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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アーセナルが水面下で交渉中?フリアン・アルバレスとギョケレスのスワップは是か非か?

「誠実な人間でありたい。アトレティコと話をした。全員にとって最善なのは、移籍することだと思う。僕は夢を叶えたい」。彼が語る夢というのは、バルセロナであって、ノースロンドンではないでしょう。アトレティコ・マドリードから離れたいと率直に語り、渦中の人となったフリアン・アルバレスについて、さまざまな憶測が飛び交っています。

そもそも彼は、ビッグクラブといえども簡単に手を出せる選手ではありません。2030年まで契約が残っており、リリース条項には4億3200万ポンドという途方もない数字が記載されています。それでもバルサやレアル・マドリード、アーセナル、パリ・サンジェルマンがターゲットとしているのは、退団志願と伝えられていたからです。

スペインメディア「マルカ」によると、バルセロナは1億ユーロ(8600万ポンド)のオファーを断られており、レアル・マドリードも1億5000万ユーロ(1億2900万ポンド)を一蹴されたそうです。フリアン・アルバレスの獲得は、フロレンティーノ・ペレス会長の選挙での公約だったのですが、リリース条項を盾にとって抵抗するクラブの姿勢を見て諦めたと報じられています。

アルゼンチン代表のストライカーとエージェントの第一希望はバルサで、難しければレアル・マドリードだったようですが、アトレティコ・マドリードは国内のライバルを利するディールは避けたいのでしょう。そんな状況を受けて、「フットボールロンドン」「CAUGHTOFFSIDE」「TEAMtalk」などのイギリスメディアが「ノースロンドンにチャンス到来」と煽っています。

欧州の頂点をめざすアーセナルといえども、1億ポンドを超えるオファーは出さないでしょう。スペインとイギリスのメディアが可能性ありといっているのは、マドリードのクラブがヴィクトル・ギョケレスとイーサン・ヌワネリに関心を抱いているからです。古巣の内情に通じているアンドレア・ベルタSDの存在も、動向を注視しているパリに対するアドバンテージです。

「フットボールロンドン」のアイザック・シーロチャン記者は、「5月下旬にトーレ・メリーナ・ホテルで行われたバルセロナとの秘密交渉に参加した関係者が、アーセナルは水面下で精力的に動いていると漏らした」「アトレティコ・マドリードは、ギョケレスに加えて5170万ポンドを支払うプランを提案している」とレポートしているのですが…!

いやいやいや、ギョケレスは出しちゃダメでしょう。チームメイトとうまく連携できず、消える時間が多かったものの、公式戦55試合21ゴール3アシストのエースは2年めのブレイクを期待できます。フリアン・アルバレスの2025-26シーズンは、49試合20ゴール9アシスト。CLの15戦10発は素晴らしい数字ですが、ラ・リーガでの4ヵ月ノーゴールは大いに気になります。

何としてもアーセナルに行きたかったギョケレスは、移籍する際にスポルティングCPからのサラリーの一部カットという条件を呑んでおり、入団してからはアルテタ監督の戦術に必死にコミットし続けました。打てるボールをもらえない試合でも、プレスをさぼらず走り回る姿を見て、心を揺さぶられたグーナーも多いのではないでしょうか。

対してフリアン・アルバレスは、「重要なゲームで先発できないのは嫌だ」という理由でマンチェスター・シティを離れた後、たった2年で移籍したいといい出しています。第三希望のクラブに入団したら、2年も経たないうちに「夢を叶えたい」と公言するかもしれません。先を見据えた妥当な価格ならいいのですが、フルコミットのエースとのスワップは避けたほうがいいでしょう。

現状の課題はあくまでも左サイドで、「トロサールおつかれさま」「モーガン・ロジャースかクリストス・ツォリス(あるいは両方)を獲得」といったシンプルなプランのほうが納得感があります。アーセナルが動いているのは間違いないようですが、どこまでリアルな話になっているのかはわかりません。今の彼らは、リスキーな誘いに乗っかるクラブではないと信じましょう。


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