2026.08.24 移籍ニュース2026-27移籍ニュース
未だ戦力不足のリヴァプールとマン・シティは、ウイングと中盤を強化できるのか?
「すべてのポジションにトップレベルの選手を2人ずつ配置したかった」「カーティス・ジョーンズは残しておきたかった」「ウイングは充分ではない」「この2週間はとてもイヤな気分だ。不確実なことばかりだからだ」。ボーンマスからやってきた指揮官が率直に吐露した苛立ちは、マージーサイドのサポーターたちの嘆きでもあるといえるでしょう。
プレミアリーグのビッグクラブで、補強が遅れているのはリヴァプールだけではありません。「選手が退団を望んでいたら、引き留めるのはとても難しい。ロドリもそうだった。サヴィーニョにも同じことが起きている。彼は最初から、辞めたいといっていた」。ペップの後継者としてマン・シティを率いるエンツォ・マレスカ監督も、不安な日々を過ごしているようです。
ベルナルド・シウヴァ、アカンジ、ナタン・アケ、トラフォード、ジョン・ストーンズ、そしてロドリ。ここまでは織り込み済みで、中盤センターにはエリオット・アンダーソンが加わっています。しかし最近になって、レインダースがアル・カディシアに向かい、サヴィーニョはスパーズに移籍することになりました。
プレミアリーグで53試合2ゴールというプアなスタッツのサヴィーニョが、8500万ポンドというありえない高額となったのは、スパーズとの間でオマル・マルムシュとのセット販売が成立しているからでしょう。フランクフルトから5900万ポンドで獲得したマルムシュの売り値を同額に設定すれば、セルオン条項に記されている15%の支払いを回避することができます。
総額1億4400万ポンドで妥結したパッケージを、テクニカルに分割したディールは、ドイツからツッコミが入る可能性があります。いや、ビジネスの話は別な場で語ることとしましょう。ここで確認しておきたいのは、ペップとともに黄金時代を築いたキーマンたちが、続々とマンチェスターに別れを告げていることと、後釜の獲得が進んでいないという事実です。
リヴァプールとマン・シティは、残り10日を切ったトランスファーマーケットで戦力を強化できるのでしょうか。より希望が感じられるのは、マージーサイドです。パリ・サンジェルマンのブラッドリー・バルコラがUEFAスーパーカップをベンチで終え、レンヌとの開幕戦のメンバーからも外れたのは、移籍する可能性が高いからでしょう。
ヤンクバ・ミンテには6000万ポンドのオファーを提示しており、ブライトンが要求する7000万ポンドに迫っています。両者ともに個人条件は問題がなく、経営ボードとリチャード・ヒューズSDが2億1000万ポンドを投じるかどうかにかかっています。前線の枚数が不足している現状で、新たな補強ゼロという着地はないでしょう。むしろ気になるのは、中盤の頭数です。
対してマン・シティは、ようやくリールのアイユーブ・ブアディがクラブ間合意と報じられました。移籍金は8140万ポンド、アドオンが430万ポンド。総額1億ユーロは、18歳のMFの値段とは思えません。これによって、マレスカ監督はマーク・グエイを中盤にまわさなくても戦えるでしょう。ただし、最重要ターゲットと目されているエンソ・フェルナンデスの続報はありません。
オプションとして、ローマのマヌ・コネとボーンマスのアレックス・スコットの名前が挙がっていますが、こちらも話が進んでいる気配はなさそうです。現在、確実に動いている唯一のディールは、パルメイラスのウインガー、アラン・エリアスですが…。ブラジルでの過去2シーズンは、97試合11ゴール13アシストという凡庸な数字です。
ブラジルのユースの代表に選出されたことがない22歳の選手が、セメンヨやドクとポジションを争う姿は想像できません。ファブリツィオ・ロマーノさんがここ数日で、マン・シティの補強について触れたのは、アイユーブ・ブアディが合意に至るまでのプロセスと、「アランが3400万ポンドで獲得に近づいている」という速報だけでした。
両者ともにウイングと中盤が足りず、右サイドの守備にも不安を抱えています。スパーズという噂があるガクポと、ニューカッスルから声がかかったニコ・ゴンザレスの去就も大いに気になります。パリから朗報は届くのか。チェルシーのセントラルMFは動くのか。いつもながら、夏のトランスファーマーケットは最後まで目が離せません。
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