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【Brentford×Tottenham】最終ラインは大混乱、若手はミス連発でスパーズ惨敗!

マンチェスター・ユナイテッドが昇格クラブに足をすくわれた5時間後、ロベルト・デ・ゼルビのスパーズが予想外の惨敗を喫しました。敵地Gtechコミュニティとはいえ、ブレントフォードに3-0…!アーチー・グレイ、ファン・ヘッケ、セネシ、ロバートソンと、新戦力が3人もいる急造の最終ラインはあまりにも脆く、ベリヴァルの中盤センターも無謀だったというべきでしょう。

開始3分の左サイドからのFKをイェンセンが直接狙うと、ボックスの外に出たCKを右足で叩いたルイス・ポッターはフリー。いずれも何とかクリアしたものの、カットしたボールを強引にドリブルで運ぼうとしたベリヴァルが奪われてしまいました。アイエルがボックス左のイェンセンにつなぎ、クロスがニアに入ると、ヘディングを左に外したコリンズはノーマークでした。

経験豊富なセントラルMFなら、サイドに出ていたトナーリにつないでいたでしょう。7分にアーチー・グレイを切り返しでかわしたルイス・ポッターは、迷わずニアにクロス。ファン・ヘッケの足に当たったボールはファーに抜けていったのですが、ニアに走り込んだイェンセンがフリーだったのは、ベリヴァルがついていかなかったからです。

ヤネルカのCKを頭で合わせたワッタラにも誰も寄せておらず、開始8分で打たれたシュートは4本、決定的なシーンが2回。大混乱のスパーズの失点は、時間の問題でした。右サイドでキープしたサンガレが、ワッタラとのシンプルなワンツーでボックス右に出たのは12分。フリーで出したグラウンダーがルイス・ポッターに通り、イージーなワンタッチがネットを揺らしました。

コースを切ろうとしていたセネシが出した足は届かず、アーチー・グレイはルイス・ポッターの動きが見えていなかったようです。ロメロ、ジェド・スペンス、ヴシュコヴィッチを売却し、ファン・デ・フェンとペドロ・ポロが負傷欠場となったチームは、この布陣しか選択肢がなかったのでしょう。デ・ゼルビ監督は、細かい指示を出せるハーフタイムを待つしかありません。

19分には、アイエルが右から出した浮き球をイゴール・チアゴがヘッドで合わせ、ボールはクロスバーにヒット。直前のサイドチェンジをボックス右で受けたコリンズがオフサイドを取られましたが、このシーンも中央の4人が無力でした。ロングフィードをシャーデが頭で流し、イゴール・チアゴが左から裏に抜けたのは31分。中央のワッタラはロバートソンを振り切っています。

ラストパスは文句なし。ワッタラのトラップミスを守護神キンスキーがクリアし、スパーズは望みをつなぎました。GKのキックが、自陣に引いたリシャルリソンに届いたのは32分。競りかけたアイエルが触ったボールがこぼれると、イェンセンを抜こうとしたベリヴァルが奪われてしまいました。右足のミドルはキンスキーがファンブル。詰めたヤネルカが悠々と流し込みました。

前半のシュートは11対3、オンターゲットは3対0。デ・ゼルビ監督はハーフタイムにベリヴァルとコナー・ギャラガーを下げ、マテウス・フェルナンデスとベンタンクールをピッチに送り出しました。後半頭からの2枚代えは、「戦い方と人選を間違えました」と白状したようなものです。逆襲が始まるかと思いきや、49分の3点めで勝負が決してしまいました。

右からのCKがファーに入ると、コリンズをケアしていたアーチー・グレイは競り合わず、ニアの落としたボールをサンガレが左足のボレーで叩きつけました。キンスキーが左に弾いたボールを、カヨデがプッシュ。この日のスパーズに3発は無理…いや、19歳のマイキー・ムーアに自信と落ち着きがあれば、この後の10分で追いついていたのかもしれません。

マティス・テルとマテウス・フェルナンデスが仕掛けた速攻で右から上がり、フリーのシュートをGKの正面に打ったティーンエイジャーは、ロバートソンがラインの裏に抜けた52分の決定機も、ダイレクトショットを置きにいってしまいました。2分前を再現するかのようにGKがキャッチすると、頭を抱えて顔をゆがめています。

3つめのチャンスは、イゴール・チアゴがPKをポストに当てた後で、マテウス・フェルナンデスのサイドチェンジをカットしようとしたルイス・ポッターが触れなかったシーンです。トラップでSBの裏を取ったマイキー・ムーアは、右足に持ち替えるまではスムーズだったのですが、左を狙ったフィニッシュはコースが甘く、ケレハーのビッグセーブに阻まれました。

ラスト30分をオンターゲットゼロで過ごしたスパーズは、最終ラインの混乱と若手のミスによる必然の惨敗というしかありません。結果論ではなく適性と経験値の問題で、トップ下のコナー・ギャラガーとセンターのベリヴァルは逆にしたほうが安定を得られたでしょう。バック4に新戦力を3人も入れるなら、他のポジションは適材適所を重視すべきだったのではないかと思います。

開幕戦で抜擢された若手は、揃って苦いスタートでした。アーチー・グレイはマークミスが多く、マイキー・ムーアは決定機を活かせず。ベリヴァルはワンツーでサンガレに置いていかれた後、自陣での軽率なタッチを刈り取られ、2失点の元凶となりました。そんななかでも、ロバートソンの攻め上がりとマテウス・フェルナンデスのパスワークは収穫といえるでしょう。

ペドロ・ポロとファン・デ・フェンが戻ってくれば、最終ラインは落ち着くのか。サイドアタックは、サヴィーニョによって強化されるのか。デ・ゼルビ監督の戦術が浸透するまでに、どれだけポイントを獲得できるかが最終的なポジションを決めるキーポイントのひとつとなりそうです。次節は戦力ダウンのニューカッスル。ホームで負けるわけにはいきません。


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