2026.06.30 移籍ニュース2026-27移籍ニュース
残り1分、マルティネッリ!佐野海舟の鮮やかなミドルで先制した日本、完敗。
恍惚と落胆。どちらの結末もありえる一戦です。森保監督の11人は、ベストメンバーといっていいでしょう。鈴木彩艶、冨安健洋、谷口彰悟、伊藤洋輝、鎌田大地、佐野海舟、中村敬斗、堂安律、伊東純也、前田大然、上田綺世。左右から仕掛けてくるヴィニシウス・ジュニオールとハイアンを抑えられるかどうかが、勝負の分かれ目となりそうです。
立ち上がりからポゼッションを取ったブラジルは、2分に最初のチャンスを創りました。上田綺世のバックパスをカットしたブルーノ・ギマランイスが、ボックスの入り口から左足でシュート。コースを切って足に当てた谷口は冷静でした。ルーカス・パケタの浮き球が、ラインの裏に落ちたのは5分。ヴィニシウスの前に飛び出した鈴木彩艶は、パンチでクリアしています。
ブラジルの前線と中盤の間には大きなスペースがあり、縦のボールをカットできればカウンターを仕掛けられそうです。10分に右からボックスに入ったのはダニーロ。ロングフィードをファーに折り返すと、ブルーノ・ギマランイスのシュートはルーカス・パケタにヒットしました。日本のビルドアップは、包み込むようなプレスでパスコースを切られています。
12分の中村のクロスは、マルキーニョスがクリア。カゼミーロからブルーノ・ギマランイス、マテウス・クーニャと縦につながった14分のチャンスは、ストライカーの左足の一撃を彩艶が外に弾き出しました。16分の鎌田のFKは、壁に阻まれてCK。堂安と中村は、ヴィニシウスとハイアンの動きを把握できているようです。
27分の伊東のCKで競り勝った上田のヘッドは、クロスバーの上。29分にダニーロの横パスをインターセプトした佐野海舟は、右からドリブルで持ち込み、ボックスの手前で右足を振り抜きました。ボールは左のサイドネットに吸い込まれ、日本が先制!ドリブルのコースもシュートのタイミングも、パーフェクトでした。
34分のヴィニシウスのミドルは、GKの正面。ブラジルの前線は、3バックと中盤の間のスペースを使おうとしています。39分のマテウス・クーニャのミドルも、彩艶がキャッチ。ラスト5分を敵陣で過ごした日本は、4分の追加タイムもシュートを打たせず、1-0のままでハーフタイムを迎えました。前半のポゼッションは68%対32%、シュートは8対4と数字はブラジルが優勢です。
アンチェロッティ監督は、ハーフタイムにルーカス・パケタに代えてエンドリックを投入。後半立ち上がりの47分、伊藤が左から入れたクロスをファーでトラップした堂安は打てませんでした。52分、右サイドのダニーロが中央に浮かすと、ブルーノ・ギマランイスの強烈なヘッドは彩艶が左に弾き出すビッグセーブ。1分後の決定機も、右からのクロスがきっかけでした。
ファーに走り込んだドゥグラス・サントスが頭で折り返すと、カゼミーロのダイビングヘッドは冨安が顔面でブロックし、彩艶が何とか掻き出しました。同点ゴールが決まったのは56分。左に出ていたガブリエウがクロスを入れると、伊藤の裏に出たカゼミーロのヘッドがネットを揺らしました。さらに58分、冨安を抜き去ったヴィニシウスが、ボックス左で佐野もかわしました。
森保監督もここで動き、堂安と中村を鈴木淳之介と菅原にスイッチ。サイドを封じ、カウンターに活路を見出そうとしているようです。74分、ガブリエウのクロスがまたもファーへ。ハイアンのヘッドは、鈴木淳之介に当たってCKです。再三のピンチをしのいでいる日本は、ローブロックのままで15分をやり過ごすのは難しいでしょう。
77分のドゥグラス・サントスのクロスは、ニアの冨安がクリア。ワントラップで叩いたマルティネッリのボレーは、右に切れていきました。森保監督の2度めのカードは、鎌田と伊東に代えて町野と田中碧。ブラジルは中央に3枚を揃え、左右からの放り込みを続けています。85分に右から蹴ったハイアンのFKは、鈴木淳之介がヘディングでクリアしました。
90分を過ぎ、追加タイムは6分。カゼミーロが座り込んでしまい、ファビーニョが入るようです。95分にエンドリッキから奪った田中碧は、バックパスをダニーロにカットされてしまいました。直前まで冨安が着いていたマルティネッリは、マークを外してCBと菅原の間に入り、ブルーノ・ギマランイスのラストパスを呼び込みました。右隅を狙った一撃に彩艶は触ったのですが…!
ついに2-1となり、最後のカードは前田大然を小川航基。延長された5分を攻め続けた日本は、シュートを打てずに大会が終わる音を聞きました。先制ゴールの佐野海舟は号泣。ピッチに寝転んで頭を抱えた田中碧は、顔を上げられません。勝負を決めたのは、守備を落ち着かせるために投入されたセントラルMFのあまりにも致命的なミスでした。
後半のシュートは11対1。勝つべきだった黄色いシャツを称えるしかありません。前半は日本の希望通りの展開で、ブラジルのサイドアタックは封じられていたのですが、ガブリエウが左サイドをサポートした後半は日本の最終ラインを混乱させ、4つの決定機を創りました。日本が最後まで希望をつないだのは、鈴木彩艶の素晴らしいセービングがあったからです。
中村と堂安がいなくなってからは前線が孤立し、三笘薫、南野拓実、久保建英、遠藤航の不在を意識させられるゲームと化してしまいました。勝利の可能性は低かったものの、ブラジルを苦しめた前半のパフォーマンスは、世界の記憶に残るでしょう。このチームとはベスト8で戦いたかった…。今までもそうだったように、4年後に思いを馳せるしかありません。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!



コメントを残す