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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ズラタン、ポグバ、ロホがついに復活!反撃体制が整ったマンチェスター・ユナイテッドに注目!

それぞれ予想以上に早く、しかもトリオで同時に戻ってくることになりました。ズラタン・イブラヒモヴィッチ、ポール・ポグバ、マルコス・ロホ。プレミアリーグ12節、オールド・トラフォードにニューカッスルを迎える一戦のプレスカンファレンスで、モウリーニョ監督が3人ともスカッドに合流させたと明言しています。ポグバは9月12日に行われたチャンピオンズリーググループステージ初戦のバーゼル戦以来、ズラタンとロホは、アンデルレヒトと戦った4月のヨーロッパリーグ準々決勝セカンドレグが最後のゲームでした。

「ポグバがいるかいないかは、試合におけるわれわれのアプローチに影響を及ぼす。単純な話だ」「昨シーズン、われわれはすべての時間をズラタンと一緒にプレイした。今季は彼なしで戦う方法を学ばなければならなかった」「キャリアに影響するような重要な負傷と戦える信じられないパーソナリティ。2017年中に戻ってくるといっていたが、12月31日と11月中旬では全然違う」(ジョゼ・モウリーニョ)

指揮官の言葉を聞いていると、チームにとっていかに彼らが重要か、今回の復帰をどれだけ心待ちにしていたかが伝わってきます。昨季公式戦で46試合28ゴール、プレミアリーグでは28試合17ゴール。EFLカップとヨーロッパリーグを制することができたのは、絶対的エースがここぞというシーンで決め続けてくれたからです。ズラタンの復帰の恩恵を最も受けるのは、プレミアリーグ開幕以来、最前線でプレッシャーを受け続けてきたロメウ・ルカクではないでしょうか。精神的な負担は軽減し、年末年始のタイトなスケジュールをひとりで耐える必要がなくなります。ズラタンとルカクが前線に並ぶ3-5-2や4-4-2が機能すれば、相手のチェックを分散させることができるでしょう。「いい選手たちが一緒にプレイするのは簡単なことだ」。モウリーニョ監督は、フィジカルモンスターを並べた2トップの導入を視野に入れていることを示唆しています。

プレミアリーグ開幕から4戦3勝1分、1試合平均3ゴールと上々のスタートを切ったチームには、4戦2ゴール2アシストと前年よりもゴールに絡めるようになったポール・ポグバがいました。彼を失ったマンチェスター・ユナイテッドは、リヴァプール、トッテナム、チェルシーとの上位対決で1ゴールしか決められず、中盤のキープ力と最前線を一発で変える的確なロングフィードの重要性を思い知りました。ハムストリングの負傷は思いのほか重く、12試合を失うことになりましたが、チームはその間9勝1分2敗とまずまずの戦績で耐え抜きました。彼とフェライニ、キャリックが復帰すれば、ようやくマティッチを休ませることができます。直近7試合は3ゴール以上のゲームがなかったマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグ屈指のインサイドMFの復活でカウンターの切れ味を取り戻すはずです。

現在のチームにおいて、CBのベストチョイスはバイリーとフィル・ジョーンズですが、安定感を増したイングランド代表CBは常に負傷リタイアの不安と向き合っており、先日のドイツとのフレンドリーマッチで、前半の半ばについに立てなくなってしまいました。ロホのカムバックによって、バイリーとのコンビでフィル・ジョーンズの穴を埋められるようになり、リンデロフ、スモーリング、トゥアンゼベらを加えた3バックのクオリティを上げることもできるでしょう。FAカップが始まる前に、最終ラインで体を張れるCBを加えられたのは、モウリーニョ監督にとって相当大きな「補強」だったのではないでしょうか。

「彼には、90分間フル出場したり毎試合プレイしたりすることは期待できない。彼は自分のレベルに戻る時間が必要だ。フィットネス、シャープネス、すべてにおいて」。指揮官は、ズラタンについては当面スーパーサブのような形で起用し、フィットネスを高めてもらうつもりのようです。ポグバとロホは、不安さえ払拭されれば早晩フルタイム出場となるでしょう。このメンバーが揃っても、年末までにマンチェスター・シティの差を詰められなければ、今季は相手が悪かったとプレミアリーグ優勝は諦めます。日本時間で19日2時30分。ニューカッスル戦が、俄然楽しみになってまいりました。

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