岡崎慎司が1ゴール1アシスト!レスターがリヴァプールを破り、カラバオカップ4回戦進出!
前半は、完全なるリヴァプールのペース。5分にチェンバレンに見事なグラウンダーを通したロバートソンは、クロスの質のよさを再三アピールし、復調途上のコウチーニョは10分に巧みなステップで2人をかわして鋭い右足シュート。ハマーが弾いて先制とはいかなかったものの、いかにも彼らしいプレイでした。10番は、17分にもソランケのポストプレーから強烈なミドルシュート。ボールの速度は申し分なかったものの、GKの正面に飛んでしまいました。22分にロバートソンが左から入れたクロスはソランケにぴったりでしたが、ボレーはうまくヒットせず右にアウト。4分後、今度はボックスに入ったソランケのシュートのこぼれ球をロバートソンがフォローしますが、左足の一撃はゴールを横切りラインを割ってしまいます。
前半終了間際、バイタルエリアにいたコウチーニョが体勢を崩しながら右足アウトで浮かしたパスは絶品でした。ラインの裏に出たソランケはループシュートを選びますが、GKを意識したのかタッチが強く、ボールはクロスバーを越えました。流れが変わらなければ、先にゴールを決めるのはレッズでしょう。コウチーニョがウッドバーンに代わった後半は、レスターのデマライ・グレイが目立つようになってきました。47分の直接FKは打ち上げてしまったものの、55分にクラヴァンをかわして打ったシュートは惜しくもポストの右。65分、均衡を破ったのはレスターでした。CKのクリアを拾ったチルウェルが、前線に残っていたウェズ・モーガンにロングフィードを通すと、ヘッドで中に入れたボールをさらにイボーラが頭で落とします。空いたスペースに走り込んだのは岡崎慎司。ロバートソンのチェックより一瞬早く右足を振り抜くと、ウォードの手の先を抜けたボールが左隅に吸い込まれました。
後半開始早々にウジョアに代わって登場した日本代表ストライカーは、78分に追加点をお膳立てします。右からのスローインを受けた岡崎は、ここしかないというタイミングで脇にいたイスラム・スリマニにパス。中に持ち込んだスリマニが迷わず左足を振り抜くと、ボールはゴール左上に突き刺さりました。1-0とされた後、チェンバレンやウッドバーンのシュートが枠にいっていれば別な試合でしたが、レッズの敗因はシュートの精度です。点取り屋を並べたレスターが、少ないチャンスを活かして2-0で完勝しました。
カラバオカップ3回戦は、ストークがブリストルに完敗し、バーンリーがリーズにPK戦で敗れた以外は概ね順当でした。ボーンマスVSブライトン、クリスタル・パレスVSハダースフィールド、トッテナムVSバーンズリーはいずれもホームチームが1-0で勝利。プレミアリーグで苦戦しているウェストハムとスウォンジーも、下部リーグのクラブ相手にクリーンシートで勝って4回戦進出を果たしています。本日は、アーセナル、チェルシーとマンチェスター勢が登場。WBAとアウェイで戦うペップのチームが最注目です。
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決めるところ決めないとやっぱり試合を落としますね。
もちろんターンオーバーを優先したから結果は問わないという意見もありますし、敗戦そのものをどうこういうつもりはありませんが、ここ数試合の勝てない流れを断ち切ることができなかったことが残念です。もっと言えば、「あくまで勝つことが前提である。」という姿勢を持たなければこのチームはズルズルと勝つべき試合でも勝てなくなるような気がします。何というか、追い込まないとパフォーマンスが上がらないというか、大人なシーズン運営が出来ないというか…(完全に私見です)。
週末の試合を「勝点3が義務である。」と強く打ち出して戦い、尚且つ内容にも手応えを(少なくとも選手が)掴めなければ、良い年越しは迎えられないと思っています。