2026.09.08 プレミアリーグ観戦記2026-27プレミアリーグ観戦記
カラフィオーリ、ウーデゴーア、カイ・ハヴェルツ…昨季は揃わなかった異能戦士が絶好調!
ウーデゴーアは度重なる負傷でトップフォームを取り戻せず、まともにプレイしたといえるのは年末年始だけでした。長期離脱を強いられたカイ・ハヴェルツのリーグの先発は7試合で、12試合2ゴール3アシストは不本意でしょう。12月に筋肉を痛めたカラフィオーリは、後半戦のフル出場はフラム戦のみ。サカのゴールとアシストが、両方とも2ケタに乗らなかったのは5年ぶりです。
マルティネッリはゴールを決められず、ギョケレスは初めてのプレミアリーグに戸惑い、エゼは好不調の波があり、ミケル・メリノは2月からリタイア。先発から外せなかったデクラン・ライスとズビメンディは疲労困憊で、今振り返ると優勝できるコンディションではありませんでした。悲願のトロフィーとCL準優勝は、チームにとって大きな自信になったことでしょう。
新たなシーズンの始まりは、サリバとティンバーが不在ではあるものの、モスケラ、コンサ、ベン・ホワイトが穴を埋めています。コミュニティーシールドでマン・シティを撃破した後、コヴェントリー、アストン・ヴィラ、チェルシーに3連勝を遂げた最大の要因は、異次元空間を創り出す4人が全員元気だからでしょう。9ゴールはすべて、オープンプレーです。
チェルシー戦の勝利の決め手は、彼らの異能が凝縮したファインゴールでした。左サイドのツォリスにパスを出したカラフィオーリは、そのままボックス左をめざし、ペドロ・ネトが着いてこないとわかった瞬間、ラクロワに寄ってから外に流れています。CBが誘い出されたため、中央は2対1。リース・ジェームズは「ウーデゴーアを追わなかった人」のようになってしまいました。
右手を挙げてパスを求めたカイ・ハヴェルツは、自分の背後に出たのを見て、ウーデゴーアの走り込みに気づいたのでしょう。トラップと見せかけて、ぎりぎりでスルー。ストライカーに体を寄せていたフォファナは、ウーデゴーアがエミ・マルティネスと向き合うのを呆然と眺めるしかありませんでした。最大の功労者は、中央を数的優位にしたカラフィオーリでしょう。
決勝ゴールをど真ん中に蹴り込んだウーデゴーアは、チェルシー戦ではプレイのバリエーションが多彩で、トータルのパス本数とボールキャリー、プログレッシブアクションが両チームを通じて2位でした。「テレグラフ」のサム・ディーン記者は、カラフィオーリのポジションを「SB、左ウイング、トップ下、右ウイング、CF」と説明し、新たなネーミングが必要といっています。
フリーローミング・レフトバック?プレイメーキング・レフトバック?ユニコーン・レフトバック?いわんとしていることを意訳すると、「自由すぎる変態レフトバック」でしょうか。かつてのジンチェンコは、「左サイドを主戦場としながら中盤をサポート」でしたが、現在のSBは「左サイドからスタートして全ポジションをビンゴ」というカオスに進化を遂げてしまいました。
最前線のカイ・ハヴェルツは、シロウトみたいなトラップとピンポイントのミドルが共存する不思議なプレーヤーですが、今季は意外なスタッツがあります。3節までの平均走行距離11.5kmは、ストライカーのなかではダントツのリーグ1位。チェルシー戦のスプリントの最高時速34.1kmは、両チームを通じてTOPです。ペドロ・ネトやジョアン・ペドロのほうが速そうですが…。
ウーデゴーア、カイ・ハヴェルツ、サカは開幕からの3試合で2ゴール、コミュニティシールドで先制ゴールのカラフィオーリは2アシスト。サカは安定品質で、ケガさえなければ昨シーズンの7ゴール7アシストを超えてくるでしょう。4人の異能戦士がシーズンを通じて活躍できれば、バルセロナ戦やパリ戦が楽しみになります。どうか、最後までご無事でお過ごしください。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!




コメントを残す