イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ドリブル成功本数とCK獲得はリーグ1位…スパーズはなぜ、ゴールを決められないのか?

プレミアリーグ開幕から4試合で、2分2敗の2ポイント。マルムシュ、サヴィーニョ、ムドリク、マテウス・フェルナンデス、トナーリを獲得し、前線と中盤をリニューアルしたスパーズは未だノーゴールです。平均ポゼッション59.8%はブライトン、マン・シティ、マン・ユナイテッド、リヴァプールに次ぐ5位。中盤で主導権を握る時間が長く、パス成功率88.7%は3位ですが…。

1試合平均11.5回のドリブル成功も1位で、マティス・テルの10回はイプスウィッチのファタウと並んでNo.1。彼らの後ろには、9回のマルムシュとサヴィーニョがいます。ちなみに首位のアーセナルは4.3回で、コヴェントリーとともにワーストです。前線の突破力を活かしてゲットした27本のCKもTOPで、決めるチャンスはあるはずですが、シュートとなるとトーンダウンします。

1試合あたり12.8本は、ビッグ6では最下位となる12位。オンターゲット3.0本は19位で、下にいるのは4試合で1ゴールのアストン・ヴィラだけです。スパーズはなぜ、決められないのか。先週末のエヴァートンとのホームゲームは、立ち上がりから素晴らしいパスワークでゲームを支配していたのですが、タッチミスとジャッジミスで決定機を逃し続けました。

5分に左からファーに蹴ったロバートソンのFKは、フリーで走り込んできたファン・ヘッケの足元に落ちる絶妙なボールだったのですが、ハーフボレーはクロスバーの上。1分後、アーチー・グレイの縦のフィードで抜け出したサヴィーニョがニアに折り返すと、マテウス・フェルナンデスはノーマークでした。ダイレクトで左隅を狙ったら、今季初ゴールだったかもしれません。

トラップが前に流れたため、コースを塞いだブランスウェイトにブロックされてしまいました。この直後、サヴィーニョのクロスをバイシクルで打とうとしたソランケは空振り。9分に左足のミドルをデューズバリー=ホールにブロックされたアーチー・グレイは、左でパスを要求していたマルムシュに出したほうが可能性は高かったはずです。

12分に右から前線に出たマテウス・フェルナンデスは、ファン・ヘッケのフィードを受けて前を向いた瞬間に、なぜ打たなかったのか。ツータッチと切り返しで時間を遣ったため、ブランスウェイトやジェームズ・ガーナーの戻りが間に合い、コースを失いました。一方的に攻め立てながらオンターゲットゼロだった15分が、ノーゴールの理由を語り尽くしているのかもしれません。

最初の枠内シュートは後半に入ってからで、47分のマテウス・フェルナンデスの左足ミドルはピックフォードの正面。GKの軽率なパスをカットした90分のショートカウンターは、ベリヴァルの決定的な一撃をビッグセーブに阻まれました。時間が経つにつれて、勝ちたいという気持ちは「負けたくない」に変容し、セーフティー重視のパスワークになってしまったようです。

「BBC」の「マッチ・オブ・ザ・デイ」でゴール欠乏症の原因を問われたデ・ゼルビ監督は、「問題は最後の30メートルにある」と語っています。個々の技術や戦術より、マインドの改善が必要だとすると、ひとつ勝てばすべてが好転する可能性があります。週末はホームでアストン・ヴィラ。オンターゲットのランキングで最下位を争う貧攻対決です。

夏のマーケットで6人の主力を一気に抜かれたヴィラは、中盤と最終ラインに問題を抱えています。ソランケの後ろにマルムシュを配するなど、攻める姿勢を鮮明にした布陣で戦ったほうが、勝利に近づけるでしょう。サヴィーニョの突破力やロバートソンのフィードを活かすべく、指揮官が腹をくくってリスクを取れば、待望の瞬間が生まれるのではないかと思えてなりません。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す