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【Leicester×Tottenham】2枚看板にやられたトッテナムは、決定機を活かせずレスターに惜敗!

「CL燃え尽き症候群」か、アルデルヴァイレルトの不在が激痛だったのか。10月まで快調に2位を走っていたトッテナムが、プレミアリーグ10節のマンチェスター・ユナイテッド戦に敗れてから調子を落としています。最下位クリスタル・パレスとのホームゲームは1-0で勝ったものの、ノースロンドンダービーは2-0完敗。前節は絶不調のWBA相手にまさかのドローで勝ち点を失ってしまいました。復活を期すレスター戦のベンチには、エリック・ラメラが戻ってきています。ロリス、エリック・ダイアー、ダヴィンソン・サンチェス、フェルトンゲン、セルジュ・オーリエ、ダニー・ローズ、シソコ、デンベレ、エリクセン、デル・アリ、ハリー・ケイン。中盤にハリー・ウィンクスがいないのが気がかりではありますが、一時は降格ゾーンに落ちていたレスターが相手です。さすがにこの試合は、レアル・マドリードを倒したチームが勝つとばかり思っていました。

開始早々から、レスターはラインの裏を狙うジェイミー・ヴァーディにボールを集めています。9分、オルブライトンのCKに合わせたウェズ・モーガンのヘッドは、ゴールラインの手前でダニー・ローズがクリア。ホームチームは惜しくも先制できません。しかし13分、レスターは自陣からパス2本であっさりゴールを決めてしまいます。左サイドのオルブライトンは、ヴァーディがダヴィンソン・サンチェスとエリック・ダイアーの間に入ったのを見逃しませんでした。右足のクロスは正確。ロリスの前に飛び出したストライカーは、ボレーをGKの頭上を浮かして右隅に決めました。スパーズの反撃は16分。ダニー・ローズのインターセプトから縦につながり、ハリー・ケインが走り込んだシソコに落とすと、シュマイケルと1対1のチャンスでフランス人MFはGKに当ててしまい、戻ったイボーラがゴールラインの直前でクリアしました。

ポゼッションはスパーズ、レスターはカウンター狙い。22分、ダニー・ローズのグラウンダーをニアで受けたハリー・ケインは、右足で巻いたシュートをファーポストの上に外します。プレミアリーグ9ゴールのエースは相変わらず動きがよく、ウェズ・モーガンとマグワイアはコースを空けてはいけません。26分、オルブライトンが中に入れたクロスのクリアをエンディディがダイレクトで叩きますが、左にアウト。32分にエリクセンが左から仕掛けたカウンターは、完璧なラストパスをもらったデル・アリがノーマークで左足ボレーを放つも、またもシュマイケルが足でブロック。リバウンドをプッシュした20番は、左に流れていくボールを見て頭を抱えます。

46分、アウェイチームはヴァーディと同様にケアしなければいけないアタッカーを自由にしてしまいました。マフレズが右から得意のドリブル。中に斬り込んでくるのはわかっていたはずですが、フェルトンゲンは間合いを詰められませんでした。左足のミドルがゴール左上に突き刺さり、2-0。ロリスはこれもノーチャンスでした。2点を追うスパーズは、後半に入っても決定機を創れません。54分、ピュエル監督から重宝されているオルブライトンが、左サイドから右足でクロスをフィード。ダヴィンソン・サンチェスとダニー・ローズの間に入った岡崎慎司は、絶好のヘディングを浮かしてしまいました。ポチェッティーノ監督は、57分にシソコを下げてソン・フンミンを投入。ゴール前が厚いレスターの守備は、崩すのに時間がかかりそうです。

69分、スパーズの2枚めは、デンべレをジョレンテ。リスクをとって攻めに出たスパーズは、75分に千載一遇のチャンスをつかみます。ソン・フンミンが右から浮かしたクロスをシンプソンが頭で跳ね返すと、コースが悪くゴール前のエリクセンへ。右足のボレーが決まりと身を乗り出した瞬間、テクニシャンが珍しくキックミスして左に大きくはずれてしまいます。どうした、エリクセン!77分、サポーターが待ち焦がれたであろうレフティがピッチに帰ってきました。エリクセンに代わり、エリック・ラメラ。スパーズの11番をプレミアリーグで見るのは、昨季9節のボーンマス戦以来、13ヵ月ぶりです。

2分後、いきなりラメラが復帰戦でアシストを記録します。ソン・フンミンのパスをレフティがタイミングよく縦に流すと、容赦ないシュートをセオリー通りニアのGKの肩越しに叩き込んだのは、やっぱりハリー・ケイン。チルヴェルとマグワイアがマークの受け渡しをうまくできず、最も危険なアタッカーを一瞬フリーにしてしまいました。1-2、まずは同点、そして逆転。ソン・フンミン、ハリー・ケイン、ジョレンテとストライカーをフル稼働させたスパーズは、82分に追いつくかと思われました。ラメラのパスを右サイドで受けたセルジュ・オーリエのクロスは完璧。巧みに体を入れ替え、ウェズ・モーガンの裏に入ったジョレンテはまさにストライカー。ところが、ゴール前3メートルからのボレーはクロスバーを越えてしまいました。

2-1、突然の急ブレーキ。最終ラインを落ち着かせてくれるアルデルヴァイレルトを失ってから、斜めに走ってくる選手を捕まえきれないシーンが目立ち始め、プレミアリーグ4試合で5失点と守備に綻びが生じています。レアル・マドリードに勝ってからの公式戦5試合は、ハリー・ケインとソン・フンミン以外のゴールはゼロ。デル・アリは、好調時の自信たっぷりなプレイが影を潜めています。ワールドカップ欧州予選のプレーオフでハットトリックを達成したエリクセンは、母国に何かを置き忘れてしまったのでしょうか。フィニッシュの手前ではさすがとうならせるプレイはあるものの、ゴール前で冷静さを欠いてしまいました。シュマイケルの素晴らしいセービングもあり、4度の決定機をものにできなかったスパーズ。どれかひとつでも決めていれば、別な試合になっていたでしょう。相変わらずエースが絶好調のチームは、攻守ともに歯車が狂い始めているようです。

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“【Leicester×Tottenham】2枚看板にやられたトッテナムは、決定機を活かせずレスターに惜敗!” への1件のコメント

  1. 肥高直樹 より:

    勝負弱いなあ〜スパーズネガですが今年は4位キープですかね。あとCLでどれだけ頑張れるかですね。厳しいようだがプレミアリーグ制覇は100年たっても無理‼️これじゃあ。

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