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祝★入団決定!ユーリ・ティーレマンスはカゼミーロの穴を埋められるのか?

マンチェスター・ユナイテッドが2人めのセントラルMFとしてティーレマンスを獲得すると知ったとき、戸惑ったサポーターもいるでしょう。「プレーメイカー」「パスセンス」といった言葉で形容されるタイプのプレーヤーで、カゼミーロやウガルテのような獰猛な守備のイメージは希薄です。コビー・メイヌーとかぶるのではないかと、心配している人もいるかもしれません。

ティーレマンスの最大の強みが的確なパスであることは、間違いありません。ただし、ブルーノ・フェルナンデスのような「決めるパス」ではなく、その手前の「動かすパス」です。プレミアリーグ2025-26シーズンのスタッツを見ると、25試合ノーゴール4アシストで、ビッグチャンスクリエイトは5回、キーパスは32本。これらは特筆すべき数字ではありません。

プレミアリーグレコードとなる21アシストを記録したブルーノ・フェルナンデスは、ビッグチャンスクリエイト33回とキーパス136本で三冠王です。攻撃に関するスタッツを並べると、アストン・ヴィラの中盤のコントロールタワーは、大きく引き離されています。しかし、シュートに直結しない数字なら、ティーレマンスはガチンコ勝負に持ち込めます。

100本のパスあたりのラインブレイクパスは18.3本で、カゼミーロとブルーノ・フェルナンデスをしのぐリーグNo.1。プレッシャーを受けている体勢でのラインブレイクは90分あたり7.4本で、ロドリに迫る2位に食い込んでいます。過去2シーズンの「4人以上の相手を一気にかわすパス」は338本。こちらはブルーノ・フェルナンデスとエリオット・アンダーソンに次ぐ3位です。

中盤の真ん中から、ブルーノ・フェルナンデスやエンベウモ、マテウス・クーニャ、シェシュコが前を向けるボールを通してくれれば、マンチェスター・ユナイテッドのダイレクトアタックの精度は格段に高まるでしょう。アストン・ヴィラに移籍してからは、ウナイ・エメリの下で守備力を高めており、カゼミーロとメイヌーのコンビより強度は増すのではないでしょうか。

レスターでのデビューシーズンだった2018-19シーズンは、90分あたりのデュエル勝利数が4.5だったのですが、昨シーズンは6.2勝。タックル数は1.4から2.8に倍増しています。昨シーズンのカゼミーロは、ドリブルで抜かれた回数が50に達しているのですが、ティーレマンスは23回。ワールドカップで佐野海舟にミドルを許したブラジル代表より、デュエルは上といえるでしょう。

アンドレイ・サントスとティーレマンスという優秀なパサーを手に入れたマンチェスター・ユナイテッドは、守備に長けたアンカータイプも獲得しようとしています。5000万ポンド程度でいけそうなローマのマヌ・コネか。1億ポンドを交渉で減額できると報じられているブライトンのカルロス・バレバか。両者ともにキープ力があり、ビルドアップも問題ないでしょう。

カゼミーロの穴を埋めるという観点では、2025-26シーズンに8ゴールの強烈なヘッダーは失うことになりそうですが、ここはシェシュコ、マグワイア、デ・リフトと新しいストライカーにがんばってもらうしかありません。2026-27シーズンの開幕が楽しみになってきました。次なるトピックスは3人めのMFか、ウェストハムのクリセンシオ・サマーヴィルか…!


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