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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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来季はチャンピオンズリーグ!マンチェスター・ユナイテッドはキャリックを継続させるのか?

ルーベン・アモリムの解任が発表されたのは1月5日。マンチェスター・ユナイテッドの経営ボードは、ダレン・フレッチャーの後を継いだマイケル・キャリックに感謝しなければなりません。混乱していたチームを立て直し、チャンピオンズリーグの出場権を獲得してほしいといわれた暫定監督は、初陣のマンチェスターダービーを2‐0で快勝しました。

クラブがすぐに後任を決めていれば、プレミアリーグのバーンリー戦とFAカップのブライトン戦を助走期間としたうえで、地元のライバルと決戦という流れでした。就任後の2試合がいきなりペップとアルテタは、「罰ゲームですか?」といいたくなる最悪のスタートです。しかしキャリック監督は極上のアップセットを連発し、チームは自信を取り戻しました。

エミレーツのアーセナル戦は、パトリック・ドルグとマテウス・クーニャのスーパーショットで2-3の勝利。この試合は、今季のマンチェスター・ユナイテッドのベストバウトでしょう。過去2シーズンで、堅守を誇るアーセナルから3ゴールをゲットしたのは、われわれだけです。フラムとスパーズを下して4連勝とした新指揮官は、9勝2分2敗の快進撃でチームを3位に引き上げました

プレミアリーグ2025-26シーズンは残り4試合となり、17勝10分7敗で61ポイント。6位のブライトンとは11ポイント差で、ひとつ勝てばTOP5フィニッシュが決まります。「リヴァプール、サンダーランド、ノッティンガム・フォレスト、ブライトンのいずれかに勝てばOK」は、今のマンチェスター・ユナイテッドにとって難しいミッションではないはずです。

週末のブレントフォード戦はピンチの連続で、オールド・トラフォードには険しい表情が並んでいたのですが、キャリック監督はハーフタイムの戦術変更で右サイドの守備を落ち着かせました。アモリムの混乱を忘れかけていたサポーターたちは、こんなに早く3バックを目にするとは思わなかったでしょう。2-1の勝利を目撃した現地の記者は、来季の監督人事を話題にしています。

「スカイスポーツ」のロブ・ドーセット記者は、クラブが動いていないことをわざわざ記事にしています。次期監督の候補と目されていたのは、カルロ・アンチェロッティ、トーマス・トゥヘル、ユリアン・ナーゲルスマン、ルイス・エンリケといった顔ぶれですが、ブラジル代表のアンチェロッティとイングランド代表のトゥヘルは、プロジェクトを継続すると報じられています。

ドイツを率いるナーゲルスマンも、2028年のユーロまで契約が残っているようです。パリ・サンジェルマンでビッグイヤーを獲得したルイス・エンリケは、課題山積でハイリスクなマンチェスターに行こうとは思わないでしょう。欧州のスケジュールがなかったチームは、FAカップとカラバオカップの初戦で敗れており、40試合でシーズンを終えようとしています。

来季のチャンピオンズリーグに出場するとなると、明らかに戦力不足で、補強で失敗すればカオスの時代に戻ってしまうかもしれません。現実的なターゲットは、退任を表明しているボーンマスのアンドニ・イラオラや、クリスタル・パレスのオリヴァー・グラスナーでしょうか。アメリカ代表のマウリシオ・ポチェッティーノも、プレミアリーグ復帰に興味を示してくれそうです。

キャリック継続か、経験豊富な新監督か。クラブのOBに未来を託して失敗したら、「スールシャールの解任から何も学ばなかったのか」といわれ、新たに任命した監督がコケたら「チームを立て直したキャリックをなぜ外したのか」と詰められるでしょう。私のイチ推しはポチェッティーノですが、キャリックでもOKです。両者ともに、若手を育てられる指導者と評価しています。

アモリムが去った後、コビー・メイヌーが以前のパフォーマンスを思い出しました。アマド・ディアロはキャリックのチームではノーゴールですが、長期離脱中のドルグとともに来季に期待していいでしょう。試合数が増えれば、チド・オビ、シェイ・レイシー、ジャック・フレッチャー、セク・コネらも出番を得られるはずです。

夏のトランスファーマーケットで、中盤センターとサイドアタッカー、ストライカー、レフトバック、GKを獲得できればいいのですが、相当うまく売却を成功させなければ、すべてをカバーできないでしょう。しばらくは「身の丈に合ったチームづくり」で、現有戦力の活用と若手の育成ができる監督をと願っています。キャリックもポジティブで、決まったら全力で応援します。


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