、アーセナルはわずか95失点しか喫していません。

プレミアリーグで100試合以上出場したDFのなかで、サリバより1試合あたりの失点が少ないのは、アイメリク・ラポルテ、ネマニャ・ヴィディッチ、リカルド・カルヴァーリョ、トニー・アダムスの4人だけです。多少不利な態勢でロングフィードを出されても、計ったようにシュートの直前に追いついてしまうCBは、ビルドアップにおける安定感も秀逸です。

2025-26シーズンのサリバは、1647回のボールタッチを記録していますが、ミスコントロールによるロストはわずか4回。ミスコントロール率はリーグ最少で、パス成功率92.9%を上回るDFはエズリ・コンサとルベン・ディアスのみとなっています。攻守ともに後方の軸となっているフランス代表DFが最後まで元気なら、悲願のタイトルに手が届くのではないでしょうか。

ミッドウイークの26節は、アストン・ヴィラとニューカッスルを連破したブレントフォード。カウンターからの9ゴールはリーグTOPです。ズビメンディ、デクラン・ライス、ガブリエウとサリバは、イゴーリ・チアゴ、シャーデ、ワッタラが繰り出すシンプルなアタックを殺すことができるでしょうか。アウェイチームのラインコントロールに注目しましょう。


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