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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Burnley×Arsenal】危なかったアーセナル…バーンリーに3戦連続の追加タイム決勝ゴール!

2014-15シーズン以降のプレミアリーグとFAカップで、アーセナルはバーンリーに5連勝。昨季のアウェイでは、93分のコシールニーの決勝ゴールがハンドではないかと騒がれ、1月のエミレーツでは98分にアレクシス・サンチェスがPKを決めるという劇的な勝利を収めています。6勝4分2敗でプレミアリーグ7位と好調のバーンリーに対して、アウェイのアーセナルは苦戦するだろうと予想していたのですが、想像通りの接戦の最後に歴史は繰り返されました。92分、アレクシス・サンチェスPK成功!ジャカが左に浮かしたボールをコラシナツが頭で中に入れた瞬間、ニアにいたラムジーがタルコフスキと絡んで転倒。レフェリーは迷わずスポットを指示しました。プレミアリーグでは珍しく追加タイムは2分しかなく、外したら間違いなくスコアレスドローです。7番のキックがGKポープのグローブをかすめてネットに刺さると、ターフ・ムーアにグーナーの絶叫が鳴り響きました。アレクシス・サンチェスは6戦5発とすっかりバーンリーキラーです。

開幕前は、この試合が「勝ったほうが4位」という試合になるとは、誰も想像できなかったでしょう。失点がひとケタのバーンリーは、マンチェスター勢に次ぐ少なさです。チェフ、ムスタフィ、コシールニー、モンレアル、ベジェリン、コラシナツ、ジャカ、ラムジー、イオビ、アレクシス・サンチェス、ラカゼット。エジルがいればベストメンバーだったアーセナルは、思いのほかスロースタートです。5分、右サイドからきわどいクロスを入れたのはアイスランド躍進の立役者グドムンドソン。1分後には敵陣でボールを奪ったロビー・ブレイディが右のヘンドリックに展開し、アシュリー・バーンズにハイクロスが届きます。コシールニーが冷静に対応してシュートは打たせなかったものの、高さが足りないガナーズの3バックはアーリークロスをケアしなければなりません。

15分、決定的だったバーンリーのショートカウンター。ヘンドリックから右のグドムンドソンにパスが渡ると、アグレッシブに突破を図ったアイスランド代表MFが強烈なシュート。決まったかと思った瞬間、チェフが左手に当てるビッグセーブを披露し、ポストにヒットしたボールはピッチに跳ね返りました。18分、今度はアーセナルがカウンターから決定機。左に流れていたラカゼットが縦にスプリントしてクロスを上げると、ニアでフリーだったラムジーはボレーをミートできずに左に外してしまいます。21分、CKのこぼれ球を走り込んで叩いたデフールはDFに当て、左からのロングクロスをゴール右で折り返そうとしたヘンドリックのヘディングは、飛び出してコースを切ったチェフが手を伸ばしてブロックしました。

モンレアルのロングシュートが右に外れたのは27分。右からのラストパスを受けたアレクシス・サンチェスは、ベン・ミーをかわした後にタルコフスキのチェックに引っかかりました。39分にブレイディのFKが右隅を襲うと、チェフはこれも弾き出して先制を許しません。前半は0-0。効果的なアタックを仕掛けれなかったガナーズは、後半も苦労させられます。48分、アシュリー・バーンズが右から抜け出したカウンターは、ヘンドリックからパスをもらったブレイディのキックをコシールニーがカット。アーセナルもコラシナツやラカゼットがシュートチャンスをつかむものの、DFを振り切ることはできず、GKポープを脅かすようなシーンはありません。

57分、グドムンドソンのロングシュートはチェフがキャッチ。左サイドから攻める時間が増えたガナーズは、63分にアレクシス・サンチェスがニアに浮かしたボールをラムジーがボレーで狙うも、わずかに高くクロスバーを越えてしまいます。ヴェンゲル監督は67分にイオビを諦め、ジャック・ウィルシャー投入。70分に左からウォードが仕掛けた速攻は、ブレイディの珍しい右足シュートをコシールニーがカットし、こぼれ球に反応したデフールはミドルレンジから打ち上げてしまいます。

79分、ショーン・ダイチェ監督がデフールをクリス・ウッズにチェンジすると、ヴェンゲル監督はラカゼットをウェルベック。80分のウィルシャーのシュートもDFに当たって右に逃げていきます。バーンリーは、素晴らしかったと思います。チェフの再三のビッグセーブがなければ、スコアは逆だったかもしれません。しかし、最後に勝ち点3をゲットしたのは今回もアーセナルでした。シュートブロック数がプレミアリーグNo.1のチームに17本のシュートをことごとく止められたチームは、千載一遇のチャンスを得て幸運な勝利に辿り着きました。こういう試合を勝ち切れるかどうかが、最終結果に色濃く反映されます。次節、エミレーツでマンチェスター・ユナイテッドを倒せれば、アーセナルは2位に勝ち点1差に迫ることができます。鬼門の11月を3勝1敗で切り抜けたクラブが、12月の厳しいスケジュールのなかで、首位マン・シティにどこまで迫れるかに注目したいと思います。

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“【Burnley×Arsenal】危なかったアーセナル…バーンリーに3戦連続の追加タイム決勝ゴール!” への3件のフィードバック

  1. しゅん より:

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    なんとか勝ち点3を拾えてほっとしてます。
    ここ数シーズンの素晴らしいパフォーマンスの次の試合で散々な試合内容になることが多く、今回もその通りになって、前半はフラストレーション溜まりました。
    ただそんなパフォーマンスのなか、無失点で終えて、後半に切り替えれたのが結果に繋がったと思います。

    エジルの代わりのイウォビはいい突破をいくつか見せてましたし、いい成長を見せてくれることを期待したいです。

  2. トマシュ より:

    前半は相手が仕掛けてきたインテンスゲームをなんとか守備で凌ぎ、後半は自分たちのペースに。最後にPKもらって1-0で勝つ。まるで強豪チームみたいです。(笑)

    攻撃が低調だった中、よく守ってくれたなぁと。特にツェフ。彼のことをそこまで高く評価してないのですが、今日の試合はすごかった。勝ち点3をとれたとなればなおのこと。MOMでした。thanx a bunch

  3. makoto より:

    しゅんさん>
    バーンリーが素晴らしかったですね。こういう試合を勝てたのは大きいですね。

    トマシュさん>
    チェフ、やってくれましたね。完璧でした。

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