2026.05.02 チームの話題(全体・他クラブ)
最終ラインの高齢化、前線の決定力不足…ニューカッスルが絶不調に陥った理由。
11月まで下位に沈んでいたエディ・ハウのチームは、マン・シティ戦の勝利をきっかけに立ち直り、年明けにはマンチェスター・ユナイテッドをかわして6位に浮上していました。再び歩調が怪しくなったのは、最下位のウルヴス戦をドローで終えた1月末からで、プレミアリーグ12試合で3勝9敗と絶不調に陥っています。
2月以降の3勝7敗は、すべて1点差の接戦でした。勝った相手はスパーズ、マン・ユナイテッド、チェルシー。ビッグ6と互角に渡り合えるチームなのに、最近はサンダーランド、クリスタル・パレス、ボーンマス、アーセナルに4連敗です。経営ボードから絶大な信頼を得ていると報じられていた指揮官は、不振の理由と巻き返し策をレポートする必要に迫られていたようです。
昨シーズンはTOP5だったニューカッスルは、なぜこれほど苦しんでいるのでしょうか。失点が増えてしまった最大の理由は、最終ラインの高齢化と主力の負傷でしょう。ファビアン・シェアとティノ・リヴラメントの離脱のダメージは大きかったようで、守備陣で及第点といえるのは、ミランから獲得したマリック・ティアウぐらいです。
スタッツを見てみると、前線の決定力も大いに気になります。決めたゴールとxG(ゴール期待値)の差がマイナス4.45で14位。ショットコンバージョン(シュートのゴール比率)は10.4%で、こちらも14位です。78回の決定機のうち25ゴールしか決めておらず、決定率32.1%は19位。イサクとカラム・ウィルソンが抜けた穴を埋められなかったのは、経営ボードの責任でしょう。
エンベウモ、ジョアン・ペドロ、エキティケ、シェシュコ、セメンヨの争奪戦でことごとく敗れ、慌てて獲得したヴォルテマーデ、ウィサ、ジェイコブ・ラムジー、エランガは全員足しても10ゴール。この数字は、昨シーズンのイサクの半分以下です。SDを務めていたポール・ミッチェルの辞任とダレン・イールズCEOのリタイアは、やはり激痛でした。
チャンピオンズリーグだけでなく、欧州へのルートを失う寸前のクラブは、厳しい夏を迎えることになりそうです。ニック・ポープ、トリッピアー、ダン・バーン、シェア、クラフト、ジェイコブ・マーフィーらベテランは下降線を辿っており、プレミアリーグでたった1ゴールのウィサも売却候補といわれています。
さらにアンソニー・ゴードン、ウィロック、リヴラメント、トナーリは退団を希望していると伝えられており、ブルーノ・ギマランイスとティアウ、ハーヴィー・バーンズも声がかかるでしょう。イサクのポジションより、トップ下かセカンドストライカーのほうが向いているといわれるヴォルテマーデは、最近の4‐3‐3には居場所はなさそうです。
木曜日にノーサンバーランドで開催されたニューカッスルの年次総会には、アル・ルマイヤン会長をはじめ、サウジアラビアの公共投資基金(PIF)の要人が出席しました。厳しい指摘を受けたエディ・ハウ監督は、これ以上負け続けるわけにはいかないといわれています。8連敗でシーズンを終えたら、指揮官も含めたリニューアルとなるでしょう。本日のブライトン戦は必勝です。
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