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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アーセナルはなぜ、激安オファーを提示したのか?ブルーノ・ギマランイスの獲得交渉の舞台裏。

「マンチェスター・ユナイテッドに加われたことをどれほど誇りに思っているか、言葉では表現できない。スペシャルなクラブと契約できて、信じられないほど素晴らしい気分だ。フットボールに恋してから、長年に渡る努力が実を結んだ」。マンチェスター・ユナイテッドがユーリ・ティーレマンスの入団を正式に発表しました。

アンデルレヒト、モナコ、レスター、アストン・ヴィラと中小のクラブを渡り歩いた29歳のプレーメイカーにとって、オールド・トラフォードは初めてのビッグクラブでのチャレンジとなります。アストン・ヴィラとティーレマンスの契約に、3500万ポンドのリリース条項があったため、マン・ユナイテッドは納得のお値段でディールを成立させることができました。

11月に29歳になるブラジル代表MFは、このニュースをどんな思いで見ているのでしょうか。ブルーノ・ギマランイスも、キャリアの岐路に立たされています。アウダックス、アトレティコ・パラナエンセ、オリンピック・リヨン、ニューカッスル。アーセナルからのアプローチは、ビッグタイトルに縁がなかったプレーヤーにとって、ラストチャンスになる可能性があります。

しかし現在、ノースロンドンとタインウェアの交渉は頓挫しているようです。「アーセナルが5500万ポンドのオファーを即座に拒否された」と報じられたのは6月27日。ファブリツィオ・ロマーノとデヴィッド・オーンスタインが時間差で配信した速報に、目を疑いました。2年前に1億ポンドのリリース条項が存在した選手に対して、安すぎるオファーです。

百戦錬磨のアンドレア・ベルタSDが、交渉相手をむやみに挑発するとは思えません。舞台裏で何かが起こっているのではないかと思いながら、続報を待っていると、「ブルーノ・ギマランイスが移籍したいとクラブに伝えた」というニュースが飛び込んできました。アンソニー・ゴードンとサンドロ・トナーリを失ったばかりのクラブが、あっさり容認するはずがありません。

アーセナルと個人条件で合意し、強引に出ていこうとしているのか?いや、1年前にプレシーズンツアーとトレーニングをボイコットしてリヴァプールに行こうとしたイサクに、激怒していたキャプテンは同じやり口を選ばないでしょう。彼はニューカッスルを愛し、サポーターの記憶に残りたいといっています。そもそも、アーセナルのオファーと本人の移籍志願は事実なのか?

この問いに対して、「テレグラフ」のルーク・エドワーズ記者が経緯をレポートしてくれています。事の発端はアーセナルに届いたリークで、「ニューカッスルはブルーノ・ギマランイスを5000万ポンドで手離す用意がある」という話でした。発信源は、マグパイズの共同オーナーだったアマンダ・ステイブリーといわれていますが、本人は否定しています。

とあるルートから情報を受けたアーセナルが打診したのは事実のようで、ニューカッスルは「ばかげている」と一蹴。6000万ポンドという2度めのアプローチに対しても、「1億ポンドで全額前払い」というラインを譲っていないそうです。クリアされたボールをトラップしたアーセナルは、「高額の移籍金を支払う」「交渉で引き下げる」「諦める」の三択を迫られています。

「アーセナルが獲得したがっていると聞いたブルーノ・ギマランイスが移籍志願」という話は、微妙にニュアンスが違うようです。代理人は「売却してほしい」とプレッシャーをかけているのですが、クラブに感謝しているキャプテンは「納得できるオファーがあったら、移籍を認めてほしい」といっているそうです。最終的に残留となっても、問題はないでしょう。

ニューカッスルの地元メディア「クロニクルライブ」のリー・ライダー記者のレポートも大筋は同じで、「アーセナルからリークされた5000万ポンドは、正式なオファーではない」といい切っています。アンソニー・ゴードンとトナーリの売却で1億6930万ポンドを手に入れたクラブに、2030年まで契約を延長できる選手を急いで売る理由はありません。

トナーリの後釜を獲得しなければならないューカッスルは、クラブ間合意に到達していたフライブルクのヨハン・マンザンビをアストン・ヴィラにハイジャックされています。アーセナルにとっては、チャンスが遠のくバッドニュース。マグパイズが高額の移籍金でセントラルMFを獲得しない限り、重い扉は開かないでしょう。29歳のベテランに1億ポンドはさすがに…。


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