2026.09.21 プレミアリーグ観戦記2026-27プレミアリーグ観戦記
【Fulham×MAN.UTD】右サイドを崩されたマン・ユナイテッド、幸運なミドルで何とかドロー!
まずは先発の11人を確認しましょう。GKラメンス、DFダロト、マグワイア、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー。センターはティーレマンスとメイヌー、2列めはエンベウモ、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、トップはマテウス・クーニャ。前線のサブはメイソン・マウント、ザークツィー、シェイ・レイシーのみ。オプションはないと考えたほうがよさそうです。
立ち上がりのアタックをしのいだアウェイチームは、5分すぎからポゼッションを取り、縦のパスコースを探しています。フラムはサイドからの速攻に徹しており、7分のイオビのアーリークロスはラメンスがキャッチ。9分のショートコーナーから空中戦が繰り返され、ボックス手前に出たボールを叩いたリサンドロ・マルティネスのボレーは、レノが素晴らしい反応でセーブしました。
マン・ユナイテッドのアタックは、ペースアップのきっかけとなるパスの精度が低く、シュートレンジにボールが届かない時間が続いています。17分に左から上がったイオビがラインの裏にラストパスを出すと、マグワイアの裏に抜けたゴンサロ・ガルシアのタッチは右にアウト。24分にダロトが放った左足のミドルは、左のポストの外に逸れていきました。
エンベウモの斜めのパスで、マテウス・クーニャがボックス右に入ったのは25分。アッフェングルーバーを抜き去った10番がニアに転がすと、ブルーノ・フェルナンデスのラストタッチは左のポストに弾かれました。28分には、左サイドのイオビの絶妙なクロスがファーに上がり、フリーのジョシュア・キングがハーフボレー。ラメンスが冷静にセーブし、事なきを得ています。
1分後のサイドアタックも起点はイオビで、縦パスをもらったアントニー・ロビンソンがファーにクロスを上げました。ゴンサロ・ガルシアとオスカー・ボブがフリーだったのですが、レアル・マドリードから来た7番のボレーはミスタッチ。オスカー・ボブがイオビにつなぎ、落としをダイレクトで叩いたサンデル・ベルゲの一撃は、右に飛んだラメンスが外に弾き出しました。
ビッグチャンスを逃したフラムは、30分にもカットインしたイオビがオスカー・ボブにつなぎ、フリーのシュートが左のポストぎりぎりにいっています。直後のマテウス・クーニャのミドルは、シェイ・チャールズの足に当たって右のポストにヒット。オスカー・ボブがイオビに展開した32分のカウンターも、ダロトのサイドです。
左からのクロスに走り込んだジョシュア・キングは、ルーク・ショーを難なくかわして左隅を狙ったのですが、ラメンスが右足に当てるビッグセーブ。「ベンチにはマズラウィがいる」と書き残しておきたくなる展開です。39分に右から中央に持ち込んだダロトから、ブルーノ、ラシュフォードと左につなぐと、9番のダイレクトショットはレノの正面でした。
42分、ゴンサロ・ガルシアとワンツーをかわしたイオビがマグワイアの背後へ。ラメンスの飛び出しが間に合い、依然として0-0です。44分に右から突破を図ったマテウス・クーニャが折り返すと、エンベウモが触ったボールがフリーのラシュフォードの足元へ。右足のボレーが決まるかと腰を浮かした瞬間、ボールはクロスバーを越えていきました。
63分、自陣でのボール奪取からメイヌーが出した縦パスは無謀で、マテウス・クーニャをつぶしたバッシーに奪い返されました。左足のシュートはラメンスがセーブしたのですが、リサンドロ・マルティネスの足に当たってオウンゴール。ベンチにいるメイソン・マウントとザークツィーは、この時間帯で入れてもゲームチェンジャーにはなりえないでしょう。
67分のショートコーナーから、ラシュフォードが右のエンベウモに流すと、左隅を狙ったコントロールショットは読んでいたレノがビッグセーブ。74分に倒れ込みながら放ったマテウス・クーニャのミドルも、好調の守護神が左に弾き出しました。直後、カウンターからのケヴィンのミドルは、ラメンスが右に反応してセーブ。ゴールの匂いが漂っているのは、最下位のほうです。
77分にサークツィーに後を譲ったラシュフォードは、足を痛めたのか。メイヌーに代わってメイソン・マウントが入ったのは80分でした。85分、ルーク・ショーが下がってドルグ。ローブロックに苦しめられていたチームを救ったのは、マテウス・クーニャでした。89分の左からのミドルはアッフェングルーバーに当たり、ニアに動いていたレノは見送るしかありませんでした。
3分の追加タイムの猛攻は実らず。1-1のドローは妥当な結果でしょう。サイドを崩せず、クロスは通らず、ミドルはレノが許さず。ティーレマンスが足元へのパスが多く、サイドの連携がぎこちないのは、トレーニングとコミュニケーションが足りないからでしょう。最後の幸運なゴールで、1ポイントを拾えたことに安堵する一戦でした。
フラムの守備陣の集中力と、イオビにボールを集めた的確なアタックを称えつつ、シェシュコを欠いただけで打開策を失うスカッドの薄さを嘆くしかありません。メディアやSNSでキャリック監督の解任論が盛り上がりそうですが、この状況で指揮官にすべての責任を押し付けても、選手たちと後任を混乱させるだけでしょう。
ザークツイーもドルグも現場が残したかった選手ではなく、メイソン・マウントはプレシーズンのテストで合格しなかったのだと思われます。現状のメンバーをうまく活用しながら、カルロス・バレバとアマド・ディアロの完全復活を待つのみです。インターナショナルブレイク明けは、オールフォ・トラフォードで不振のスパーズ。気持ちを切り替えて臨んでもらえればと思います。
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